村田真/原久子 |
|
4/26-4/30 |
|
|
|
|
磯崎道佳「横浜かくれんぼ/ずいっと野毛山あたり」
4/26 武井邸[神奈川] |
|
|
|
|
バンカートのスタジオで制作する磯崎が、5月の個展に先駆けて行なったワークショップ。横浜の野毛山公園に近い取り壊し前の民家に、近所の小学校の生徒たちがインスタレーションを繰り広げた。磯崎はあらかじめ小学校に出向いて、生徒たちに紙で自分のシルエットをつくらせ、この日、それを民家の外壁や押入れなどにひそませて「かくれんぼ」しちゃったのだ。
[4月26日(月) 村田真] |
|
|
|
|
「LAN TO IRAQ」記者会見
4/26 在日本韓国YMCAアジア青少年センター[東京] |
|
|
|
|
「コンドームを使うSEXが嫌いだ」「SEXに限らず『生』が好きだ」「皆さんコンドーム2重3重につけて、曇った世の中を見てらっしゃるのでは?」という三段論法?で、今春イラクを訪れて(よく無事に帰ってこれた)現地のアーティストと交流してきた桃色ゲリラ+(プラス)代表の増山麗奈が、こんどはソウルで「イラク人作家による現代アート展(LAN TO IRAQ)」を開くという。がんばってね。
[4月26日(月) 村田真] |
|
|
|
|
モダンってなに?
4/28〜8/1 森美術館[東京] |
|
|
|
|
MoMAのコレクションから、絵画を中心に家具、建築、写真、映像、インスタレーションと多彩な出品。それがモダンぽく時代順やジャンル別に展示されるとは限らず、独自の視点で再編成されているところがポストモダン的。内覧会に先立って行なわれた記者会見では、だれかが日本人作家が少ない(菊畑茂久馬、草間彌生、出光真子の3人)と不満げだったけど、ぼくにいわせりゃ多すぎるくらいだ。だいたいMoMAで日本人の作品なんか見たことないし、草間、出光はともかく菊畑の作品をもってること自体が驚きだが、それがジャスパー・ジョーンズのイミテーションにしか見えないのは悲しい。
[4月27日(火) 村田真] |
|
|
|
|
デヴィッド・シルビアン コンサート
4/27 サンケイホール[大阪] |
|
|
|
|
いまの大学生はJAPANなんてバンドをきっと知らないだろう。会場は会社帰りのス−ツ姿の人も多く、見渡してもかなり平均年齢は高そうだった。美しい声は健在。ステージ上に流れる映像を担当した高木正勝は、今回のワールドツアーにずっと同行して堂々とその役をつとめた。コンサート終了後、バックステージに。近距離でデヴィッド様の御尊顔を拝して、やっぱりオーラが出ているーと、ただのオッカケのようにポーっとしてしまう。楽屋にあった巨大なおにぎりをすすめられ食べて帰る。デヴィッド様と同じ釜の飯を食べたわけか?!
[4月27日(火) 原久子] |
|
|
|
|
スーザン・チャンチオロ
CRYSTAL MOUNTAIN BRIDGE展
4/27〜5/16 graf media gm[大阪] |
|
|
|
|
歌ライブ&パーティから2晩明け、スーザンたちがライブで着ていた衣装も並べられ、展示も展覧会仕様に。入口の壁にはスーザンとヒシャム・バローカがともにドゥローイングを描いた。神儀のようなライブ「光の祭」は会期中、この空間で続いてゆく。ヒーリング系なんて言うとブーイングが起きるかもしれないが、スーザンはシャーマンのように思えてくる。神社のようなステージ、衣装、写真、ドゥローイング、映像が融合したギャラリー内を出るときには、ちょっと厳かな精神が身体に宿ったような気になる。
[4月27日(火) 原久子] |
|
|
|
|
COLORS VIKTOR & ROLF 色彩とファッション
4/29〜6/20 京都国立近代美術館 |
|
|
|
|
オランダを拠点に活躍するデザイナー VIKTOR & ROLFがキュレーションにかかわって、ファッションの展覧会が開かれている。黒の部屋にはじまりマルチカラーというカテゴリーも含む5つの色で構成された会場。雑誌で見たVIKTOR & ROLFの襟が十二単のように重なった服も出ている。京都服飾文化研究財団が保有する80点以上にのぼる17世紀からの現代までの作品が展示されているが、壁に上映されるVIKTOR & ROLFのショーの映像と絡み合わせながら、時代やモードの違いで分けるのではなく、「色彩」で区分されている。細かな部分にまで集中してそれぞれの服に視線を注ぐことができる。
[4月28日(水) 原久子] |
|
|
|
|
大地の声が聞こえる アボリジニとティンガティンガの世界展
4/13〜5/16 岐阜県美術館 |
|
|
|
|
はじめて岐阜県美術館を訪問。ルドンのコレクションで有名なのは知っていたけどルドン展示室や現代美術の常設展示だけでも十分に見ごたえがある。企画展示室では、オーストラリアとタンザニアの芸術のルーツをたどりながら、現代作品まで展示されていた。観終えてミュージアムショップのまえを通るとリジュリドゥ(筒状の楽器)のCDがかかっていた。アボリジニの人たちが昔から使っている管楽器なのだが、独特の音色はコンピュータを用いたイマドキなサウンドとも共通する部分がある。しばしショップの前にて聴きいる。
[4月30日(金) 原久子] |
|
|
|
|
小川健一展
4/9〜28 ケンジタキギャラリー[名古屋] |
|
|
|
|
もう会期は終了していたんだけど、展示がそのままでそのうえ作家の小川さんもいてラッキー!! キャンバスにアクリル絵具を用いた作品と紙に描いたドゥローイング。60枚以上あっただろうか。たくさんのドゥローイングは日常的な作業として描いているという。ゆっくりと自分の思考の隙間を埋めてゆくような紙の作品のほうが、気負っていなくて私テキには好きだった。 [4月30日(金) 原久子] |
|
|
|
|
高橋信行 近所とか名所とか
4/3〜5/1 白土舎[名古屋] |
|
|
|
|
金閣寺、清水寺、マドレーヌ寺院……名所と呼ばれる場所が並ぶなか、これってどこだろう、と思いタイトルを読むと《やすらぎの湯》とか《お風呂と植物》とある。シルエットを残したり、輪郭線だけで風景を描いてゆく。もう十分にこのスタイルではやってきたし、題材をもっとほかのところに求めてもいい頃かもしれない。
[4月30日(金) 原久子] |
|
|
|