村田真/原久子 |
|
4/11-4/14 |
|
|
|
|
ウェル.com美術館プロジェクト 記者発表会
4/11 国立西洋美術館[東京] |
|
|
|
|
西洋美術館の構想する「ウェル.com美術館」(ウェルカム美術館、と読ませたいらしい)の記者発表。要するにコレクションのデータベース化なのだが、画期的なのは、ユビキタス・ネットワークを応用して作品1点1点に世界にひとつしかない「Uコード」をつけること。このUコードをもつICタグを作品につけることで、その作品がどこに行っても追跡できるというのだ。これでは美術品強盗はお手上げではないか。あ、ICタグをはがせばいいのか。また、ユビキタスコミュニケータという端末でUコードを読み取らせれば、音声や3次元画像などさまざまな情報が得られるというのだ。でもこういうシステムって世界中の美術館が採用してこそ効果があるのに、西洋美術館だけやってもなあ。てか、世界の大美術館に比べればコレクションも入場者数もケタ違いに少ない日本の美術館だからこそ発想できたんだろうけど。
[4月11日(火) 村田真] |
|
|
|
|
CHIKAKU/四次元との対話
4/8〜6/25 川崎市岡本太郎美術館[神奈川] |
|
|
|
|
オーストリア、スペインを巡回した展覧会「日本の知覚」の帰国展。なぜそれが岡本太郎美術館に来たのかというと、同展キュレーターの伊藤俊治によれば、日本の現代美術のひとつの原点に太郎の撮った縄文土器の写真があるからだ。本展のサブタイトルも、太郎の論考「四次元との対話──縄文土器論」にちなんでいる。その太郎の写真をイントロとして、森山大道、中平卓馬、杉本博司、やなぎみわ、草間彌生、笠原恵実子、須田悦弘、小谷元彦ら15作家の出品。最初のオーストリア展からオノ・ヨーコ、川俣正、曽根裕、藤幡正樹、山田正亮の5人が落ち、相対的に写真展の印象が強くなっている。これってひょっとして、ギャラや運送費のかかりそうな作品を敬遠した結果?
[4月12日(水) 村田真] |
|
|
|
|
江戸の誘惑
4/15〜5/28 神戸市立博物館[兵庫] |
|
|
|
|
ボストン美術館が所蔵するビゲローコレクションから選りすぐりの肉筆画が里帰り。日本で3館を巡回する。北斎、歌麿ら、浮世絵師たちによって描かれた作品は、艶っぽいものも多いのだが、妖怪が登場するものもあり、いろんな意味で目を楽しませてくれる。
[4月14日(金) 原久子] |
|
|
|
|
菱山裕子 展
4/3〜28 ギャラリーなつか[東京] |
|
|
|
|
アルミメッシュによる人物像。素材は金属ながら、メッシュなので柔らかく半透明で可変的なのがおもしろい。今回は横たわる大作のほか、包装紙をコラージュした箱から首と両手を出した作品が並ぶ。
[4月14日(金) 村田真]
|
|
|
|
|
KOH Myung-Keun個展
4/7〜28 東京画廊[東京] |
|
|
|
|
男女のヌードをプリントした透明樹脂をキューブ状に組み立てている。ヌードの一部は大理石彫刻だなと思ってよく見ると、どれもこれも大理石彫刻。ルーヴル美術館で撮影したんだと。
[4月14日(金) 村田真] |
|
|
|