村田真/原久子 |
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9/3-9/6 |
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黒田征太郎展
8/21〜10/5 下関市立美術館[山口] |
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香月の作品はおもに香月美術館と山口県立美術館、そしてここ下関市立美術館に集まっている。下関ではいま香月作品を展示してないので、収蔵庫を開けて作品を見せてくれた。その後「黒田征太郎」展と「植木茂と桂ゆき」展を鑑賞。黒田の絵は別にどうってことないけど、木や紙やダンボールなどなんにでも描きなぐる創作欲は見上げたもんだ。
[9月3日(水) 村田真] |
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フィンランドの美術
7/18〜9/7 山口県立美術館 |
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山口県立美術館では香月の代表作「シベリヤ・シリーズ」が常設されているはずなのだが、この時期の常設展示室はなんとムーミンに占拠されていた。「フィンランドの美術」展のおまけで「ムーミンの世界」展が開かれ、香月の展示室はそのグッズ売場になっていたのだ。そりゃシベリアとフィンランドは地続きかもしれないけど、ムーミンはないっすよ。「フィンランドの美術」はまさに森と湖と神話の国らしく、しっかり森と湖が描かれ、カレワラ神話が主題になって、きわめてわかりやすいフィンランドな展覧会なのであった。
[9月3日(水) 村田真] |
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志賀理江子「明日の朝、ジャックが私を見た。」
9/3〜23 UPLINK
GALLERY[東京] |
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大阪であった志賀の個展が巡回して東京でも開かれた。音楽がなくなったり、映像のプロジェクションの方法が変わったり、進化していた。設置の完成度は明らかに高くなった。その分、フレーミングがこれでよかったのだろうか、とかいろいろ反省するべき点も明らかになってきたように思えた。次の展開を期待したい。
[9月6日(土) 原久子] |
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伊藤存「きんじょのはて」展
9/5〜11/24 ワタリウム美術館[東京] |
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京都在住の伊藤が8月から東京に滞在してデイケア施設などで「ブタの塗り絵」のワークショップを行なってきた。参加者が描いてくれた塗り絵は、1枚1枚がけっこうユニークで面白い。さらに、その用紙が展示会場の吹き抜け部分の大きな壁に「猿」や「鳥」の絵柄となって出現。《空き地》シリーズは刺繍の作品。地面の様子を見ていて、そこから浮き上がってきたイメージを描いたドローイングはあぶり出しの技法を用いている。会場となった3つのフロアは、展覧会を観るというより、散歩をしているようなユルイ快適さがある。帰りには1Fと地下のオン・サンデーズにてグッズのお買い物で締める。Tシャツを2枚も買ってしまった。
[9月6日(土) 原久子] |
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5 ROOMS
8/22〜9/28 高知県立美術館 |
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某誌の依頼で同展を取材するため、初めて高知を訪れる。この展覧会、計10人の地元作家が5人ずつ美術館のギャラリーで公開制作し、観客とのコミュニケーションを図ろうというもの。参加作家は2週間以上も拘束されるうえ、制作中も観客と応対しなければならないせいか、結果的に女性ばかりとなった。ぼくが見たのは、東京でも発表していた宇田見ひと美や、織物作家で日展会友の西緑ら前期の5人。公開制作というと、巨大なキャンヴァスを前に絵具をほとばしらせるイメージが強いのだが(たぶん横尾忠則のイメージだ)、そんな臨場感あふれるパフォーマンスを期待するほうが間違い。みんな会場の隅のほうで淡々と制作していた。
[9月6日(土) 村田真] |
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宇田見ひと美展
8/22〜9/8 グラフィティ[高知] |
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上記の宇田見さんが市内で個展をやってるというので、ギャラリーのオーナー信田英司氏に案内してもらう。グラフィティは高知で現代作家を取り上げる数少ないギャラリーのひとつ。倉庫の1階を改装した空間で、ギャラリー自体は広くはないけど、隣にミュージアムショップとカフェを備えたナディッフのような空間だ。宇田見さんは以前はタブローやインスタレーションを制作していたが、いまはイラスト的な木版画に専念していて、これもなかなか魅力的。
[9月6日(土) 村田真] |
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