森村泰昌「美の教室、静聴せよ」展
横浜美術館では、1996年に国内初の大規模な個展「森村泰昌:美に至る病──女優になった私」を開催し、当時、森村にとって新たな取り組みであった女優シリーズを紹介すると共に美術館の中に映画館を出現させた。同展から11年を経て、本展では美術館を教室に変え、フェルメール、セザンヌ、ゴッホ、ゴヤといった西洋美術史上の名画に扮する「美術史シリーズ」の作品に焦点をあて、初期から現在にいたる約80点を、まるで学校で授業を行なっているかのように紹介する。本展は、ホームルームにはじまり、1時間目から6時間目まで、モリムラ先生による授業(無料音声ガイド)として展開。併せて会期中には、ホームルームから放課後まで、展覧会に呼応するように関連事業(授業)を開催し、その最後を飾る「放課後の上映会」では、最新作を含むパフォーマンス映像を特別上映する。
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