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展覧会レビュー
村田真/原久子
9/22
山本修路初個展「松景」
9/3〜10/1 ヴァイスフェルト[東京]
山本修路初個展「松景」
松の絵が6点に、立体が2点。どれも幹と枝の部分はゴツゴツとしたマチエールがつけられているが、葉はパターン化して描かれている。なにか能舞台の背景のようでもある。案内状には「オープニングパーティへは是非和装にてお越し下さい」とあって、なるほど和装パーティーの背景にはぴったりかもしれない。でもまさかオープニングパーティーの背景としてつくったわけじゃあるまいし。
[9月22日(木) 村田真]
グレッグ・ルック 展
9/15〜10/8 ギャラリーミンミン[東京]
グレッグ・ルック 展
ついこないだ(今年1月)個展を開いたばかりと思ったら、また個展。密かなファンとしてはうれしい限りでございます。前回同様、名画からのパクリだが、この短期間で絵の艶がぐっとエスカレートしている。ますます楽しみな画家のひとり。
[9月22日(木) 村田真]
水面はゆれる、イメージはうつろう
9/22〜10/8 文房堂ギャラリー[東京]
水面はゆれる、イメージはうつろう
小笠原さくら、豊田美讃子、中村功、根本有華の4人展で、企画は早見堯。絵具は画面に塗られるときは流動体だから、絵画を固定された「名詞的世界」としてでなく、揺れ動く「動詞的世界」としてとらえてみるとどう見えるか。早見さんのこの提言はとても魅力的に聞こえる。でも中村を除いて作品が追いついてない印象だ。逆にいえば中村の圧勝で、個展にしたほうがよかったのに。
[9月23日(金) 村田真]
アジアのキュビスム
8/9〜10/2 東京国立近代美術館[東京]
アジアのキュビスム
「アジアのキュビスム」というと、なにか「田舎のプレスリー」みたいな辺境に生きる自負と自虐の入り交じった恥ずかしい情念が感じられないだろうか。だいたいアジアにそんなにたくさんキュビストがいたのか。いたとしても、そんなもん誰が見に行くのか。人ごとながら心配な展覧会であったが、実際に見てみると、これが意外とおもしろい。要するに「アジアにおける西欧モダニズムの受容と変容」が裏テーマであり、キュビスムは西欧モダニズムのひとつの試金石ととらえているのだ。出品はアジア全域ではないものの、日本以外に中国、インド、タイなど8カ国におよび、日本展のあと韓国とシンガポールを巡回する。なかには「これのどこがキュビスムなの?」ってのもないわけではないが。展示は国別でも年代順でもなく(アジアでは年代順に並べるとほぼ国別になる)、「テーブルの上の実験」とか「身体」とかテーマ別に構成したのがわかりやすくていい。またギャラリーの一室にマップを設け、その部屋を中心に展示室がキュービックに展開していくような構成も斬新だ。残る心配は動員数だな。
[9月23日(金) 村田真]
沈黙の声
7/26〜10/2 東京国立近代美術館[東京]
沈黙の声
近美の2階で開かれていた所蔵作品展。ビル・ヴィオラによる超スローモーション映像の《追憶の五重奏》は、確実に見る者の心を揺さぶるほど完成度が高いが、そこまで緻密に計算された映像に反発するキムスージャは、プロの役者を使わずみずから体を張って《針の女》になりきっている。
[9月23日(金) 村田真]
イサム・ノグチ 展
9/16〜11/27 東京都現代美術館[東京]
イサム・ノグチ 展
札幌のモエレ沼公園のグランドオープン記念展。そのせいかモエレ沼をはじめとする造園や遊具の紹介が半数を占め、彫刻やインテリアデザインの出品が少ないのは残念。それにしてもかなりの人が入っている。イサム・ノグチってそんなにポピュラーだったのか。
[9月23日(金) 村田真]
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8/26-8/30
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