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プライバシーステートメント
展覧会レビュー
村田真/原久子
11/8-11/11
プーシキン美術館展
10/22〜12/18 東京都美術館[東京]
プーシキン美術館展
モネ《白い睡蓮》、ゴッホ《刑務所の中庭》、ピカソ《女王イザボー》、マティス《金魚》と名作・力作ぞろい。でもなにかものたりないのは、作品が50点と少ないからか、もっと名作・大作があるはずなのに出し惜しみしているからか。
[11月8日(火) 村田真]
北斎展
10/25〜12/4 東京国立博物館[東京]
北斎展
プーシキンと同じ都美の日展をあとまわしにして、混みそうな東博の北斎展を先に見る。これはすごい。総出品点数500点。毎週展示替えがあるので1度に300点くらいしか見られないけど、それでもヘキエキするほどの量だ。観客もプーシキン以上に入ってるみたいだ。
[11月8日(火) 村田真]
第37回日展
11/2〜24 東京都美術館[東京]
第37回日展
東博を出ると、上野公園に修学旅行生が座らされ、先生が指示を飛ばしていた。「1組から4組までが科学博物館、5組から8組までは日展、午後からは交代」と聞こえてくる。いま上野では「プーシキン美術館展」も「北斎展」も「ガンダム展」(上野の森美術館)だって開かれているというのに、いや、特別展でなくても東博の常設展なら安くてすいてるうえヘタな特別展以上に価値があるというのに、どうやら田舎のセンセーは日展しか知らないらしい。こうして見たくもない展覧会を押しつけられた生徒たちは、日展こそアートだと信じ込まされ、会場を無意味に混雑させることになる。実際には作品を見る生徒などほとんどおらず、会場隅の休憩コーナーにたむろして時間をつぶしていた。まあ作品は見なくてもいいけどね。
[11月8日(火) 村田真]
高野麻紀 バーバラ・ヒンダール展
10/28〜12/2 ヨコハマポートサイドギャラリー[神奈川]
高野麻紀 バーバラ・ヒンダール展
日独ふたりの女性アーティストが対話を重ねながら、それぞれの出身地マンハイムと横浜で2人展を開催。高野はギャラリー奥の床にベニヤ板を敷きつめ、テーブルと椅子、ベッド、照明、鏡、カレンダー、大野一雄のポスターなどを配し、隅にガラス板を置いている。テレビモニターからはおぞましい映像が。ヒンダールは事務机や椅子、スチール棚を無造作に置き、ドハデなピンクのテープを貼っている。ある地点に立つと棚に見えるというトリックアートだ。
[11月9日(水) 村田真]
節子の暮らし展 和の心
11/3〜13 そごう横浜店8階特設会場[神奈川]
節子の暮らし展 和の心
節子ったって円鏡のかーちゃんじゃない(古い)。元彌のかーちゃんでもな い。バルテュスのかーちゃん、つーか奥方の節子・クロソフスカ・ド・ローラであらせられるぞ。前半はバルテュスの薫陶を受けた絵、後半は節子デザインの新作着物や刺繍や人形や手紙やどうでもいいもの。ざっと見まわしたところ、100人以上はいる観客のうち男はぼくも含めて3人だけ。98パーセントは女っつーか女を卒業したおばはんが占めている。節子はカリスマ未亡人か。
[11月9日(水) 村田真]
A crash course in aesthetics, ethics, politics, economy and history
Swedish Conceptual Design

11/2〜12 スウェーデン大使館ほか[東京]
A crash course in aesthetics, ethics, politics, economy and history Swedish Conceptual Design
北欧のデザインは、シンプルでスマートだけど画一的と思っている人が多い。この展覧会に出ているものは、いずれも個々にメッセージ性も強くて、ファッションだけどアート作品というふうにも考えられる。都内の20箇所以上の場所で開かれているスウェーデン関連のデザインイヴェント。こうしたデザインウイークは毎年開かれていても、まだまだ私たちの多くがスウェーデンとフィンランドの位置関係すらじつはどっちが西でどっちが東側だったかもわからなかったりする。
[11月9日(水) 原久子]
ウィリアム・モリス展
10/8〜12/4 松下電工汐留ミュージアム[東京]
ウィリアム・モリス展
モリスは産業革命によって濫造された粗悪な大量生産品を嫌い、手工芸による生活空間のトータルデザインをめざした運動家。これまでにも何度か紹介されてきたけれど、展覧会としては地味で退屈なものが多かった。今回は前半に展示されたステンドグラスがなかなかの見ごたえ。もちろん本物のステンドグラスをもってくるわけにはいかないので、フィルムの裏から光を当てるのだが、やっぱり人間は光りものに引き寄せられる習性があるのだと妙なところで再認識。
[11月11日(金) 村田真]
川端龍子展
10/29〜12/11 江戸東京博物館[東京]
川端龍子展
ポスターやチラシにも使われている両腕を広げたような生物、てっきりクリオネと思っていたが、雁が飛んでる姿だった。しかしこの雁の姿、上から見たところ(つまり背側)なのに背景は空で月も見える。だとしたら、落下している以外にありえないポーズだ。ま、戦闘機の機体をスケスケのシースルーに描いた龍子だもん、雁にありえないポーズをとらせるくらいお茶の子さいさい。
[11月11日(金) 村田真]
取手アートプロジェクト2005
11/12〜27 オープンスタジオ 取手市内に点在[茨城]
取手アートプロジェクト2005
取手駅近くの丘の上にオープンしたTAPヒルズに集合し、バスでツアー。最初は閑散としたデパート内にあるTAPサテライトギャラリーで島田忠幸展を見て、芸大取手校地でステンドグラスの制作実演を見て、4人の彫刻家がスタジオとして使ってるアトリエ蔵を見て、藤代庁舎の児童画展を見て、キリンビール工場に行って、あー疲れた。でもこれから横浜のBankARTへ。
[11月11日(金) 村田真]
Index
10/21-10/27
谷山恭子「daily necessities」
アサヒ・アート・フェスティバル2005報告会
李禹煥 余白の芸術
小寺絵里
クリーン・アーティスツ・プロジェクト第三期オープンアトリエ
10/28
さわひらき展
マックス・ヘッドルーム
法貴信也
グラハム・パークス
奥村雄樹「トランスファー」
イサム・ノグチ展
東京府美術館の時代 1926〜1970
野村誠+野村幸弘『ズーラシアの音楽』
BankART Life――24時間のホスピタリティ
ランドマーク・プロジェクト
10/29-11/1
奈良美智レクチャー@弘大祭
竣工記念シンポジウム・内覧会
かわりゆく世界で:transformation / metamorphosis
再考――もの派
ヒロ・ヤマガタ
大谷有花展 PAINTING 2000-2005
越前谷嘉高展
伊達伸明展
横尾忠則
ク・ナウカで夢幻能なオセロー
11/2-11/6
ゲルハルト・リヒター――絵画の彼方へ
谷川まり+QUOI?!プロジェクト「発酵する身体の記憶」
新築移転開館1周年記念シンポジウム
「野生の近代 再考――戦後日本美術史」
平行芸術展最終回
フービズム・2005
スコットランド国立美術館展
スーパーピュア2005「もうひとつの美術館の足跡」
第7回21世紀の作家――福岡 柳幸典展
イカロス・プロジェクト 飛翔の夢――国境を越えて
ジャンルフリーの公募展 " For Rent! For Talent! "
第3回福岡アジア美術トリエンナーレ2005
11/8-11/11
プーシキン美術館展
北斎展
第37回日展
高野麻紀 バーバラ・ヒンダール展
節子の暮らし展 和の心
A crash course in aesthetics, ethics, politics, economy and history
Swedish Conceptual Design
ウィリアム・モリス展
川端龍子展
取手アートプロジェクト2005
11/12-11/15
ノー・ウォー美術家の集い横浜展
桃谷恵理子「ホームステイ・アート・プロジェクト」
瑛九 フォト・デッサン展
4ism 写真展
中山恵美
君平展 国土―開発
鈴鹿芳康 縁起マンダラ
常設展
大西康明 個展「clue in the void」
中ハシ克シゲ On The Day Projects 1999〜2004
スウェーディッシュ ラディカル デザイン
リサーチ&ディベロップメントとグスタフ・ノーデンフョルド展
11/16-11/23
斉藤和子
表現される現在2005
逢坂卓郎展GROUND
秘伝ディメンション展
丸山直文「朝と夜の間」
オラファー・エリアソン
北仲OPEN!
代官山インスタレーション2005
アーティストサミット コアミーティング
"EU meet CAP "の芋煮宴会
@KCUA project 闇のレッスン Lessons of Darkness
11/24-11/26
オランダ絵画の黄金時代 アムステルダム国立美術館展
伊丹モダニズム再発見
旅する“エキゾチシズム”
キリンアートプロジェクト2005
第3回大阪・アート・カレイドスコープ
小林重予展「了解のしるし」
坂崎隆一展 長い長い箸の話
バロック・ロココの巨匠
美の国日本
海の道、アジアの路
福岡アートヒストリー展
Illusory Reason
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