小吹隆文/福住廉 |
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4/5 |
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山本武夫 展 美人画と舞台美術
美女の図、美男の図〜藤田嗣治、高野三三男から現代作家まで
2/9〜4/6 目黒区美術館[東京] |
美人画をテーマにした展覧会。古今東西、美人画と称される絵を見ていくと、アートといってもその大半はエロスで成り立っていることがよくわかる。とりわけ藤田嗣治が執拗に描くボタンホールには、並々ならぬエロスへの執着心があふれ出ていた。
[4月5日(土) 福住廉] |
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藤田桃子「トネリコ・ユッグドラシル」
3/15〜6/7 高橋コレクション(白金)[東京] |
巨大な画面いっぱいに怪獣のようなモチーフを描き出す。岡村桂三郎のような神話的な世界でありながら、表面を厚く塗り固めているせいか、それ以上に物質性が際立っていた。
[4月5日(土) 福住廉] |
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NEW TOKYO CONTEMPORARIES/ニュートーキョーコンテンポラリーズ
3/28〜4/6 新丸の内ビルディング7階(marunouchi)HOUSE[東京] |
高層ビルの中の飲食フロアを会場に、いわゆる第二世代のギャラリストたちが推薦する、新進気鋭のアーティストたちの作品を展示した。パサージュのような空間を練り歩きながら作品を見ていくと、それらの大半が空間に親和的に馴染んでいるものがほとんどだったが、それはここで期待されている「アート」が非日常的な不安を与えるものというより、むしろ日常的な安楽を与えることが想定されているからだろう。唯一の例外が、地雷を象った石膏を集積することで場違いな人体像を展示したChim↑Pomである。
[4月5日(土) 福住廉] |
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アートフェア東京2008
4/4〜6 東京国際フォーラム・展示ホール[東京] |
近頃やたら勢いのあるアートフェアをきちんと見ておかねばと、4回目にしてやっと東京までお出かけ。で、感想はというと、確かに華があってダイナミックなんだけど、とどのつまりは見本市。「美」を味わうには即物的過ぎる場なんだな、と。アートフェアは、作品を買う人が楽しむものだと改めて実感した次第。物見遊山の私などはなから問題外である。あぁ、わが財布の軽さが悲しい……。
[4月5日(土) 小吹隆文] |
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101 TOKYO Contemporary Art Fair
4/3〜6 旧練成中学校[東京] |
《アートフェア東京》を見終わった後、お約束のように秋葉原へ。こちらのアートフェアは出店数こそ少ないが、海外の画廊が多いし、古美術や工芸の画廊もなくてコンテンポラリー志向が明確だった。会場の造り込みはチープだったが、そこはご愛嬌ということで。それより導線が曖昧な(というか、無い)ことが気になって仕方なかった。お客さんが殺到したらえらいことになるぞ。そんなことばかり考えてしまった二つ目のアートフェアだった。
[4月5日(土) 小吹隆文] |
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