村田真/原久子 |
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3/29-4/1 |
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NEW06
3/14〜5/14 ACCA
(Australian Center for Contemporary Art)[メルボルン・オーストラリア] |
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オーストラリアの若手作家を紹介するショーケース的なアニュアル展。6人と1組のアーティストたちが参加。絵画、映像、インスタレーションなど、いろんな形態の作品があるのだが、ヘレン・ジョンソンの作品は、与えられた空間を取り囲む壁にぎっしりと壁画のように描いている。家の内と外、地下と地上などすべてが連鎖していること示唆する世界を描く。圧巻だったのは、迷路のようなインスタレーションをつくった4人組のMakeshift。言葉で説明することは不可能に近い。でも、日本の公共の施設では、消防法などの関係でけっして実現しないプロジェクトだろう。
[3月29日(水) 原久子] |
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2006Contemporary Commonwealth
2/24〜5/21 ACMI、National
Gallery of Victoria[メルボルン・オーストラリア] |
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2004年にターナー賞を受賞したイギリス在住のインカ・ショニバレの作品イメージを使用したこの展覧会ポスターを街中で頻繁に目にした。彼はナイジェリア人の両親をもち、同国で育った英国人だ。鮮やかなアフリカの伝統的なプリント布地で、18世紀風のコスチュームを着けたフィギュアをつくるが、キャラクターを限定しないために顔はついていない。実写の映像作品は映画仕立てになっているが、登場人物は顔に仮面をつけている。ショニバレの作品をはじめとして、国家、さまざまな地域の文化の差異に着目したような作品が集められ、興味深い展覧会となっていた。
[3月30日(木) 原久子] |
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PAT BRASSINGTON個展、BEVERLEY VEASEY個展
3/22〜4/22 STILLS
GALLERY[シドニー・オーストラリア] |
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写真を専門とするこのギャラリーでは、2つの個展が同時に開かれていた。両方の作品に共通するのは絵画的な要素を感じるところ。
[3月31日(金) 原久子] |
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if you leave me, can I come too?
3/3〜4/9 Australian
Centre for Photography[シドニー・オーストラリア] |
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下着1枚になった青年をそれぞれの自室で撮ったリンダル・ウオーカーの作品は、オーストラリアに来てから印刷物でたびたび観たが、ついにここで本物のプリントと遭遇。日本でも宮下マキが若い女性が下着姿で自室にいるというある種の記録性のある写真を撮っていたことがあるが、日本との生活習慣などの違いもあるせいか、似ているのは設定だけで、作品としてはまったく違ったものだ。1枚のプリントで時空を表現するようなスティールだけではなく、いわゆる動画も含めて写真展が構成されるのは、すでに万国共通の意識となってきている。この展覧会にも何人かのアーティストが動画を出品。
[3月31日(金) 原久子] |
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VOLTE FACE Mike Parr Prints & Pre-Prints
1970 - 2005
3/2〜5/21 シドニー現代美術館[シドニー・オーストラリア] |
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俳優たちの泣き顔を撮ったポートレイトは、被写体それぞれのパーソナリティを知らなくても、いろんな物語を想像できる。D.ベッカムを撮った作品も(ベッカムは知り合いじゃないんでわからないが)本人がもつ以上の魅力が出ているんじゃないかと思う。動画も制作しているが、スティール写真に優るとは思えない。
[4月1日(土) 原久子] |
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MASQUERADE Representation and the self
in contemporary art
3/23〜5/21 シドニー現代美術館[シドニー・オーストラリア] |
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自身が被写体となって写真作品を作るアーティストは、シンディ・シャーマンをはじめ、こうやって展覧会にしてみると大勢いることを改めて認識する。セルフポートレイトでは、自己を表現する人もあれば、他者を描く人もいる。日本の美術家・森村泰昌も勿論出ている。同館内で個展もやっていたMike
Parrは彼が着ていたジャケットをセルフポートレイトとしてとらえていた。
[4月1日(土) 原久子] |
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