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「fragile」笹岡敬、少年少女科学クラブ、辻和美、ニシジマアツシ
4/19〜5/1 立体ギャラリー射手座[京都] |
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床に落ちる寸前に止まったような大きなしずく型のガラス・オブジェに、目が眩みそうな強い光が当てられていた。静かに響くサウンドと真っ白な部屋の中央で光を放つ物体は、複数のアーティストたちによるコラボレーション。ガラスなので確かに「fragile」ではあるのだが、弱さではなく強さを感じたのは私だけだろうか。
[4月24日(日) 原久子] |
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ベルギー象徴派展
4/15〜6/12 Bunkamuraザ・ミュージアム[東京] |
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ベルギーが西洋のちょっと田舎に位置するように、ベルギー象徴派も西洋美術史のちょっと田舎って感じ。強烈な刺激はないかわりに、たまに訪れてみると気分がいいみたいな。そう、たいして期待してなかっただけにけっこう楽しめる展覧会だった。いちおうフェリシアン・ロップス、フェルナン・クノップフ、ジャン・デルヴィルらの代表作も出てたし、展示ディスプレイもそれなりに耽美的雰囲気を出してたし。
[4月28日(木) 村田真] |
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ジェームズ・アンソール展
4/23〜6/12 東京都庭園美術館[東京] |
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ベルギーついでに目黒の庭園美術館へ。なつかしいなあ、アンソール。鎌倉近美で初めて見たのが1972年だから高校3年のとき。あのときの神経過敏な青くさい少年は、いまや汚れきったリッパな中年おやじになりました。てな感慨にふけることができるのも、日本でも海外でもアンソール作品にお目にかかる機会がめったになく(さすがにベルギーだけは例外)、ほとんど忘却の彼方にある画家だからだ。ほんと、まとめて見るのは33年ぶりなので、変わらないアンソールの絵が逆に馬齢を重ねた自分を映し出してしまう。
[4月28日(木) 村田真] |
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奈良美智 From the Depth of My Drawer──弘前
4/16〜5/22 吉井酒造レンガ倉庫[青森] |
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ゴールデンウィーク初日、大阪を出るときは朝から汗ばむほどの陽気だったが、青森空港に着くと白く雪が積もっていた。弘前の奈良展会場の横に何本かある桜は五分咲きだというのに、建物の影の部分にはまだまだ雪が残っている。東京からはじまったこの展覧会は奈良氏の故郷弘前でさらにヴァージョンアップ。酒の倉庫だった会場はタイル敷きの部屋や、大人は頭を下げて入らねばならないような空間など趣がある。すでに建物そのものがドラマチックな要素を持つが、倉庫自体の魅力をそこなうことなく場所性を活かした他の巡回地とは異なる展示の展開があった。
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左上: |
会場となった吉井酒造レンガ外観 |
右上: |
会場内 |
左下: |
初日に開催されたラモーンズの映画上映イヴェントの手づくりフライヤー |
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[4月29日(金) 原久子] |
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安楽寺えみ「HMMT?」
4/22〜5/17 ギャラリーパストレイズ[神奈川] |
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家族と中華街で食った帰りにムリヤリ連れ込む。BankARTと同時開催だが、展示空間はともかく、作品的にはこっちのほうがずっと完成度が高いと感じるのは商品だからか。ところで「HMMT?」ってなんのことかと思ったら、同時発売の写真集の最後のページに答えがあった。いや別に大した意味じゃないけど。
[5月1日(日) 村田真] |
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Re-Olympic
5/1 築港赤レンガ倉庫、海岸通ギャラリー・CASOなど |
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あいにくの雨にもかかわらず大勢が参加して、アートの大運動会が開かれた。古今東西のアートを「スポーツ」という観点からみて取り上げたパネル展示。新しい競技を考案したアーティストや、表彰式で授与されるトロフィーをつくるワークショップをおこなうユニットなども登場するなど、やっているアーティストも参加者もともに楽しめるイヴェントだった。最後は人文字をつくって記念撮影。地元の子供たちから、来年もやって欲しいという声がきかれた。
左: |
左手前は東明の作品、壁はパネル展示 |
右: |
レンガ倉庫の側面に切り文字で当日のプログラムを掲示 |
[5月1日(日) 原久子]
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宮永甲太郎
〜5/1 海岸通ギャラリー・CASO[大阪] |
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レンガを使ってつくられた緩やかなアーチが展示室に並ぶ。レンガの間にすくすくと育った草の薄緑色を見ているとレンガも生きているかのように目にうつる。最終日だったので、崩すところに立ち合ったのだが、レンガの間にはめ込んだ楔を一つひとつはずしてゆくものの、なかなか崩壊しないため、力ずくでたたき壊すことに。
[5月1日(日) 原久子] |
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