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夜明けまえ──知られざる日本写真開拓史 I. 関東編

 現在までに発見されている日本人を被写体とした最古の写真は、栄力丸という船に乗って漂流しアメリカの商船に救出された人々を写したものです。また日本で撮影された最古の写真は、ペリーに同行して黒船でやって来た写真師エリファレット・ブラウン・Jrが写したもので、日本国内に現存する物は国の重要文化財に指定されています。本展では、同じく重文に指定されている今はなき江戸城を記録した写真(東京都江戸東京博物館蔵)など、関東地方の美術館、博物館に所蔵・寄託されている幕末・明治の写真をご紹介します。
 本展は、下岡蓮杖、フェリーチェ・ベアト、小川一真といった当時の日本の写真界を代表する写真師から、群馬県高崎市で活動した写真師の写真まで、幅広く揃う豪華なラインナップです。被写体としては徳川十五代将軍徳川慶喜、近藤勇、福沢諭吉といった有名人も登場する計300点以上(途中展示替えあり)の作品で、近代的芸術表現という「夜明け」を迎える以前の日本写真史の、知られざる側面をご覧ください。
夜明けまえ
会期 前期:2007年6月30日(土)〜8月5日(日)
後期:2007年8月8日(水)〜9月9日(日)
会場 群馬県立館林美術館
群馬県館林市日向町2003 Tel. 0276-72-8188
休館日 月曜日(7月16日、8月13日を除く)、7月17日(火)、8月7日(火)
開館時間 9:30〜17:00(入館は30分前まで)
鑑賞料
当日 団体
一般 500円 400円
大学・高校生 250円 200円
※団体は20名以上
※中学生以下、障害者手帳等をお持ちの方とその介護者1名は無料
問い合わせ 0276-72-8188(群馬県立館林美術館)
主催 群馬県立館林美術館、読売新聞東京本社、美術館連絡協議会
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