村田真/原久子 |
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9/9-9/10 |
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田中功起「原因が結果」
9/9〜10/10 ナディッフ[東京] |
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扇風機の羽根にタオルを巻いて回したり、グラスに炭酸水(?)を注いだり、透明なビニール傘が強風にあおられてあぜ道を飛んでいったり。そんな映像を集めた2〜3分ほどの作品。会場のベンチは雑に並べられ、プロジェクターも近距離から低い位置に映写するなど、全体に投げやりなところが好感がもてる。
[9月9日(金) 村田真] |
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Paintings on the cardboard houses
9/4〜25 ナディッフ[東京] |
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新宿西口のホームレスのダンボールハウスに描いた絵のドキュメント展。だれかがシュルレアリスムとの関連を指摘していたが、たしかにこの猥雑な感じは50年代日本(20世紀前半のパリではない)のシュルレアリスムに近い。もっといえば70年代の『ガロ』とか。
[9月9日(金) 村田真] |
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八谷和彦・篠田太郎・石川直樹『SKY-HIGH』(スカイ-ハイ)展
9/1〜10/23 KPOキリンプラザ大阪[大阪] |
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空をテーマにした展覧会。メディアアーティストとして知られてきた八谷は、2年前から手作りの飛行機制作のプロジェクトを制作活動の柱のひとつとしている。篠田は、さまざまな場所でその風景を借りながら、理想の縁側づくりに精を出すいっぽうで、個人で人工衛星を飛ばすプロジェクトも継続して作品のひとつとして進めている。冒険家としても知られる石川直樹は、訪れた土地で観たもの(風景)を写真として記録し、写真家としても知られるようになってきた。こんなふうに、まったく3作家の方向性は違ってみえるが、それぞれの作品は、限りなく続く「大空」への可能性を、3人3様の作品で追体験できる。
[9月9日(金) 原久子] |
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前衛の女性1950-1975
7/24/〜9/11 栃木県立美術館[栃木] |
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今日は栃木の美術館めぐり。まずは宇都宮駅前でギョーザ食って県立美術館へ。同展は2001年の「奔る女たち――女性画家の戦前・戦後1930―1950年代」に継ぐ、女性の前衛アーティストを集めた展示。まず200点を超す作品量に圧倒される。草間彌生、オノヨーコ、桂ユキ子、多田三波、宮脇愛子、合田佐和子、出光真子あたりはよく知られているが、漆原英子や出光孝子(真子の姉)のように、すばらしい作品を残しながら忘れられたアーティストがいたことに驚く。でも逆に、なんでこんな作品が入ってるの?って疑問符のつくアーティストもいないわけではない。そう、この展覧会は「前衛の女性」の定義や方向性を示すことよりも、とにかく網羅することが目的らしい。だとすれば、どこまで「前衛」の枠を広げるかが問題だ。
[9月10日(土) 村田真] |
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構造社――昭和初期彫刻の鬼才たち
9/11〜10/23 宇都宮美術館[栃木] |
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県立美術館から宇都宮美術館への移動はとてもめんどうだ。今日は県立の最終日前日で宇都宮のプレスオープンの日なので、両展をねらってふたつの美術館をハシゴする人が何人かいたが、あとで聞いたら中原佑介センセーは県立の学芸員の車で移動されたとか。しまった、それに便乗させてもらえばよかった。まあいい。構造社とは大正15年に設立された彫刻の在野団体だそうです。へー知りませんでした。ただそれだけならわざわざ見に行くまでもないのだが、彼らは官展とは違って、彫刻を単に展覧会で見せるものにとどめず、実用的価値を付加しようとした。そのため建築に接近したり、メダルやレリーフを制作したり、「綜合試作」と称してパブリックアートみたいなものをコラボレーションしてみたりと、なかなか真摯に金もうけのことを考えていたようだ。でも実際の作品は装飾的というか工芸的というか、いまいちおもしろくなかったなあ。
[9月10日(土) 村田真] |
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パウラ・モーダーゾーン=ベッカーとヴォルプスヴェーデの画家たち 展
9/3〜10/16 伊丹市立美術館[兵庫] |
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19世紀末から20世紀初頭にドイツのベレーメンの郊外にアーティストたちのパラダイスともいえるような村があった。都市で生活し、時間に追われる私の生活とはまったく異なる時や空気が流れている。さまざまなものに向けられたまなざしの奥深さに浸れる展覧会。
[9月10日(土) 原久子] |
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もっとダーウィン
9/10,11 AIホール[兵庫] |
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演劇でも、ダンスでもない、高嶺格テキ世界が広がっていた。映像では感じられない舞台空間。これからも高嶺の活動のなかでこうした舞台を用いたパフォーマンスが展開されてゆくのだろう。
[9月10日(土) 原久子] |
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