村田真/原久子 |
|
6/24-6/26 |
|
|
|
|
WEAR ME 高畑早苗展
6/19〜7/1 表参道画廊[東京] |
|
|
|
|
布地にアクリル絵具でペイントして上からビーズをちりばめたドレスと、帽子のような仮面のようなドハデなヘッドピースを中心とした展示。でもゴワゴワで身につけられません。血まみれになります。
[6月24日(土) 村田真] |
|
|
|
|
松本力×チャンキー松本 お楽しみ企画
6/24 graf media gm[大阪] |
|
|
|
|
松本力の手描きの原画をアニメーション化する手作りの絵巻物マシンを設置した「夕方のオバケ」(6/21〜7/4)の個展の関連イベントが開かれた。手描きアニメーションの東西両横綱の登場といった感じ。松本力の渾身のライブに続き、チャンキー松本との共演。チャンキーさんの原作「木琴くん」の絵と語りに力さんが絶妙の掛け合いをしてくれた。前座で出てくれたバンド「フナ」の3人も加わり、トーストガールが松本伊代の「センチメンタルジャーニー」を口パク熱唱して3人の松本(力・チャンキー・伊代)という強力なユニットで感動のラストを迎えた。
[6月24日(土) 原久子] |
|
|
|
|
√roots ──わたしの中の日本的なるもの
6/15〜24 法然院講堂・南書院[京都] |
|
|
|
|
呉夏枝・手塚愛子・パラモデル・船井美佐4組のアーティストの「日本的なるもの」を探って展示をした。書院の玄関の間には手塚のLANケーブルを用いた作品がある。御簾についている飾り紐のように結び目が優雅な作品だ。船井は襖絵にチャレンジし、パラモデルは桐箱に箱庭的な世界をつくる。呉は自作の絣織りを部分的に入れてチマチョゴリ作った。チマチョゴリには韓国では無地の布しか使われないというが、日本-韓国のハイブリッドな衣装が出来上がった。仏寺を舞台に、場所性に頼るだけではない完成度の高いグループ展となっていた。
[6月24日(土) 原久子] |
|
|
|
|
村井美々個展 きのこ日記
6/12〜25 ニュートロン[京都] |
|
|
|
|
村井美々はアニメーション作品と平面作品を制作するが、彼女のなかにはいくつかの引き出しがあって、描き方の異なるアニメーションをつくる。学生時代は写真に彩色して作品化していたが、動きは当時から基本はとても単純。絵のチャーミングさと、日常だれもが経験するようなことを短編にまとめてゆく。《きのこ日記》のDVDも買ってしまった。家でゆっくり見よう。
[6月24日(土) 原久子] |
|
|
|
|
夢をみる夢──13月の日記
6/21〜7/2 ギャラリーRAKU[京都] |
|
|
|
|
絵画、映像、写真、インスタレーションなど多様な形態を用いている3人展だが、それぞれの作品がうまく入れ子状態になっていて、完成度の高い展覧会となっていた。
[6月24日(土) 原久子] |
|
|
|
|
traces
6/13〜24 The Third Gallery Aya[大阪] |
|
|
|
|
これまで写真作品をメインに展観してきたが、今回の3人展ではこれまでとは少しラインナップが異なる。パフォーマンスをドキュメント映像にした的場ゆう子、糸や風船などをもちいたインスタレーション作品を作ってきた木村望美も参加。樹木の表皮を撮ったシリーズを出品していた神澤道子だけが唯一写真を出している。traceには物を写すといった意味がある。彼女たち3人の作品を観ていると、traceの持つ意味も広がってゆく。前転をしながらいろいろな町の地面の上に線をひくように移動してゆく的場。蜘蛛の巣のように糸で空間を紡いでいた木村は、糸で作った網目を樹脂で固めて小品としている。絵画的な要素を感じる神澤の写真はもっと数が増えていっても面白くなりそうだ。方向性の異なる3作家だが、どんなふうに変貌してゆくのかこれからが楽しみだ。
[6月24日(土) 原久子] |
|
|
|
|
三つの個展:伊藤存、今村源、須田悦弘
6/27〜9/18 国立国際美術館[大阪] |
|
|
|
|
同時に3作家の個展が開かれている。それぞれに手法も個性も異なるが、隣接した部屋での展示を違和感なく観てゆくことができる。今村源はこれだけ一度にまとまって展示する機会は初めてで、これまででもっとも彼の作品を満喫できる場であるように思う。階段を上がって目線の位置を高くすることで、下から見えなかったものが見えてくる。須田の展示は普段は美術館では見せることのない、仮設壁の裏側をみせた展示が話題になっている。パネルの裏側と、須田のつくる彫刻の緻密さの相反するイメージのギャップによって面白さが際だってくる。展示という点では伊藤の場合は、展示壁にある扉が普通は異物として邪魔になるのだが、その扉をうまく用いて映像の投影を行なっている。3者3様に面白みを見出すことができる好企画。
[6月26日(月) 原久子] |
|
|
|