村田真/原久子 |
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4/9-4/14 |
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横浜トリエンナーレ プレゼンテーション会
4/9 国立国際美術館講演室[大阪] |
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今年9月28日から「アート・サーカス」をテーマにはじまる「横浜トリエンナーレ」のアーティスティック・ディレクター川俣正自ら、どんな内容にしようとしているのかを語りに大阪までやってきた。前回の4人のディレクターのうちの一人である建畠晢国立国際美術館館長から「僕たちのときは4人でやったけど、1人のほうがいいと思う」と正直なコメントまで出て、終始いい雰囲気に進む。ディレクターといっしょに仕事をする3人のキュレーターのうちの一人である天野太郎(横浜美術館)も参加。すでに発表されている出品作家の解説などもまじえてプレゼンテーションがなされた。
[4月9日(土) 原久子] |
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きのうよりワクワクしてきた。
3/17〜6/7 国立民族学博物館[大阪] |
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レヴィ=ストロースが説いた「ブリコラージュ」という概念を展覧会の中心に据えて、現代美術家が博物館の仮面ほかの収蔵資料を用いて展示を行なうかたちをとり、また障害をもつ作家たちの作品もいっしょに展示している。とにかくこういうこともアリなんだ、と「博物館」を200パーセント楽しんで帰ってきた。高嶺格ほか注目のアーティストたちにもひけをとらないどころか、あまりにシニカル過ぎて大笑いをさせらるような作品も多数出品されている。週末にはワークショップなどのイヴェントも盛りだくさん。
[4月10日(日) 原久子] |
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母袋俊也展
4/11〜30 ギャラリーなつか[東京] |
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ここ数年続けているQf系シリーズの展示。「正方形フォーマートの画面に、色彩とかたちが筆致によって充満していくという」きわめてまっとうな絵画の課題に挑んだもので、150センチ四方の画面には、定朝とルブリョフによる祈る手のイメージが渦巻くようなタッチで収まっている。『ダ・ヴィンチ・コード』じゃないけれど、正方形と円に人体を収めたレオナルドの素描を思い出す。ちなみにQはQuadrat(正方形)、fはfull(充満)の意味だそうだ。
[4月11日(月) 村田真] |
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ベルリンの至宝展
4/5〜6/12 東京国立博物館[東京] |
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ベルリン市内を流れるシュプレー川の中州には5つのミュージアムが集中し、「博物館島」と呼ばれている。そのいくつかは第2次大戦で被災したままになっていたが、これらの復興・統合計画がようやく動き出し、10年後の完成をめざすという。これらのミュージアムがつながってひとつの複合施設になれば、先史時代から近代までの美術を一堂に見渡せ、ルーヴル美術館に匹敵する規模となる。それなら上野の山の博物館群をひとつにつないでルーヴルをめざそう、と以前、国立西洋美術館の館長だった高階秀爾さんが提唱したことがあったっけ。なるほど、ここ東京国立博物館がルーヴルのクールカレに当たり、右翼に都美術館と動物園、左翼に科学博物館、西洋美術館、文化会館、上野の森美術館と連なるスケールはたしかにルーヴル並。でもコレクションはずいぶん見劣りする。ま、ともあれ今回、ベルリンのコレクションがこれだけ見られるのも改修工事のおかげ。なんだか日本で火事場泥棒みたいだなあ。
[4月14日(木) 村田真] |
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ホンマタカシ NEW WAVES 2005
4/1〜23 ギャラリー360°[東京] |
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ハワイで撮った波のシリーズ。杉本博司だと海と空で画面が2等分されるけど、ホンマの場合は波と雲になり、しかもそれらが微妙に溶け合っている。
[4月14日(木) 村田真] |
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