artscape　展覧会レビュー 08年5月

小吹隆文／福住廉

4/11

山下律子展
3/22～4/19　アトランティコギャラリー［東京］

山下律子の新作展。これまでの作風と同じ路線に沿いつつも、モチーフは工場労働の風景が多くなっていたようだ。
［4月11日（金）　福住廉］

"Who's Next"　アート界のイチロー探し
4/3～4/25　MUSEUM at TAMADA PROJECTS［東京］

キュレイターや評論家などによって推薦された23名のアーティストを集めたグループ展。出品作家はなにも「イチロー」として名乗りを上げているつもりはないだろうが、展示された作品のなかでは、塩津淳司の空間インスタレーションが秀逸だった。
［4月11日（金）　福住廉］

池松江美（a.k.a.辛酸なめ子）　セレブ犯罪トリップ
4/11～5/31　無人島プロダクション［東京］

辛酸なめこの新作展。世のセレブたちがどういうわけか万引きを繰り返す現象に着目し、その深層心理を探るべく、みずから犯罪に手を染める一歩手前の様子を写した写真などを発表した。道行く他人のバッグから財布を盗み出そうと手を伸ばした写真はたしかにスリリングだが、しかし彼女の作品の特徴である、みずからの身体を存分に使ったパフォーマンスという点では、若干の物足りなさも感じた。そのあたりの公園でジョギングやヨガに励む以前の作品には、セレブ文化をなぞることでセレブ文化そのものを「褒め殺す」ような側面があったが、今回はそれがほとんど見受けられなかったからだ。もしかしたら、ほんとうにセレブになってしまうのだろうかという不安を覚えずにはいられない。
［4月11日（金）　福住廉］

Index

3/21～3/22

池田亮司新作インスタレーション展「datematics」

シェルター×サバイバル──ファンタスティックに生き抜くための「もうひとつの家」

展覧会をつくるということ　市民のこころみ、コレクション展 ─テーマは人間─

没後30年　熊谷守一展　天与の色彩究極のかたち

3/25～3/27

芸術は寿し（いのちながし）　画家に長寿が多いわけ

伊吹拓展

田中真吾展

福居伸宏　ジャクスタポジション

3/30～4/1

高田洋三　箱の島 ─miniature island─

第61回　日本アンデパンダン展

アーティスト・ファイル2008──現代の作家たち

We didn't do it. UKストリートアートの現在

4/2～4/3

佐藤よう展［幼き頃の君に］

吉田廣喜展──夢の遺伝子

中村享史彫刻展

4/5

山本武夫展　美人画と舞台美術
美女の図、美男の図～藤田嗣治、高野三三男から現代作家まで

藤田桃子「トネリコ・ユッグドラシル」

NEW TOKYO CONTEMPORARIES／ニュートーキョーコンテンポラリーズ

アートフェア東京2008

101 TOKYO Contemporary Art Fair

4/9

4/11

"Who's Next"　アート界のイチロー探し

池松江美（a.k.a.辛酸なめ子）　セレブ犯罪トリップ

4/13～4/19

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