村田真/原久子 |
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11/12-11/15 |
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ノー・ウォー美術家の集い横浜展
11/8〜13 神奈川県民ホールギャラリー[神奈川] |
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次の約束時間が迫っていたので10分で見る。約150人が出してるからひとり4秒。ま、10分あれば十分だな。シャレかよ。
[11月12日(土) 村田真] |
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桃谷恵理子「ホームステイ・アート・プロジェクト」
10/28〜11/13 横浜市内某所[神奈川] |
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「ホームステイ・アート・プロジェクト」の第2弾は、アンヌ=マリー・コルニュ。暗い部屋から窓に向けてなにやら文章を投影している。光の文字は窓ガラスを通過して伸びていくのだが、それがちょうど「スター・ウォーズ」のイントロを思わせる。さらに光の文字は向かいのビルの外壁に映し出される。きわめてプライヴェートなアートが外にもれて、パブリックアートになろうとしているのかしらん。
[11月12日(土) 村田真] |
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瑛九 フォト・デッサン展
10/22〜12/18 国立国際美術館[大阪] |
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瑛九の出身地宮崎で、彼の絵画作品をいろいろ観たが、フォト・デッサンをまとめてこれほど観る機会はなかった。光と影を操る作品だけでなく、その過程の一端をかいま見られる展示もあった。会期中にもう一度行きたい展覧会だ。
[11月12日(土) 原久子] |
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4ism 写真展
11/7〜19 アーリーギャラリー[大阪] |
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少しずつテイストが違う……それはそうだ、4人展だから。展示の解説とかキャプションの類を先にチェックしないので、個展だと思いこんで画廊に入ったものだから、全体を見た後、なんだかヘンだと思ってしまった。学生さんの4人展とのことだったが、グループ展は見せ方にちょっとした工夫があってもいいかもしれない。
[11月12日(土) 原久子] |
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中山恵美
11/7〜12 Oギャラリーeyes[大阪] |
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作家本人から「『眠い』絵」という言葉が出た。──じつはこの言葉は初めて聞いたわけではない。これまで何人かのペインターの口から聞いたことのある言葉だ。自分の作品を解説するときに「眠い」ときの身体と脳のどうしようもない、あの感じをイメージとして絵にしたい、という意味にとればいいのだろうか。あるいは夢うつつの状態でまぶたに映るイメージを残しているととるべきか。Oギャラリーeyesで以前2人展というかたちで観たときは、風景を描いていた中山。風景もなかにはあるが、以前とは描く対象が変化した。しかし、対象が変化したというのは厳密には正しくない。表現したいことが、あの頃とはかなり違っている。
[11月12日(土) 原久子] |
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君平展 国土−開発
11/8〜20 ギャラリーそわか[京都] |
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真っ白い部屋の中央には、床に並べた弾がずらりと並んでいて、先に着色しているが、両脇に鏡を置いているので、永遠にその弾が続いているかのように見える。何種類かの迷彩柄のシャツとパンツを並べているが、迷彩模様の輪郭を白くアクリル板にトレースし、何枚かのアクリル板を重ねているので等高線が立体的に浮き上がっている。展覧会名は「国土―開発」。迷彩柄を街のなかでもよく見かける。見えないところでの武装化が進んでいることを君平は懸念しているのだろうか。
[11月13日(日) 原久子] |
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鈴鹿芳康 縁起マンダラ
9/20〜11/25 東寺食堂[京都] |
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東寺は真言密教の寺。五重塔でも有名だが、三大霊場のひとつとしても知られる。鈴鹿は巡礼地を参る人たちの写真をそれぞれの札所で撮り、その写真を用いて曼陀羅図をつくり出すなどしている。何事も輪廻するといった思想を作品化。因果のある東寺で展示することは美術館などのスペースで展示することよりむしろ意味があると本人も言っていたが、この場所に置くことによって完成すると言うこともできる内容の作品だった。
[11月13日(日) 原久子] |
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常設展
東寺宝物館ほか[京都] |
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京都のお寺には国宝や重要文化財がゴロゴロしている。その数といったら、ちょっとした博物館にはまったく太刀打ちできない。仰々しく展示されているわけでもないのだが、でもやっぱり宝物館で観るよりは、講堂や金堂で観るほうが、有難く感じてしまう。
[11月13日(日) 原久子] |
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大西康明 個展「clue in the void」
11/3〜11/23 Sfera
Exhibition[京都] |
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透明な袋が膨らんだり、しぼんだりするたびに、上部に下げられた蛍光塗料を塗ったヒモが、まるで生きているように伸びたり、くねくねと丸く垂れていったりするのを繰り返す。ただ、その繰り返しだけなのだが、浮かび上がるように光るヒモの動きに見入ってしまう。
[11月13日(日) 原久子]
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中ハシ克シゲ On The Day Projects 1999〜2004
11/5〜12/17 児玉画廊[大阪] |
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歴史的事実に則って、ある決定的な一日に、その事件などと関係の深い建物の外観であったり、地面に落ちた花びらであったり、その1日を象徴する場所やモノの表層を写真によっておさめてゆく。それも、全景を一度に撮るのではなく、サービスサイズのプリントをつないでゆくと等倍になるように接写する。膨大な数千枚に及ぶ写真を撮り続けるというナンセンスなまでの作業を行なう。日が昇ってから日没までの撮影の間に日差しの方向も光の入る具合も著しく変化
する。実際にあった出来事の重大さ、証言者による記憶が、そうして作品を制作することへと中ハシをかりたてる。表皮だけをはがしたような写真を、中ハシは2次元のものととらえるのではなく彫刻としてとらえているいう。
[11月15日(火) 原久子] |
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スウェーディッシュ ラディカル デザイン
リサーチ&ディベロップメントとグスタフ・ノーデンフョルド展
11/15〜27 Toi[大阪] |
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コンセプトはシャープだが、モノ自体は人を拒むものではない、そんなデザインのオブジェのようなグッズが並ぶ。元来銀色だった中古のカトラリーを艶消しの黒い姿と変えた。だれもが世界中どこへ行っても入手できるようなスプーンやフォークの色が変わり輝きを放ったことで、まったく新たなものに生まれ変わっていた。
[11月15日(火) 原久子] |
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