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プライバシーステートメント
展覧会レビュー
村田真/原久子
3/8-3/9
現代美術の手法(7)「創造のさなかに」展 
2/19〜3/31 練馬区立美術館[東京]
創造のさなかに」展 
「完成作品だけでなく、作品が完成にいたるプロセスも含めた展覧会として構想」された同展には、荻太郎、建畠覚造、岡崎乾二郎、青木野枝、吉田亜世美、井上尚子という脈絡のない6人が出品。このテーマ、「ワーク・イン・プログレス」の川俣正や「サステイナブル・アート」の中村政人ならわかる(わかりやすすぎる)けど、絵画・彫刻みたいな完成されたものを見せたがる画家や彫刻家にはどうか。最長老の荻と建畠はテーマにかかわりなくほとんど回顧展のノリだったし(いちおうドローイングをつけて「プロセス」を強調していたが)、吉田亜世美を除いてほかの作家も大差なし。その吉田もいちばんめだつ展示場所を確保したのだから、会期中ずっとつくりつづければよかったのに、そうはいかなかったのか。
[3月8日(火) 村田真]
片岡鶴太郎展‘05 
3/8〜3/21 池袋三越7階催物会場[東京]
片岡鶴太郎展‘05
別にゲーノー人の手すさびに目くじら立てることもないけれど、カネとって人様にお見せするレベルの作品ではないですね。技術的な拙さをワビ・サビと勘違いしてないか。
[3月8日(火) 村田真]
おたく:人格=空間=都市 
2/5〜3/13 東京都写真美術館[東京]
おたく:人格=空間=都市
ヴェネツィア・ビエンナーレ国際建築展における日本館を再現した帰国展。これはおもしろい。写真と立体模型で見せる「おたくの個室」、フィギュアを満載した「レンタルショーケース」、数十万人が集う国際展顔負けの「コミックマーケット」、電気街からおたくの街へと変貌する「秋葉原」など、おたくを立体的にあますところなく紹介している。見ていて飽きない。
[3月8日(火) 村田真]

さすがに最終日とあって最後尾に並ぼうとしたら1時間半待ちと言われた。展覧会ってこんなふうにしてみるもんじゃないよね。そういえば、まえに大阪でフェルメール展があったときは2時間灼熱の屋外で並び、館内に入っても作品にたどり着くのに40分近く待ったことがあった。おたくを自認する人たちの部屋の様子をつくった模型、電気屋街にあるショーケースにはフィギュアなどがぎっしり並び、コミケや電気屋街のジオラマがつくられていた。
[3月13日(日) 原久子]
「川村清雄」を知っていますか? 
2/16〜4/10 目黒区美術館[東京]
「川村清雄」を知っていますか? 
川村清雄といえば、明治天皇の事績を伝える聖徳記念絵画館に唯一幻想風景を提出した画家。それ以外にも、妙に日本的な油絵を描いてアヤシイやつとにらんでいたのだ。同展は、2年前に目黒区美術館に寄贈された川村作品(加島コレクション)を中心に初公開するもの。霞を描いたり板や屏風に描いたり、油絵の日本化を試みたが、あまり成功したとは思えない。極端に横長・縦長の作品が多いのは、高橋由一と同じく日本家屋にサイズと比率を合わせようとしたからか。明治期の洋画家の悪戦苦闘ぶりを知るにはまたとない機会だ。
[3月8日(火) 村田真]
現代郷土作家展──藤原洋次郎と若人たち
2/26〜3/19 姫路市民ギャラリー[兵庫]
ローラ・オーエンズ展
「現代郷土作家展」というシリーズの一環。10代の頃、美大在学時、卒業後のペインティング作品が回顧展的に時間軸にそって並んでいる。タイトルに「若人たち」とついているのは、いっしょに制作をしているグループの活動を紹介しているからだ。このグループは、ハンカチアートと称して正方形の小さなハンカチを用いてつないでゆき、これまでにも野外などパブリックな場所で大きな作品をつくってきた。この展覧会でも部屋の壁いっぱいに花が咲いたような作品をボランティアなどの支援も得て制作。
[3月9日(水) 原久子]
佐藤有紀展
3/7〜3/24 現代中国藝術センター[大阪]
ローラ・オーエンズ展
グリーン、青、オレンジなど春めいた色がキャンバスの上に湧き出すように彩っている。この日、急に春めいて暖かくなったためか、よりそのように感じたのかもしれない。後日、またこの展示は観に行った。
[3月9日(水) 原久子]
上村亮太+フジイ フランソワ「SKYLINE──アレゴリーの輪郭」
2/28〜3/12 Oギャラリーeyes[大阪]
ローラ・オーエンズ展
どうしてSKYLINEというタイトルがこの2人展についていたのか、なぜ上村、フジイというタイプの異なる作家の組み合わせになったのか、についてはよく理解できなかったが、ウサギの頭部が仮面のような帽子になっているフジイの《ウサギ頭巾》にはかなりひかれるものがあった。頭巾をかぶった人物が登場する絵と、脱ぎ捨てられた頭巾だけが地面に落ちている図。
「39サンキュー・アートの日」ということで、画廊に入って「サンキュー」と言ってポストカードを3枚ゲット。おまけをもらうって何だか嬉しい。
[3月9日(水) 原久子]
杉山晶子
3/7〜3/24 ギャラリー風[大阪]
ローラ・オーエンズ展
スパイラル状のモチーフはいったい何なのだろう。たまたま画廊の壁の角度が直角よりも狭くて、左右の壁にかかっている作品をいっしょに見ることのできる位置に立つと、身体ごと吸い込まれそうで、くらりと目眩いが起こる。
[3月9日(水) 原久子]
岡本太郎版画展
3/1〜3/19 ギャラリー・アート遊[大阪]
炎のようにうねる赤、青、黄、黒、群青色。作家名が記されていなくても、すぐだれの作品かがわかるほど特徴のある画面構成。亡くなってから9年たっても、岡本太郎に強く興味をもつ若い人はどんどん増えている。版画ばかりだが、どれもいい値段がついている。
[3月9日(水) 原久子]
Index
2/25
東京藝術大学卒業・修了作品展
シンポジウム「工芸――歴史と現在」 
アルス・ノーヴァ――現代美術と工芸のはざまに
高津美絵展
原倫太郎展 以心伝心
岡村桂三郎展
松山広視展
2/26
押江千衣子―NUDE―
バラリンジ・デザイン展/古代の文化と現代のデザイン
ローラ・オーエンズ 
中川トラヲ展 極小の出来事が僕の行動を決定する
中西信洋展 
3/4-3/5
LAND―ランド
大竹竜太
Nina Lola Bachhuber展
泉太郎 GENIUS Episode1 
染谷亜里可 新作展 字幕
竹岡雄二
大阪・アート・カレイドスコープ OSAKA05 交通するアート/万華鏡的複眼思考のススメ
3/5-3/7
深沢アート研究所 こども造形ワークショップ
TV ムーア アーティストトーク
WONDER SEED
アーキラボ
池田朗子個展
中西信洋 展──満ち溢れているもの
3/8-3/9
現代美術の手法(7)「創造のさなかに」展
片岡鶴太郎展‘05
おたく:人格=空間=都市
「川村清雄」を知っていますか?
現代郷土作家展──藤原洋次郎と若人たち
佐藤有紀展
上村亮太+フジイ フランソワ「SKYLINE──アレゴリーの輪郭」
杉山晶子
岡本太郎版画展
3/10
ジョルジュ・ド・ラ・トゥール
遠藤利克展「空洞説」/VOIDNESS
秋廣誠
アートコミュニケーション―回復II―
村上肥出夫展
石川雲蝶展
オノデラユキ展
3/11-3/16
今日の作家展2005 私をひらく美術
「いま“映像”について考えること」
サイトシーイングバスカメラ
KOKUFUMOBIL 國府理展
SHOWCASE Laurie Ljubojevic展
上村亮太・マトバJOE・渡辺りーな三人展「Peppermint Garden」
VOCA展2005
21世紀の出会い 共鳴、ここ・から
愛・地球博アートプログラム「幸福のかたち」 内覧会
2/19-2/24
orange loop展 芦澤竜一・石川亮・岡田一郎
オダナカ康+館勝生展
小林亜有美展
ドレスデン国立美術館展──世界の鏡
震災から10年 米田知子展
ベラルド・コレクション 流行するポップ・アート
ワークショップ「万目鏡からコンニチワ。〜鏡で探偵!」
ハネ
3/20-3/24
第8回岡本太郎記念現代芸術大賞展
奈良美智展
ゴッホ展
山岸俊之展―COCOONS―
文化遺産としてのモダニズム建築DOCOMOMO 100選展
土屋多加史展
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