ノリタケデザイン100年の歴史
オールドノリタケからディナーウェアまで
今から約100年前、名古屋則武(のりたけ)の地に誕生した日本陶器合名会社(現ノリタケカンパニーリミテド)は、欧米の好みを反映した華麗なデザインで、一躍世界の洋食器業界に踊り出ました。細緻で正確な技術に支えられ、様々な美術様式を取り入れつつ独自の意匠を繰り広げる様は、もの作りの国、日本ならではの類稀な資質にもよるところが大きいでしょう。本展覧会は、ノリタケが、創業以来大切に保管してきた陶磁器約200点を一堂に展示するものです。それらは、オールドノリタケと呼ばれ今なお絶大な人気を誇るあでやかな輸出陶磁器や、日本で初めて作られたディナーセット、アールデコ様式を取り入れた斬新なファンシーウェアなど、ノリタケ100年の歴史を余すところなく物語っています。また、これらの陶磁器のもととなったデザイン画帖を今回初公開します。デザイン画でありながら、当時の世界中の人々を虜にしたノリタケの器そのものを彷彿させる貴重で美しい資料です。日本の洋食器産業の礎を築いたノリタケ。その魅力の全貌とともに、近代日本の輸出陶磁器の歴史の一端を紹介します。[広報資料より]
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