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展覧会レビュー
村田真/原久子
6/24-6/25
TV Moore SMOKE N’MIRRORS
6/4〜26 Gertrude[メルボルン]
TV Mooreと見てユニット名かと思ったのですが、個人名でした。名前の響き以上に衝撃的だったのは作品。初めて観た彼の映像作品に吸い込まれてしまいそうになりながら、食い入るように観てしまいました。同じ人の作品とは思えないほどテイストの異なる作品もあって、シリアスな作品にしてもダイナミックな展開があるといったものではない。燃え盛る火が次第に消え失せてゆく様子をじっくり見せたり、その時間の流れのつくりのうまさ、シンメトリーに映し出した画面の構図も新鮮。結構笑いのセンスもよい。
[6月24日(木) 原久子]
David Griggs DESTINATION DISASTER
6/4〜26 Gertrude[メルボルン]
画廊などが集まるフィッツロイ地区のGertrude は展示スペース、アトリエ、レジデンスなどを持つアートスペース。1Fの展示室は壁で2つに区切られ、TV Moore展と同時に、道からガラス越しにもギャラリー展示がみえるところでは、David Griggs展も開催されていた。ストリートっぽいけど、きれいな仕事をしていて、ドローイングも立体作品もチャーミング。
[6月24日(木) 原久子]
大野一雄フェスティバル2004
6/22〜7/4 BankART1929[神奈川]
大野一雄フェスティバル2004
バンカートのふたつの建物全館を使ったフェスティバル。大野一雄の資料展から、スタジオの再現、映像による紹介、弟子たちの舞踏公演までテンコ盛り。資料展には舞踏以前のO氏の未発表写真、ポスター、衣装、手書きメモなども出品され、ファンなら垂涎ものだろうが、そうでなければ「なにもこんなものまで」とあきれてしまうものまでさらけ出している。まあその意味では決定版といっていい。夜は黒沢美香の公演があり、かたわらで痩身の中年男がなにげに首を吊っていた。この人、30年以上も前から「首吊り」イベントを繰り返している伝説の古沢宅氏ではないか。
[6月25日(金) 村田真]
THREE COLOURS Gordon Bennett and Peter Robinson
4/8〜7/4 Heide Museum[メルボルン]
THREE COLOURS Gordon Bennett and Peter Robinson
メルボルン郊外にあるHeide Museumはもともと個人コレクターのリード夫妻私邸であった場所。開催中だった企画展はGordon Bennett とPeter Robinsonの2人展。オーストラリア、ニュージーランドにヨーロッパから移民がやってきて、ある種の負の歴史を背負うこととなった先住民。アボリジニ、マリオの視点を加味したクリティカルな作品群が並ぶ。しかし、重苦しさより、真正面から問題を見つめ発言しようとするところがカラっとしている展覧会でした。
[6月25日(金) 原久子]
JOHN NIXON EPW 2004
5/29〜7/25 ACCA[メルボルン]
JOHN NIXON EPW 2004
ACCAは、建物の外壁を赤錆が覆ったような、そしてどこに対しても垂直なラインといったものが見あたらない設計で、展示室も当然のことながら、台形だったりする。そんな個性的な空間にも打ち勝つ力を発揮していたのはJOHN NIXONの個展だった。
[6月25日(金) 原久子]
swoon
5/29〜7/25 ACCA[メルボルン]
Chris Langton, David Rosetzkyら7人の若手作家たちが映像や色、鏡面を用いた視覚の交錯など、オプティカルな刺激のある作品を出品。Rosetzkyは、「living together is easy」展 (水戸芸術館)参加、同展チラシにイメージが使用されたので日本でも知る人は多くなっていると思う。Rosetzkyは赤丸急上昇のアーティストととらえて良さそうだ。
[6月25日(金) 原久子]
West Space Project : Resistance Through Rituals
6/25〜7/10 westspace[メルボルン]
West Space Project : Resistance Through Rituals
West Space Project : Resistance Through Rituals
メルボルンはアーティスト人口が結構多く、アーティスト・ラン・スペースもいろいろある。そんななかでも草分け的存在といってもいいのがwestspace。開催中の展覧会では、それぞれがアーティストたちのグループのプレゼンテーション的な展示を行なっていた。そして、ここで作家が販売していたDVDは2枚組で若手作家たちが自分たちをプロモーションするためにつくったもの。アーティストのカードというのもあって、ポケモンカードのような遊び方をするのだとパーティで交換している様子をビデオにしたものが会場で上映されていた。
[6月25日(金) 原久子]
 
Index
6/24-6/25
TV Moore SMOKE N’MIRRORS
David Griggs DESTINATION DISASTER
大野一雄フェスティバル2004
THREE COLOURS Gordon Bennett and Peter Robinson
JOHN NIXON EPW 2004
swoon
West Space Project : Resistance Through Rituals
6/26
山本直彰展
浜田涼展
大竹伸朗展──UK77
さかぎしよしおう展
警察博物館
Wrapture  Melbourne Scarf Festival
Rod Moss  Big Country: Small Histories
6/27-6/29
高松次郎
鷲見和紀郎展
ピエール・ボナール
2004: Australian Culture Now
シュー・ピン展
HOSSEIN VALAMANESH展
Sarah Ryan  it's a complex world
6/30-7/2
Nell -Who Made Who-
Hany Armanious -The Cult-
Biennale of Sydney
中原佑介撰[高松次郎]
Asian Traffic (Phase 2)
Biennale of Sydney
INTERLACE Shaun Gladwell, Emil Goh, Kate Murphy
大岩オスカール幸男“雲と煙と花”新作展
「テラージョーズパーティ」
7/4-7/7
ニパフ新宿街頭パフォーマンス
C.A.P.「ザ・10年目」 公開パネルディスカッション
地中美術館プレスプレビュー
ジェームズ・タレル《オープン・スカイ》
世界の美術館
コピーの時代
原田要展
火星の生活
7/8-7/9
松村泰三展
田中秀和展
ロバート・ライマン
from/to #1 政田武史・横谷奈歩
鬼頭健吾展
「アートがあれば──Why not live for Art?」展
オールナイトMoMA
7/10-7/15
multiples
山崎つる子展
北尾博史展
名古屋章 追悼展
西野康造展
めからとく
高村光太郎展
2004光州ビエンナーレ記者発表
7/16-7/20
花と緑の物語展
日本漫画映画の全貌
世界は歪んでいる。
ノンセクト・ラディカル 現代の写真III
ナデジダ・オレック・リャホヴァ展 ヴァニタス
コラプシング・ヒストリーズ
ブラジル:ボディ・ノスタルジア
万国博覧会の美術
るさんちまん 《第12回「る会 〜生きション〜」》
母袋俊也《TSUMAALI》
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