村田真/原久子 |
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MOTアニュアル2005 愛と孤独、そして笑い
1/15〜3/21 東京都現代美術館[東京] |
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出品者名を見るとすべてが女性。そして企画者も女性の展覧会。そのこと自体はいまどき珍しいことではないが、個人の強さと、社会との関係のなかで生まれる弱い部分、さまざまな側面が、異なる表現方法で提示されていて、面白かった。いずれのアーティストの作品も過去に観たことがあるが、いっしょに並んだものを観ることで以前とは異なる印象をうけるものもあった。
[2月5日(土) 原久子]
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榎倉康二展
1/15〜3/21 東京都現代美術館[東京] |
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多くの人たちにその早すぎる死が惜しまれた榎倉康二。青年期から晩年に至るまでを回顧するかたちで、習作やペインティング、四方を囲む壁に掛けられた平面によって空間を再構成する作品などが並んだ。わかりやすくて、それがむしろ不安にもさせる。先月すでに村田さんが同じようなことを書いていたが、本人が生きていたら、はたしてこうした展示をしたのだろうか、という疑問は私にも浮かんだ。
[2月5日(土) 原久子] |
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川島秀明展 mutability
2/5〜26 小山登美夫ギャラリー[東京] |
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漂うようなやわらかな色調で描かれたキャンバスいっぱいの「顔」。いまにも泣き出しそうな顔ともとれるし、どこを見つめているともつかない恍惚な表情が並ぶ。部分を長く観ていると、そこにあるのは「顔」の造作をもつが、そのかたちをかりた得体の知れないものとして観え、こみ上げてくるような感情に襲われる。
[2月5日(土) 原久子]
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地面にある穴からは、花を握った腕が伸び、飛び出している。いずれも小ぶりなキャンバスに、厚くのせた絵の具で殺伐とした大地を描いている。若い作家本人の、心の葛藤とともに、前向きなガッツを感じる。
[2月5日(土) 原久子]
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辰野登恵子
1/15〜2/19 SHUGO
ARTS[東京] |
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安心感をもって観ることのできる作品。開放感やスケールの大きさはベテランの余裕なのかもしれない。
[2月5日(土) 原久子]
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Christine Rebet, Mai Hofstad Gunnes
"when pigs fly"
1/15〜2/5 タカイシイギャラリー[東京] |
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動く絵をアニメーションというが、まさに彼らの作品はそれ。1コマごとに絵をずらしたり、描いたりしたものの連続が動画になってゆくものとは別に、1枚の絵画を描いては消していくような作業をもってアニメーションにした作品の、その絵画としての痕跡に映像とは異なる魅力を感じた。
[2月5日(土) 原久子] |
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