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展覧会レビュー
村田真/原久子
2/1-2/4
若林奮「2時間+」
12/13〜2/25 アートスペース・バイ・富士ゼロックス[東京]
若林奮「2時間+」
初めて訪れた富士ゼロックスのギャラリー。若林の作品は、双葉、テーブル、窓、背中合わせのふたりといったイメージを描いた版画シリーズで、ここのコレクションだそうだ。ええこっちゃ、企業がコレクションするのは。ちなみに同業種ではキヤノンのメセナ活動が知られている。こっち方面でも競いあってほしい。
[2月1日(火) 村田真]
マルセル・デュシャンと20世紀美術
1/5〜3/21 横浜美術館[神奈川]
マルセル・デュシャンと20世紀美術
大阪の国立国際美術館では「デュシャン」と「デュシャン以降」が分かれてたけど、横浜は大胆にも両者を混ぜて、似たもの同士(といっても影響は一方的だが)で並べている。だから会場に入るとまず、デュシャンの白い便器とシェリー・レヴィーンの黄金の便器に出くわすことになる。こうした展示は、デュシャンのオリジナルコンセプトを伝えるには不都合かもしれないが、そんなことどうでもいい観客にとっては楽しめるはず。そもそもオリジナルなきオリジナリティを追求したデュシャンだもの、こっちのほうを喜ぶに違いない。

[2月1日(火) 村田真]
シャルル・フレジェ写真展「RIKISHI」
1/29〜2/27 横浜美術館アートギャラリー[神奈川]
シャルル・フレジェ写真展「RIKISHI」
RIKISHI(力士)といってもプロの関取ではなく、少年相撲の選手たちを被写体にしたもの。なんでこんなものを撮りたがるのかね。
[2月1日(火) 村田真]

アマチュア相撲の力士たちの写真が並ぶ。外国人の目に日本の国技のトレーニングをするちびっこ選手たちはどのようにうつったのか。やんちゃな笑顔や闘志に燃える力強さを表面に出すことのない力士たち。肥満型ともいえる体型にも特徴があるが、なかにはかなりやせ気味の少年の姿もある。それぞれの内面をさぐるというよりも、身体の表側の情報を写真というメディアでしっかり伝えている。
[2月5日(土) 原久子]
東京綜合写真専門学校 横澤ゼミ「Banking展」
2/1〜2/6 BankART1929[神奈川]
東京綜合写真専門学校 横澤ゼミ「Banking展」
なんだか写真ばっかりだなあ、と思ったら写真専門学校の卒展だった。さすがにみんなきっちり撮って技術レベルは高いけれど、なぜか建築や風景写真が多く、似たり寄ったり。
[2月1日(火) 村田真]
西山裕希子展 seeing with blind eyes
1/31〜2/12 大阪府立現代美術センター[大阪]
昨年、森村泰昌を審査委員に迎え公募形式で行なわれた現代美術コンクールの大賞受賞者である西山裕希子の個展。綿布に染めをほどこした絵画風の作品、写真をプリントした綿布や手鏡に写真をつけたものが展示された1室め。狭くなった通路を抜けると、無音の映像が壁に大きく、本を声を出して読む人の姿がモニターに映し出されている。いずれも目鼻が、消されていたり、映像のフレームの外にあってみえない。はじまりも終わりもないような男女の関係の物語が続いていく。
[2月1日(火) 原久子]
石内都展
1/15〜2/19 サード・ギャラリーAya[大阪]
「Mother's」という作品シリーズから、白黒写真10点、カラー写真4点、ビデオ映像1点を出品。被写体となっているすべてが石内自身の母の遺品といえるものだという。はじめてビデオ作品を発表したというが、遺品の下着の部分などを被写体にして、石内都らしい匂いと、少しこれまでの彼女が出してこなかった匂いが混在して、新境地を開いた。
[2月2日(水) 原久子]
岡倉天心展 日本文化と世界戦略
2/5〜6/26 ワタリウム美術館[東京]
岡倉天心展 日本文化と世界戦略
天心の自筆原稿、初版本、日記、写真、茶道具などに、天心の指導した横山大観、菱田春草らの作品も展示。吹抜けには磯崎新の監修で、五浦海岸に建てた六角堂を原寸大で再現しているのだが、これに協力した元磯崎アトリエの六角鬼丈は、天心の教え子の六角紫水の末裔だという。しかも六角鬼丈は現在、天心の設立した東京芸大(旧東京美術学校)の建築科長という因果な縁。
[2月4日(金) 村田真]
 
Index
1/27
明日はどっちだ
安田千絵
グレッグ・ルック展
The World is Mine
丸田恭子展―超矛盾―
江口瞳展
1/27-1/28
榎倉康二展
福士朋子展 
加藤崇展
白川昌生展
林九真理追悼展
「横浜トリエンナーレ2005」記者会見
2/1-2/2
若林奮「2時間+」
マルセル・デュシャンと20世紀美術
シャルル・フレジェ写真展「RIKISHI」
東京綜合写真専門学校 横澤ゼミ「Banking展」
西山裕希子展 seeing with blind eyes
石内都展
岡倉天心展 日本文化と世界戦略
2/5
MOTアニュアル2005 愛と孤独、そして笑い
榎倉康二展 
川島秀明展 mutability
桑久保徹 展「砂の穴に咲く花」
辰野登恵子
Christine Rebet, Mai Hofstad Gunnes "when pigs fly"
2/7-2/11
渡辺一杉展 / LAND 2
DOMANI・明日展2005
戦後強制抑留絵画展
藤本由紀夫展
無言館 遺された絵画展
京都嵯峨芸術大学制作展
寺田就子
Table Tennis Players
公募京都芸術センター2005
2/12-2/13
ミシェル・ヴェルジュ新作展
日本人アーティストによる新作・近作展
アート・ミーツ・メディア:知覚の冒険
森山新宿荒木展
古代ローマの饗宴
Nature Art Camp 2004 報告シンポジウム
成安造形大学卒業制作展
2/14-2/18
阿佐ヶ谷美術専門学校絵画科卒業制作展
ART-EX帰国報告 馬野訓子展
東恩納裕一展
モダニズム心斎橋 近代大阪/美術とシティライフ 
食と現代美術
2/19-2/24
横浜トリエンナーレ 第4回作戦会議
吉永マサユキ写真展「BAMBO」
NIPAF街頭パフォーマンス
誰が袖屏風と江戸時代のきもの
名刀展
第51回ヴェネツィア・ビエンナーレ記者発表
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