村田真/原久子 |
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7/30-7/31 |
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ベネチア大作戦2005
7/30 BankARTスタジオNYK[神奈川] |
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パルコキノシタ、新川貴詩、曽我高明の3人による、おなじみトリオ・ザ・アートのビエンナーレ報告。笑点のおはやしにのって登場し、パルコがマイク片手にビエンナーレをカラオケ・ジャックしたり、イギリス代表のギルバート&ジョージにからんだり。その数時間前にBankARTスクールで行なわれた「国際展を考える」の南條史生氏のトークとは好対照をなすが、ふたつあわせて聞けば、国際展をつくる楽しみと見る楽しみを味わえるはず。その南條さんも楽しそうに聞いていた。
[7月30日(土) 村田真] |
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from scratch Weekend Speakeasy graf + 奈良美智 トーキョーワンダーサイト渋谷[東京] |
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連日の対談。もうしゃべりつくしたかと思いきや、奈良さんはどんどんテンションを上げているかもしれない。昨日に引き続き、A
to Zプロジェクトを語る会になっている。終了後、はじめて奈良さんのトークを聴いたある女性が「これは女の子たちがぽ〜っとなるワ」と。筆者テキには意識したことがなかったが、そうなのか……ってことは私はもう「女の子」じゃないということか……。
[7月30日(土) 原久子] |
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GUNDAM
7/15〜8/31 サントリーミュージアム天保山[大阪] |
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日本でいまもっとも旬な人たちと言ってもいいアーティストを集めて企画された展覧会は、第1世代の「機動戦士ガンダム」がモチーフとなっていて、出品作家も関係者も名前が活字となって出てくる人はすべて男性だった。驚くことでもないかもしれないが、それだけ男性たちにとって、思い入れのあるアニメだったのだろう。私の知人も子供のころ、ガンダムで「死」や「愛」を知った、と臆面も無く言い切っていた。世代としては「ファースト・ガンダム」世代ではあるが、正直なところ、私にとってはなんの思い入れもまったくない。とはいえ西尾雅之の巨大なセーラといい、横山豊蘭の書と書にかかわる筆のかたちをした立体造形物など、心惹かれるものはたくさんあった。
[7月31日(日) 原久子] |
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ガンダム世代ももう40歳に手の届くおやじだ。かくいう私はガンダムが出たころにはすでにオトナの鉄腕アトム世代の最後尾に属する勧善懲悪じじーだ文句あっか!? なにを興奮している。そういえば、日本で初めて本格的にマンガやアニメの展覧会が美術館で行なわれたのは、15年前の東京国立近代美術館での「手塚治虫展」と記憶するが、それを企画したのはバリバリの鉄腕アトム世代、またの名を団塊の世代のキュレーターであった。その「手塚展」がオリジナル重視の原画展示だったのに対し、こちらはガンダムのセルや映像はほとんどなく、ガンダムに影響を受けたアーティストによる作品展示。ちなみに、こちらの企画はオペラシティから電撃移籍した大島賛都、ゲストキュレーターは東谷隆司。出品は会田誠、小谷元彦、田中功起、八谷和彦らで、キュレーターもアーティストも60〜70年代生まれのガンダム世代で固めている。圧巻は西尾康之による長さ6メートルの《crashセイラ・マス》。んなもんつくってどうする!
[8月12日(金) 村田真] |
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ART CAMP in Kunst-Bau/ アートキャンプ イン クンストバウ 第1期 ギャラリーヤマグチ[大阪] |
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関西の美大の学部生や大学院生が中心に紹介されるシリーズ。これまではアンデパンダン形式であったが、今年から選抜方式となったという。だからなのか、最近の傾向からなのか、コッテリしたアクの強い関西っぽさはむしろ希薄で、さらりとした作品が並んでいた。
[7月31日(日) 原久子] |
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Sound Art Lab 2005 vol.1 ・Na・Ri・Ka・Na・De・Mi・Ru・Ya・Mi・Yo・Mi・ 7/9〜8/31 築港赤レンガ倉庫[大阪] |
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伊東篤宏の個展。空調のない古い煉瓦倉庫の闇の中では、その気温さえも作品のなかに取り込まれている。いや、それだけじゃなかった、屋根に使われたコールタールの匂いが特に夏場の暑い時期には充満する。そんな闇のなかを進んでゆくと、さまざまな方向からの光と音に包まれて、しばし非日常的な世界へトリップできる。長い時間、ここで過ごすと正気をなくしてしまいそうでヤバイ。癖になりそうです。
[7月31日(日) 原久子] |
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Sound Art Lab 2005 vol.2 sun and escape 現象と干渉〜音にならないオトを聴く 7/30〜8/21 築港赤レンガ倉庫[大阪] |
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梅田哲也、堀尾寛太、毛利悠子、指吸長春の若手4人によるサウンド・アートの展覧会。作品とは無関係だが、みんな本名とは思えないような名前だ。耳を澄ますと、不思議と視覚のなかにもしっかりといろいろのものが刻まれるようになる。ただビジュアル的にはどの作品も私にはぜんぜんチャーミングに映らなかった。
[7月31日(日) 原久子] |
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