村田真/原久子 |
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3/4〜3/9 |
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五十嵐太郎+鵜飼昭年+D.I.G.Archetects+吉岡俊直
3/4〜 愛知芸術文化センター[愛知] |
「新進アーティストの発見 in あいち」美術部門展示の出品作家3組によるプレゼンテーションとディスカッション。吉岡俊直の近作の紹介は、彼の思考方法も明解にわかるものであったし、今回の出品作に至る思考のプロセスも非常によく理解できるものだった。
[3月4日(日) 原久子] |
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大西伸明展──Desktop,Dress,Gray
2/10〜3/10 ノマルプロジェクト[大阪] |
青森市の国際芸術センターで行なわれた個展への出品作を、大阪バージョンにして展示した。ものの表層を追究してきた大西の新たな展開への序章とも言える展覧会。オブジェクトとしての面白さだけでなく、風景を創り出すインスタレーションにも挑戦。
[3月6日(火) 原久子] |
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Titi Freak個展
3/6〜24 複眼ギャラリー[大阪] |
13歳のときからアニメの制作スタジオでイラストレーターとして働いていたというから、32歳にしてすでにキャリアが20年あるってこと。寒いなか、画廊の入っているビルの1階のシャッターにライブペインティングをするというので友人らが20人くらい駆けつけてTitiが描き上げるのを見守っていた。タブローやTシャツも含め、壁に描いたグラフィティもストリートを内側にもってきただけでない、「展覧会」としての質もキープ。純粋に絵を描くのが大好きってことが伝わってきて気持ちいい。去年のドイツでのワールドカップの際は、他の国のグラフィティライターとともにベルリンに招待され、ビルの側面に巨大な絵を描くプロジェクトなどにも参加し、国際的に活躍するTiti。大阪での個展も、作品の買い手は海外在住者がほとんどだったという。
[3月6日(火) 原久子] |
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うたの夕べ
3/9 弁天サロン・佐久島[愛知] |
あさり漁がはじまった佐久島。三河湾の小島であるこの島にはアート作品がたくさんあって、素敵な場所だ。アート界では内藤礼のプロジェクトが島の名前を全国区にした。島民の生活を支える仕事のひとつが漁業。アムステルダム在住の美術家・渡部睦子は、彼女の作品である《サヴァイバル・ネット・プロジェクト》のために漁師さんたちの取材を世界中で行なっており、佐久島の皆さんにも協力してもらった。春の訪れが感じられる日に、島の人たちもたくさん集まって、中学生たちが島に伝われる太鼓を叩いて「うたの夕べ」が催された。
[3月9日(金) 原久子] |
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内海信彦展
3/5〜24 ギャラリーなつか[東京] |
なんだか1年くらい現場から遠ざかっていたような気がするけど、10日ぶりの展覧会。内海は以前マーブリングだったが、近年はいろんな絵具や顔料を吹きかけたりぶっかけたりして、自然に近い絵肌になっている。遠目に見ると衛星カメラで撮った地表の断片みたい。裏返していうと、1点1点独立した絵画として完結するのではなく、全体でひとつのイメージを呼び起こすということだ。
[3月9日(金) 村田真] |
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AJCオークション下見会
3/7〜10 AJCギャラリー[東京] |
岡田三郎助から藤田嗣治、加山又造、平山郁夫、智内兄助あたりまで、予想落札価格は30万円くらいから2,000万円くらいまで。ピカソやホックニーもある。版画だけど。営業マンはぼくを一瞥して、金もない買う気もないと見破ったのか、ひとことも声をかけてこなかった。おかげでじっくり見ることができて感謝。
[3月9日(金) 村田真] |
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