村田真/原久子 |
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6/1-6/4 |
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カルティエ現代美術財団コレクション展
4/22〜7/2 東京都現代美術館[東京] |
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パリのカルティエ財団は、旬のアーティストに注文制作してもらった作品をギャラリーに展示し、一部をコレクションしてきた。今回はそのコレクションの一部を3フロア全体にゆったりと展示している。絵画、彫刻だけでなく、写真、映像、デザインもあり、全体にでかくて色鮮やかな作品が多く、センセーショナルな印象を受ける。驚いたのは、デザイナーのマーク・ニューソンによるジェット機もコミッションワークとしてつくられたということ。そこまでやるか。
[6月1日(木) 村田真] |
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MOTコレクション 1960年代以降の美術
4/15〜7/2 東京都現代美術館[東京] |
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久しぶりに常設展(最近は「MOTコレクション」と呼ぶそうだ)を見る。作品をしぼり、1〜2室ごとにテーマを変えて見せているのですっきりしている。特集展示の吉田克朗と中村一美は、人選も含めていい企画だと思うし見ごたえもある。反面、とくに最初のポップ・アートなんか、コレクションの貧弱さが露呈してしまっている。
[6月1日(木) 村田真] |
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永原トミヒロ展
5/29〜6/3 コバヤシ画廊[東京] |
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軽快なタッチで描いた身近な風景。でもほとんどモノクロームなんで、昭和30年代のスナップ写真みたい。
[6月1日(木) 村田真] |
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小さな骨の動物園展
6/1〜8/19 INAXギャラリー1[東京] |
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カメ、アナグマ、ミミズクなど小動物の骨を集めてる。いつもは建築・デザイン系の仕事を紹介するギャラリーで、自然科学系の展示は珍しいけど、考えてみれば骨というのは生物の基礎構造だし、身体デザインの基本だからね。けっこう好きなんですよ、骨。いまほしいのは人間の頭蓋骨。だれかくれないかなあ。でも勝手に送りつけないでね。
[6月1日(木) 村田真] |
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ヨロヨロン 束芋
6/3〜8/27 原美術館[東京] |
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今年31歳になる束芋のデビュー作《にっぽんの台所》から、新作の《公衆便女》《真夜中の海》まで、映像インスタレーションとドローイングの展示。日本的シュールなヴィジョンと軽快さを増す描写力がうまく噛み合っている。これからどこまで伸びていくのか、楽しみでもあり恐ろしくもあり。
[6月2日(金) 村田真]
新作《公衆便女》や《真夜中の海》もよかったが、イスラエルのバッシェバ舞踊団の若手ダンサーたちとワークショップを行ない、それぞれの身体運動をコマ撮りするように身体運動の素描をつないでアニメーションにした《dance on paper 芋と肉だんご》は、展覧会全体にアクセントをつけている。朝日新聞の夕刊小説の挿絵として毎日連載している原画も展示。デビュー7年、すっかり貫禄が出てきた。
[6月9日(金) 原久子] |
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開館10周年記念 vision II──内なるこども
4/14〜6/18 豊田市美術館[愛知] |
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チラシの写真に誘われて豊田まで出かけた。荒木経惟《さっちんとマー坊》がその写真。荒木の大学の卒業制作作品だという。収蔵品からの出品も多かったが、青木繁や香月泰男といった渋いアーティストの作品もある。奈良美智などをはじめとしてさまざまなアーティストたちが子どもをモチーフに、あるいは関連のある題材で制作した作品をずらりと並べている。カタログが欲しいと思い、手にとったが、ちょっと購入することは躊躇された。何故って、資料として手元にどうしても必要な内容ではなかったから。
[6月4日(日) 原久子] |
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