村田真/原久子 |
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5/10-5/11 |
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The 2nd "in-between" International Alternative Space Conference - Seoul
5/10〜12 SBSホール[ソウル/韓国] |
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今年3月に完成したばかりという韓国3大放送局のひとつSBSの自社ビル内のホールが会議場となった。オルタナティブ・スペースっていうと必ず、予算不足の話題などに陥りがちなのだが、この立派なホールのなかではそんなしみったれた話題にはならなかった。1日目は各国のスペースや団体から現状報告。2日目は国際展とグローバリズムの問題など、3日目は美術ジャーナリズムの関するトピックが、連日、基調報告と討議というかたちですすめられた。朝10時から夕方6時頃まで、ホールに軟禁状態で、熱い議論を聴いているだけでもエネルギーが必要だった。
[5月10日(月) 原久子] |
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南宋絵画
4/17〜5/16 根津美術館 |
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南宋絵画はいいらしい。鎌倉・室町時代から将軍家や禅林に伝えられてきた逸品が出てるらしい。おまけに「南宋絵画」のみの特別展は今回が初めてのことらしい。と聞いて行ってみた。たしかによさげな作品が並んでるのだが、どれもこれも黄ばんでるを通り越して黒ずんでる。その年季の入りぐあいがまた作品にハクをつけてるようでヤな感じ。東洋の古美術を好きになれない理由はそこにある。つまり年食ってくたびれたオヤジが全員エライわけじゃないだろうってことだ。
[5月11日(火) 村田真] |
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秘蔵春画展
5/10〜22 ヴァニラ画廊 |
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入口に「18才未満お断り」の表示。わくわくしちゃうなあ。葛飾北斎、歌川国貞、豊国のほか、橘小夢のエロ画も。絵そのものはおっ立つほどではないけれど、画廊の一角に畳を敷き、行灯を灯して雰囲気を盛り上げてるのがいかがわしくて好感がもてる。
[5月11日(火) 村田真] |
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黒川弘毅展
5/10〜22 コバヤシ画廊 |
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高さ80センチほどの人のかたちをした金属彫刻が3体。砂を掘って金属を流し込み、背中側を残してグラインダーで削ったもので、人体像にしてはいかにも拙い。ここでは神話的世界における人間の創造を、彫刻の成立過程に重ねているのかも。
[5月11日(火) 村田真] |
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祐成政徳展
5/10〜22 ギャラリー現 |
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頭を水平に切断された巨大なボウリングのピンみたいなオブジェが床にごろり。奥にはケヤキを削った多角柱がおっ立ってる。ピンはFRPだろうか、表面がストライプに塗り分けられ、ケヤキは香り高く木目も美しく仕上げられている。これらの形態、色彩、材質感の落差が祐成のもち味か。
[5月11日(火) 村田真] |
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青木野枝展
5/10〜29 ギャラリー21+葉 |
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溶断した鉄の棒でギャラリー空間の四周を囲い、そこから円形の鉄板をぶら下げている。中央にはやぐら状に組んだ鉄の彫刻。なんかお祭り広場みたい。だれかが「パン食い競争」といってたぞ。
[5月11日(火) 村田真] |
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Lee Boorok Warvata (War + arvata)
4/28〜5/16 Insa Art Space[ソウル/韓国] |
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市街地仁洞のメインストリートにはお土産物屋と画廊が軒をつらねる。おしゃれにデザインされていて、タイトルほどにはシリアスな印象はない。でも、この作家がなにをみているのか、その視点はよくわかった。
[5月11日(火) 原久子] |
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リチャード・ロング
5/4〜6/13 KUKJE GALLERY[ソウル/韓国] |
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大御所リチャード・ロングは、ここでは円形ではなく、四角く石を並べていた。ホワイトキューブでこの手の展示をみるのは、もうさんざんみせられてきたせいか退屈と感じるようになってきた。 [5月11日(火) 原久子] |
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