村田真/原久子 |
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9/12-9/15 |
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アレクサンドロス大王と東西文明の交流展
8/5〜10/5 東京国立博物館 |
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「トルコ三大文明展」とのセットで2000円。どちらも放送50年を迎えたNHKの主催で、「ユーラシア大陸を舞台に繰り広げられた文明間の衝突と融合」がテーマ。ギリシアの考古学博物館をはじめ、ルーヴル、大英、エルミタージュなど各地から出品されているが、小物が多くて大王のスケールの大きさがいまいち伝わらない。展示の後半は東方への影響ということで、インド、中国、日本の仏教美術との比較も示されていて、NHKらしい気配りが効いている。こんどは「ブッシュ大王と東西文明の衝突展」てのをやったらどうだろう。
[9月12日(金) 村田真] |
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トルコ三大文明展
8/2〜9/28 東京都美術館 |
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トルコ三大文明とは、ヒッタイト、ビザンツ、オスマンの3つ。このなかでもっとも華やかなのはオスマン帝国の宝飾品で、おばちゃんたちがヒーヒーいってた。もっとも力強いのはビザンツ帝国にくくられるヘレニズム彫刻で、これは「アレクサンドロス……」展とバッティングしている。もっともこちらは「日本におけるトルコ年」がらみの企画なので、出品はすべてトルコ国内の博物館から。
[9月12日(金) 村田真] |
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第88回院展
9/1〜15 東京都美術館 |
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ついでに院展も見た。日本画ばっかだが、全体的に日展の日本画よりモチヴェーションが高い気がする。そんななかで平山理事長の《洛中洛外図》はモチヴェーションが低いっつーか、手抜いてないか。忙しいのはわかるけど。そのヒラヤマの隣に福王寺法林の《ヒマラヤの朝》があって笑った。
[9月12日(金) 村田真] |
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第88回二科展
9/1〜15 東京都美術館 |
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ついでに二科展も見た。再興院展と同じく88回目だが、こちらは量だけで質は問わないらしい。とくに上階に行くとぎっしり2段掛けになるのだが、どうでもいいような絵ばかりなので作品がかわいそうだとも思わない。こういう連中によって公募団体は延命し、日本の画材産業は支えられ、国立新美術館の建設が推進されたんだろうなあ。二科設立当初の独立・反骨・在野精神はどこ行った?
[9月12日(金) 村田真] |
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美術離宮
9/5〜28 京都芸術センター/9/13〜11/6 二条城[京都] |
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京都に徳川家康が二条城を創建してから400年の歳月がたった。江戸に幕府は据えられたがその離宮でもあったこの城は、大政奉還の後も皇室の離宮となった。二条城をモチーフに、5人のアーティストたちがそれぞれのアプローチで、400年の歴史が刻まれた空間に斬り込んだ作品が展示されていた。二条城は土蔵を用いていたが、もともとあった壁の造形が、現代の作品以上にアーティスティックだったのが印象的だった。
[9月13日(土) 原久子] |
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森本紀久子展
9/9〜21 アートスペース虹[京都] |
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蛍光塗料を用いて描いた絵画にブルーライトをあてることで、同じ作品が蛍光灯の光で見るときとはまったく異なるものに見える。ミジンコが増殖してゆくような感じで、絵画面から飛び出してきたような生命の勢いが感じられた。
[9月13日(土) 原久子] |
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Poly Prac. OPEN! 超再生産工房
9/16〜28 フェスティバールゲート内[大阪] |
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藤浩志が家庭から排出されるビニールやプラスティック等のゴミを用いて行なってきたプロジェクトの完成形が近づいてきた。この日はプレオープンのイヴェントとして、家具づくりや空間デザインを手掛けるgrafの服部滋樹と、藤との対談が行なわれた。
[9月15日(月) 原久子] |
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