村田真/原久子 |
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11/16-11/23 |
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斉藤和子
11/14〜26 ギャラリーなつか[東京] |
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すべすべの、にぎりごこちのよさそうな大理石彫刻。これはきっとながめて楽しむものではなく、なでてさすってほおずりして愛おしむものなのかも。
[11月16日(水) 村田真] |
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表現される現在2005
11/14〜19 ギャラリイK[東京] |
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TSA(東京芸術専門学校)卒業生によるグループショー。TSAがなくなってもう6、7年たつだろうか。その卒業生だから10年、20年も前の仲間たち。それがいまも毎年グループショーを開くのだから、仲よきことは美しきかな。
[11月16日(水) 村田真] |
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逢坂卓郎展GROUND
11/6〜28 ポーラミュージアムアネックス[東京]
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ギャラリー内にしつらえた暗室に入る。目が慣れてくると光がうっすら浮き上がってくる。逢坂はこれまで宇宙から降り注ぐ放射線を光に置き換えるインスタレーションを発表してきたが、今回は地中から放射されるガンマ線を光に変換する装置だそうだ。なにがどうなってるのかよくわからないけど、とにかくスゴイみたいだ。
[11月16日(水) 村田真] |
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秘伝ディメンション展
11/12〜12/3 テンポラリーコンテンポラリー[東京] |
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日本の現代美術に欠落しがちな「象徴界」の作品を集め、隠された次元(Hidden Dimension=秘伝ディメンション)にスポットを当てようという、ダジャレの入った大マジメな展覧会。キュレーターは林容子、出品作家は池田理代子、渡辺豊和、彦坂尚嘉、斉藤ちさとら多彩というかバラバラというか、展示もまるでお祭り騒ぎ。
[11月16日(水) 村田真] |
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丸山直文「朝と夜の間」
11/11〜12/17 シュウゴアーツ[東京] |
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新川の倉庫を引き払って新たにオープンしたのは、清澄白河から徒歩7分の巨大な倉庫ビルの5階。シュウゴアーツのほか、5階から7階まで小山登美夫、タカイシイ、ヒロミヨシイ、ミヤケファインアーツ、ゼンシなどの若手画商が占拠して新たなアートスポットとなりつつある。そうそう、丸山直文の作品はますますロマンチックかつ薄塗りになり、まるで透明水彩で描いた絵本みたい。
[11月16日(水) 村田真] |
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オラファー・エリアソン──影の光
11/17〜2/5 原美術館[東京] |
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原美術館の屋上にパーマネント・インスタレーションを設置したい、との提案から、まずは日本にオラファー・エリアソンを紹介しなければという話になって実現した個展。今回は鏡や霧を使って光と色を体験させるインスタレーションが中心。いやーきれいですねえ。これで規模を拡大すればジェームズ・タレル、科学を取り込めば逢坂卓郎か。
[11月16日(水) 村田真] |
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北仲OPEN!
11/18〜12/18 北仲BRICK&北仲WHITE[神奈川] |
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北仲入居者約50組のうち7割がスタジオオープン。私も画家のアトリエを公開してますハイ。
[11月18日(金) 村田真] |
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代官山インスタレーション2005
11/5〜27 代官山界隈[東京] |
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245点の応募のなかから入選作10点を北川フラムさんのツアーで見る。東横線の車内に設置した作品以外はひととおり見たけど、どれも一長一短だなあ。海外の絵葉書を公募で集めて国別に貼った「MOT:
MUSEUM OF TRAVEL」はおもしろいけど、別に代官山じゃなくていいし、中央分離帯に長さ100メートルのテーブルを置いた「代官山リビング」は、その場所ならではの作品だけど、いまひとつなにかたりない感じ。
[11月19日(土) 村田真] |
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アーティストサミット コアミーティング
11/19 京都造形芸術大学[京都] |
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宮島達男が10年以上あたためてきたプランだった「アーティストサミット」が実現した。アーティストの出身地では風土、歴史、宗教などそれぞれがあまりにも異なる。さまざまなバックグラウンドを持ち、そしてまったく異なる動機や技法で作品をつくるアーティストたち。午前10時から午後6時半まで会議は昼食を挟んで延々と続いた。トーマス・シュトゥルート(ドイツ)、蔡國強(中国・在NY)、カチョー(キューバ)、李禹煥(韓国・在神奈川)、ジェーン・アンダソン(南アフリカ)、椿昇(日本)といった作家たちは、自分の経験談などをふまえて言葉を噛みしめながら意見を述べる姿が印象に残った。キーワードは「連帯」「沈黙」「耳を澄ます」「とまる」など、翌日のシンポジウムに行けなかったのが心残りだった。20日のセッションからアン・ハミルトンも加わり、21日の朝には宣言文に全員でサインをしたと聞く。内容が早く知りたい。
[11月19日(土) 原久子] |
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"EU meet CAP"の芋煮宴会
111/21 CAP
HOUSE[神戸] |
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今年が日本EU市民交流年だということは一般にはあまり知られていないと思う。日本各地のアート系NPOや自治体の文化政策に関わる人たちが、視察と交流の目的でEU連合国のうち6カ国を6月に訪問した。C.A.P.(神戸)からも代表であるペインターの杉山知子が参加、イタリア・ジェノバとアイルランド・ダブリン、スライゴ
を訪問した。横浜で開かれる合同のシンポジウムへの参加のために来日したジェノバ、ダブリン、スライゴの人々とC.A.P.の活動拠点にて再会。メンバーでインド音楽家の中川博志が笛の演奏と、彼の出身地山形県の郷土料理芋煮で歓迎。
[11月21日(月) 原久子]
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@KCUA project 闇のレッスン Lessons
of Darkness
11/23 京都市立芸術大学 |
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開始時間を間違ってしまい、今日の一番聞きたかったレクチャー「五感の科学が語る沈黙の意味」を最後のまとめしか聞くことができなかった。気を取り直して、学生たちがやっていた「大枝アートプロジェクト[大枝01]」の大学周辺での展示等を観た後、「闇への道行〜探索するための声と言葉」というワークショップに参加。目隠しをしてペアになった相手の声などを頼りに導かれてゆくのだが、「梓の弓」を探して歩くことになる。京都市立芸大のある場所は西山
と呼ばれる地域、たどってゆく道も、寂れていても緊張感をもたらしてくれる。最終地点の神宮裏池では金春流の能楽師たちによる「葵上」が闇のなかで上演された。日没とともに急激に寒さが増してきたが、池のうえでの厳かなパフォーマンスにすっかり魅せられてしまった。たまには闇と対話を試みるのも現代人にとっては、よい脳への刺激となる。先日のアーティストサミットでも話題に上がったが、いま私たちに必要なのは、静かに耳を澄まし、ゆっくりとものを考える時間かもしれない。そして、それによって私たちが忘れていたものが蘇ってくるに違いない。
[11月23日(水) 原久子]
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