|
|
|
|
石川雲蝶展
3/7〜3/12 地球堂ギャラリー[東京] |
|
|
|
|
雲蝶は幕末から明治にかけて江戸で活躍した寺社彫刻の名匠。その彼が中越に赴き13年かけて彫り上げた永林寺の欄間が、東京で公開された。昨年の中越地震で寺が被災したため、このさい見せちゃおうということらしい。華麗な色彩は日光東照宮を彷佛とさせるが、キッチュな艶やかさはそれ以上、ちょっと曽我蕭白を思わせる。
[3月10日(木) 村田真]
|
|
|
|
|
オノデラユキ展
2/5〜4/17 国立国際美術館[大阪] |
|
|
|
|
人物が抜け出して古着だけが宙に浮いていたような代表作から最近作までを展示。オノデラの写真というとモノクロの印象が強かったが、風景を撮ったカラー作品はまったく異なる視点からものを捉えているように思える。オーディエンスは見えない部分に意識を集中し、プリントされたものを細心の注意を払って観ることになる。
[3月10日(木) 原久子]
地下2階の展示室3室を用いた個展。パリに住むようになってから12年目、1994年から10年間につくられた14シリーズ計52点の展示。一貫してカメラの視覚を問題にしているのだが、コンセプトだけでなく技術的な完成度の高さも他の追随を許さない。だけど、こういうシリーズごとの制作・発表って疲れないかしら。
[3月18日(金) 村田真]
|