村田真/原久子 |
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6/30-7/2 |
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Nell -Who Made Who-
7/1〜24 Roslyn Oxley 9 Gallery[シドニー] |
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Nellは高校生のときに日本に来たことがあると言い、片言の日本語で話しかけてくれた。禅の思想に影響されているという彼女の作品コンセプト。卵型の彫刻や、グワッシュドローイングにも卵が頻繁に登場する。作品にはピュアな彼女のいろんな想いがこめられている。
[6月30日(水) 原久子] |
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Hany Armanious -The Cult-
7/1〜24 Roslyn Oxley 9 Gallery[シドニー] |
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胡椒の香りが会場に漂う。茶色い粒粒が嗅覚に刺激を与える。胡椒を固めてつくった箱庭。大小さまざまな胡椒挽きをならべると摩天楼のようなジオラマができる。そして、ラッパ型の拡声器を型取りした作品など。作家の生い立ちとの関係もないわけではなさそうだし、ちょっと哲学的な感じもしたが、私にはいまひとつ作品の世界に踏み込めないものがあった。
[6月30日(水) 原久子] |
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Biennale of Sydney
6/4〜8/15 Museum of Contemporary Art、The Art Gallery of New South Wales[シドニー] |
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シドニービエンナーレはいくつかの場所に分散して開かれているが、メイン2会場は美術館。昼間に出かけたMCAでも、夜間開館にでかけたThe Art Gallery of New South Walesにも共通するのは、51作家が32ヶ国から参加する国際展だが、よくある有名作家が並ぶというものではないことだ。文化的な違いや、詩的で旅情を感じるようなものが集められたが、たくさん作品を観たがガツンとくるようなパンチはなかった。
それにしても驚いたのは、毎週水曜の21時まで開いていてイベントもたくさんあるArt After Hoursが市民に定着していること。週の真ん中なのに閉館時間までたくさんの来場者がいた。
[6月30日(水) 原久子] |
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中原佑介撰[高松次郎]
6/25〜7/25 ナディッフ[東京] |
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以前なら「いまさら」という感じで見すごしてしまったであろうドローイングだが、府中市美術館での回顧展を見たあとではとても端正に映る。しかも中原佑介が高松のアトリエで選んだものというから、さもありなん。遅ればせながら戦後日本の現代美術を見直してる今日このごろ。
[7月1日(木) 村田真] |
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Asian Traffic (Phase 2)
6/22〜7/10 4a Gallery[シドニー] |
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シドニーの市街地では東洋人の姿をよく目にする。東南アジアとオーストラリアは、日本との距離以上に近く、実際に交流も多い。アジア系の作家をしっかりと調査し紹介しているのがAsia-Australia Art Centreに属するこのギャラリーだ。Asian Trafficは6期に分けて開催される比較的大きな規模のアジア展。
[7月1日(木) 原久子] |
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Biennale of Sydney
6/4〜8/15 Artspace[シドニー] |
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ここに着てやっとシドニービエンナーレの全会場を一応まわったことになった。ボタニックガーデンでは広くて見過ごした作品もあるが、ここArtspaceには4作家のインスタレーション、映像作品があった。Heimo Zoberningの《Untitled(Info Lounge)》は、木製の長机に出品作家の作品集などから選んだものがずらりと並べたもので、来場者は腰をおろしそれらの資料に熱心に目を通していた。
[7月1日(木) 原久子] |
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INTERLACE Shaun Gladwell, Emil Goh , Kate Murphy
5/27〜7/3 Performance Space[シドニー] |
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映像作家3人の作品を上映。Shaun Gladwell作品が面白いことは間違いないと確信していたが、他の2作家ははじめて作品を観ることに。Kate Murphyの《PonySkate》は、2人の小学生のそれぞれの生活に個別に密着して、子供本人に持たせたビデオカメラがとらえた彼らと、他者の視点(作家)がとらえたドキュメント映像がある。計4台のモニターが横1列に並び、4つの映像が同時に流れているのだが、一方は中流家庭の女の子、もう一人の子供は労働者層の家庭の男の子で、その生活ぶりの違いを見せつけられた。
[7月1日(木) 原久子] |
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大岩オスカール幸男“雲と煙と花”新作展
7/2〜8/7 フジテレビギャラリー[東京] |
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煙のような花、花のような雲。煙はまた硝煙を、雲はキノコ雲を連想させる。ニューヨークに住むようになって絵が大きく変わったということはないけれど、着実に成果を積み上げていく誠実な態度に敬服する。絵なんてそう簡単に変わる(変えられる)もんじゃないし、ころころ変わるやつは信用が置けない。だれでもピカソなわけないし。1点だけ今回のテーマからはずれる《滝》という作品があって、なぜかとっても惹かれる。
[7月2日(金) 村田真] |
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「テラージョーズパーティ」
7/2 KPO キリンプラザ大阪 |
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DJする田名網敬一がまったくまばたきもせず、片手をヘッドホーンに当てて同じ格好をしている。近くにいた知合いに「先生ぜんぜん動かないね」と言ったら爆笑された。本人が1分半目を見開いたまま型どりをして作ったマネキン人形にだまされたのだ。しかし、頭を下げて挨拶していた学生もいたらしいので、それほど精巧にできているということ。グレーのペンシルストライプのスーツに黒シャツ、赤いネクタイ。同じ服装の本人が横に立ったときにはもうあっけにとられてしまった。68歳でもDJしちゃう先生に学生たちも大興奮であった。
[7月2日(金) 原久子] |
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