artscape
artscape English site
プライバシーステートメント
展覧会レビュー
村田真/原久子
9/28-10/2
Shanghai Biennale Techniques of the Visible
9/29〜11/27 上海美術館[上海/中国]
BizArtでのカンファレンスに参加していた人たちとともに集合して、上海ビエンナーレの開会式に向かう。写真、ビデオなど映像作品に焦点を当てた作品が集結。ジェフ・ウォールなどのすでにエスタブリッシュされたアーティストも出しているが、中国の作家のものが多く、いろいろな情報収集という意味では有り難い展覧会だ。日本からも、この企画のために中国人アーティストと初コラボレートした写真家の鈴木涼子、ニブロールらが出品。中国きっての国際派アーティストといっても過言ではないヤン・フードンはLadder to Heaven Video Groupという4人のグループとして参加。オープニングの夜は美術館前の人民公園で深夜までVJや野外プロジェクションなどが続いていた。映像作品ばかりなので、やはり観るのにそれなりに時間を要する。後日もう1度改めて観に出かけた。
[9月28日(火) 原久子]
Odyssey(s) 2004 フランス在住芸術家のグループ展
9/29〜11/15 外灘三号滬申画廊[上海/中国]
台湾出身のマイケル・リンなど中国系の血をひくフランス在住アーティストを集めた展覧会。キュレーションのあり方としてはどうかと思うが、それぞれの作品は面白い。ただ、横浜トリエンナーレやハピネス展(森美術館)にも出品していて日本でも評価の高いアデル・アブデセメッドの7つのモニターで観せる映像インスタレーション作品(ハピネス展にも出品していた作品)は、モニターサイズが大きすぎたため子猫ちゃんが親猫のようになっていて可愛さが半減していた。
auraやddmなど大箱の美術のためのスペースは、ラウンジや資料閲覧などの場所を設けるなどしていて、カッコいいけど、オルタナティブな雰囲気を残している。しかしここ外灘三号は、超スマート。1階にはアルマーニのショップがあり、会員制の高級レストランなどが入っているビルにあり、かなりバブリーなスペースで、作品よりも上海(あるいは中国)の経済力の底力を見せつけられた思いがした。
[9月29日(水) 原久子]
鳥とともに/須田悦弘
9/28〜10/27 日本芸術院[東京]
鳥とともに/須田悦弘
日本芸術院というアナクロな場所で、所蔵品による鳥をテーマにしたアナクロな展覧会をやっていたのだが、それはどうでもいい。そのアナクロな建物の中庭に面したガラス窓の外に、須田悦弘の植物彫刻がひっそりと置かれているのだ。日本芸術院会員以外のアーティストがここで作品を展示するのは異例のことではないかしら。もっとも須田自身、日本芸術院という存在自体を知らなかったらしいから、ありがたみもなにもないのだが。
[10月1日(金) 村田真]
マティス展
9/10〜12/12 国立西洋美術館[東京]
マティス展
どう見てもヘタだと思う。こんなにヘタな世界的巨匠はほかにいないでしょう。セザンヌだってもっとうまいぞ。たぶんマティスはいわゆる「うまい絵」を拒否し続けたんでしょうね。かといって岡本太郎みたいに「うまくあってはならない」というスタイルを確立したわけでもなく、つねに1から描こうとした。そこがすごい。でもそれが結果的にだれも真似のできない、というか、だれも真似しようとしないマティスのスタイルを決定しているのだが。
[10月1日(金) 村田真]
 
Index
9/22-9/26
黄色の庭 弐
日本洋風画史展
福井篤展
荒木経惟展「冬春」
小林正人 星の絵の具
牧谷光恵展「サルのいる花の島」
International Meeting Between Autonomous Cultural Centers Stemming from Citizen and Artistic Initiatives
COLORS:ファッションと色彩展
小沢剛:同時に答えろYESとNO!
9/28-10/1
Shanghai Biennale Techniques of the Visible
Odyssey(s) 2004 フランス在住芸術家のグループ展
鳥とともに/須田悦弘
マティ ス展
10/2
エミール・ノルデ展
奈良美智 From the Depth of My Drawer
ルイージ・プレジッチェ展
GINZA PHOTO STREET 1930s / 2004
イサム・ノグチ、ランドスケープへの旅
濃淡の段階的な推移 風倉匠展
越前谷嘉高展
アトリエ・ワン「街の使い方」展
小松純展
常設展(石川亮)
中村協子展
藤本由紀夫×西宮市大谷記念美術館 美術館の遠足8/10 
10/3-10/7
磯崎新 美術館と住宅
南蛮文化の精華
大島成己展 “Reflections”
第15回ART-EX グレアム・トッド展
TAMA VIVANT 2004 たとえばの新しさ
藤幡正樹 モレルのパノラマ
佐藤時啓 「obscura machina 2004」
10/8-10/13
青木野枝展
「21世紀の出会い──共鳴、ここ・から」
香月泰男展
金沢・まちなか彫刻作品国際コンペティション選抜作品展
アナザームーヴメント
喜多順子「水彩画」
中津川浩章展「まなざしと存在」
マサルとミツル bitter & sweet
10/15-10/17
リアクティヴィティ 反応=再生する可能性
宇治野宗輝「カーマ・オヴ・サバーバン・ヴィラ」
ヴォルフガング・ティルマンス
竹川宣彰展
クリスチャン・ホルスタッド『アメリカン・エキスプレス』
ピーター・ポマー
オラフ・ブルーニング『HOME』
ダグ・エイケン This Moment is the Moment
山口牧生
八木一夫展
クリエーターズミーティング Play Time
10/18-10/20
緑の森の一角獣座・風の塔1995-2004記録
芸術家の家アートセンター
新収蔵品展
美しい、ひと 山川順子展
乃美希久子展 空き家
ミュージアム・シティ・天神2004「芸術家の家を作る」
The Owl Project「交信/更新するカメレオン」
大阪アート・カレイドスコープ OSAKA05 プレイベント
福岡空港児童画展2004
フィレンツェ──芸術都市の誕生
9/19-9/24
岩佐又兵衛
モノクローム絵画の魅力
Wi-CAN Station 2004
マダンTv_千葉中央
メタユニットMRプロジェクト
SPIRAL TAKE ART COLLECTION 2004
草間彌生展 永遠の現在
前ページ 次ページ
ページTOPartscapeTOP 
DNP 大日本印刷 ©1996-2007 DAI NIPPON PRINTING Co., Ltd.
アートスケープ/artscapeは、大日本印刷株式会社が運営しています。
アートスケープ/artscapeは、大日本印刷株式会社の登録商標です。
artscape is the registered trademark of DAI NIPPON PRINTING Co., Ltd.
Internet Explorer5.0以上、Netscape4.7以上で快適にご利用いただけます。