村田真/原久子
9/2-9/4
ゲント美術館名品 展
6/11〜9/4
世田谷美術館
[東京]
新古典主義から60年代までのベルギー美術が中心。ベルギー美術といっても、アンソールやクノップフらの象徴主義や、マグリットやデルヴォーらのシュルレアリスムくらいしか知らないが、彼らの作品は1〜2点ずつしか出てないし(アンソールは版画のみ数点)、ドラクロワやクールベやココシュカが中途半端にあるし、全体に暗い田園風景が多くて田舎くさい。ここがヤン・フートが館長を務めていた美術館か?
[9月2日(金) 村田真]
大巻伸嗣 ECHO
8/23〜9/25
資生堂ギャラリー
[東京]
白いフェルトの絨毯のうえに、花の型を用いて顔料を撒いてさまざまな色、カタチの花模様をつけている。会場の天井部分に半透明の白い布があって、上部からその布を通して床を見おろすと、花模様というより、花畑のようにみえる。顔料を散らしただけの花のうえを観賞者は踏みながら会場内を歩くことになるのだが、色が次第に混ざり合ってゆく。近くで見るより、布を通して俯瞰してみるほうがオススメ。
[9月2日(金) 原久子]
大巻伸嗣
8/22〜9/9
東京画廊
[東京]
資生堂はカラフルで華やいだ雰囲気があったが、東京画廊では、白あるいは鏡を用いていて、趣が異なる作品だ。鏡はそこに映り込んだ向かい側の壁にある作品や会場内にいる人、さまざまなものをつないでゆく。繊細であるがゆえに、つくりの甘さが少し気になる部分がある。
[9月2日(金) 原久子]
P&E 展 Bグループ
9/1〜6
アートコートギャラリー
[大阪]
公開ディスカッションというのに呼ばれて行った。学生への講評会のような雰囲気。とはいえ、公衆の面前で人を批評するというのはとても難しく、知り合いの作家には言いたいことも言えて、彼にだけ集中砲火のようになってしまって申しわけなかった。皆かなり大作を出してきているために、展覧会全体としては窮屈な印象を与えてしまう。企画展というものとも違うので、コントロールするのがたいへんそうな展覧会だった。観る側にとっては、はじめて作品を観る若い作家が限られたなかで精一杯外に向かってなにかを表明しようとしている姿はとても気持ちのいいものだ。
[9月3日(土) 原久子]
アトリエ美術館 vol.9 川瀬香林──褻の用法
8/20〜10/9 枚方市立御殿山美術センター[大阪]
自分の生活の周辺にあるものを写真にとり、プリントしてそれを衣服にする川瀬。家のなかなどプライベートな場面、いわば内側にあるものが、服という形態をとることにより、それが外側に出てゆくことになる。部屋に差し込む光の変化を時間ごとにそれぞれ1枚のTシャツにし、時間を追って吊り下げられていたり。バッグの中身が外側にプリントされていたり。この展覧会では作家によるワークショップも開催され、共につくることを通して、作家の意図が伝えられていった。服という身近なものが年配のご婦人にもウケていて、自分の家の写真をプリントしようかしら、などと盛り上がる姿をみるのもなごやかで愉快だった。
[9月4日(日) 原久子]
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8/26-8/30
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大巻伸嗣 ECHO
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