村田真/原久子 |
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6/15-6/17 |
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ブブ・ド・ラ・マドレーヌ「売女日記/お客と一緒に撮るポルノ」
5/16〜6/17 オオタファインアーツ[東京] |
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ガラスのドアの上半分に黒い目隠しがしてあり、ちょっとわくわくしちゃう。タイトルのまんま、ブブさんがお客とやってる映像を流している。さほどコーフンしないのは彼女の人徳ゆえか。違うと思う。壁には小さな日の丸の旗も。ブブがパフォーマンスでアソコからひねり出した万国旗の1枚だ。
[6月15日(木) 村田真] |
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田口和奈
5/26〜6/17 タロウナスギャラリー[東京] |
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大きなモノクローム写真が5点ほど。すべてポートレートなのだが、顔写真ではない。まず顔写真があって、それを克明に絵に描いて、それをモノクロ写真に撮ったものなのだ。だから一見写真に見えるけど、よく見ると絵なんだけど、もっとよく見ると写真だったりして。
[6月15日(木) 村田真] |
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蓮實真理子「camouflage」
6/2〜24 SCAI×SCAI[東京] |
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ハデハデの金の額縁に囲まれた白い画面に、ニットの編み目などが赤茶色の線で描かれている。実はこれ、パネルに漆喰を塗って描いたフレスコ画なのだ。ふつう壁に固定されるフレスコ画を、額縁に収めてバラ売りするところがうれしい。床には赤いカーペットが半端に敷かれ、部屋全体がインスタレーションになっている。
[6月15日(木) 村田真] |
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アイルランドの3人
6/7〜7/1 ギャラリー福果[東京] |
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リチャード・ゴーマン、ジョン・グラハム、ファーガス・フィヘリの3人。シンプルな味を出している。
[6月16日(金) 村田真] |
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ルーヴル美術館展
6/17〜8/20 東京芸術大学美術館[東京] |
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ルーヴル美術館展、といっても絵画はなく、ギリシア彫刻を中心とした展示。ギリシア彫刻といってもローマ時代のコピーが大半で、しかもサモトラケのニケやミロのヴィーナスみたいな超一流品は来てませんね。知ってる彫刻といえば《アレス》くらい。そう、石膏デッサンでおなじみの「マルス」だ。そういえば芸大の石膏室にも「マルス」の全身像があったはず。だれか夜中に忍び込んで取っ替えちゃうくらい気概のあるやつはいないのか。そりゃ犯罪ですよ。ところで、なんでいまどきギリシア彫刻なのかというと、ルーヴル美術館のギリシア・ローマ美術部門の展示室が改修工事に入ったからだ。わかりやすいなあ。
[6月16日(金) 村田真] |
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照屋勇賢 水に浮かぶ島展
6/17〜7/18 すみだリバーサイドホール・ギャラリー[東京] |
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浅草に本社を置く某ビール会社の主催するアサヒ・アート・コラボレーションの7回目。今回はキレ味鋭いアーティスト照屋勇賢を招き、「ビール」をテーマに、水、森、大地へと発想を広げている。が、なんか広げすぎた感もあって、沖縄のチョウチョを羽化させたりデザートをサービスしたり、ひとつひとつは理解できるけど全体としてはお祭りの夜店状態で、いったいなんの展覧会だったのか忘れてしまいそう。それを意図したのなら成功だが。
[6月16日(金) 村田真] |
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持続/切断
5/30〜7/30 東京国立近代美術館ギャラリー4[東京] |
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今日は江東区森下文化センター主催のミュージアムツアーで「吉原治良展」を見学後、常設展示を見る。近年は常設展示のなかでも小企画展みたいなものをやってるが、「持続/切断」はこむずかしいげなタイトルのわりになかなかおもしろい。毛利武士郎、村岡三郎、草間彌生、河原温という1920〜30年代生まれのアーティストの、50年代の初期作品と80〜90年代の近作を並べるというもの。ほぼ例外なく初期のころのがドロドロと情念的なのに対し、近年のものはすっきりフラットに仕上げられているが、これは20世紀後半という時代のせいだろうか、それとも時代と関係なく青年期と老年期の特徴なのか。
[6月17日(土) 村田真] |
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