村田真/原久子 |
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4/16 |
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佐藤万絵子 in the picture/out of the picture
4/11〜16 Space Kobo&Tomo[東京] |
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いつもは会期中ギャラリー内で紙にくるまれて絵具と格闘する佐藤だが、今回は珍しく壁に絵画を掛けている。ていうか、ふつう絵画は壁に掛けるもんだけど。まあ絵画といっても、箱状の紙に絵具を塗りつけてかたちが崩れた作品3点と、袋状の紙のなかに入って内側に絵具を塗った作品2点で、彼女の格闘シーンを知らない者にとっては絵画というよりボロ切れにしか映らないかもしれないが。
[4月16日(土) 村田真] |
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タムラサトル展 Weight Sculptures 2
4/11〜16 ギャラリーQ[東京] |
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はかりの上に金属製の動物彫刻がのっていて、ぴったり2キログラムとか10キログラムを示している。1グラムの誤差もないよう、彫刻に穴を開けたり分銅をのせて調整している。ビデオは、素っ裸になって体重計にのると99キログラムを指す太り気味の男が、ちょうど100キログラムに達するまでペットボトルを飲むというもの。その太り気味の男が実際にギャラリーに入ってきて、タムラ本人だと納得。ふだんは93キログラムくらいなのに、撮影のため99キログラムまで増やしたそうだ。映画俳優みたい。いや、容姿がではなくて。
[4月16日(土) 村田真] |
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《気》派展
4/11〜28 ギャラリー手[東京] |
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「具体」→もの派→《気》派とか、《もの》ではなく、《気》を見て欲しい!とのベタなキャッチが踊る。が、会場はいかがわしい秘宝館みたいでわくわく楽しい。出品作家は10人で、なぜか松山兄弟とか白濱夫妻とか清水親子とか彦坂親戚(?)とか、ペアが多い。金ピカの観音様とか陶製のパンティとカツラとか、上半身はシャッターに隠れて下半身むき出しの男性像の絵画と写真とか、いったいどこが《気》なんだ?《気》違いじゃないのかなんてね。
[4月16日(土) 村田真] |
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中澤英明展
3/22〜4/30 村松画廊[大阪] |
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油彩とテンペラで丹念に描かれた27の子供の顔。髪の毛が逆立っていたり、顔が三角形だったり、口唇裂だったりさまざま。自分の子供ならまだしも、こうしたいろんな子供たちを描こうと思い立った動機はなにか。
[4月16日(土) 村田真] |
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冨岡雅寛カオスモス展
4/4〜16 ASK?[東京] |
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細長い桶に顔料を混ぜた水が入れてあり、手前のレバーを左右に動かすと水面に波紋を描く。それを前面の壁面にプロジェクションする。このプロジェクションはあまり効果的ではないと思うのだが。奥の部屋にはこの原理を応用したマルチプルがあって、けっこう楽しめた。
[4月16日(土) 村田真] |
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木村友紀個展 untitled puzzule
4/16〜5/28 児玉画廊[大阪] |
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最近では、COUMAというグループでの作家活動、他のユニットでの音楽活動など、活動領域を広げていっている木村の久々の大阪での個展。写真を用いた作品や映像など、忙しいのにいつの間にこんなにいい作品つくってたのよ、と驚いてしまった。珍しくストレートに樹木を撮った6枚組の作品《mori》も必見。
[4月16日(土) 原久子] |
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NEW HEAVY
4/16〜5/29 CAP HOUSE[兵庫] |
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広いCAP HOUSE館内のエントランスからはじまり、リビングルーム、3つのギャラリー、階段などいたるところに重たい鉄の作品が侵食していっている。黒くて堅くて重いっていうのが一般的な鉄のイメージ。そして鉄を素材にした作品も、やはりそんな素材のもつイメージを引きずる。「NEW HEAVY」展は、そんな素材のイメージをどうにか変えようとかではなく、その素材を使う出品作家5人がそれぞれの個性をもって作品化したものが並んでいる。建物や設置された場とが、それぞれによい対話を生み出しているように思える。
[4月16日(土) 原久子] |
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