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展覧会レビュー
村田真/原久子
5/10-5/11
伊藤誠展 PATH Sculpture & Drawing
5/9〜28 ギャラリーほそかわ[大阪]
伊藤誠展 PATH Sculpture & Drawing
《トルコ式》《循環器系》《冷却式》……これらは出品作のタイトルの一部。そぎ落とされたシンプルな形状は、ユーモラスであり、且つ知性を感じさせる。でも、ターコイズブルーの部分があるから「トルコ式」なのかしら?とかって考えると、じつはお笑い系なのかな?などとおかしくなってくる。ドローイングを観ていて、やっぱりクスっと笑える。
[5月10日(火) 原久子]
岡崎和郎展
5/10〜28 ギャラリエ アンドウ[東京]
岡崎和郎展
赤と黄色の円盤が壁に突き刺さったかのような「ひさし」。球体に黒い線の入ったモンドリアン風オブジェ。目が赤く輝く石膏のキューピー。キャンヴァスのなかに額縁があり、中央に鏡を埋め込んだ「画中画」。真っ白いギャラリー内に展示された作品は、どれも珠玉のような工芸的完成度を保ち、その特異性において他の追随を許さない。もっと注目されていいのに。だれか美術館で彼の個展を企画してくれないかなあ、人は入らないと思うけど。
[5月10日(火) 村田真]
梅原龍三郎 晩年の造形と愛蔵品
4/5〜5/15 渋谷区立松濤美術館[東京]
若いころならまだしも、晩年の梅原作品などちっともそそられないが、チケットをいただいたことだし、愛蔵コレクションがどんなもんかという興味はあった。展示は、梅原作品とコレクションを分けることなく織り交ぜており、しかも梅原はコレクションを画中に描いたり、そこからインスピレーションを得たりしたので、見比べるとおもしろい。コレクションは、若き梅原が師事したルノワールをはじめ、ピカソ、ルオーといった巨匠から、ポンペイの壁画断片、マジョルカ陶、コプト織り、絵馬、屏風絵までまことに多彩。梅原はコレクションについて、「自分の仕事でなし得ない処を他人の作品で満足する」と述べている。それじゃいくらコレクションしても足りないなあ。ともあれ、こうやって梅原と並べてみると、ピカソやルオーがすばらしく思えてくるという効用もある。
[5月10日(火) 村田真]
松本春崇展
5/6〜21 ギャラリーGAN[東京]
松本春崇展
昨年ニューヨークに滞在していた松本の帰国後初個展。作品はすべて風景写真で、ハドソン川沿いに北上する列車のなかから撮ったという。どれも画面が十字形に区切られている。どうなっているのかと思ったら、十字形の部分はイメージを左右反転させているそうだ。松本によれば十字形は問題ではなく、十字によって画面を4つに分割することが重要なのだ。それが彼のいう「4つ主義(4ism)」。でも次は絵を描いてね。
[5月10日(火) 村田真]
河井晴香展
5/10〜15 ニュートロン B1[京都]
身体の動きは、心の動きとも連携している。その相互関係について考えるきっかけをつくってくれる。描く対象が著しく変化するというより、作り手が試行錯誤しながら画面を作りだそうと努めていることがよく伝わってくる。若いペインターがベーコンの作品に興味をもったことなどが、素直過ぎるほどに作品に影響を及ぼしている。本人も意識してやっているのだから、こういうのはアリなのか、と思う。
[5月11日(水) 原久子]
Index
4/24-5/1
「fragile」笹岡敬、少年少女科学クラブ、辻和美、ニシジマアツシ
ベルギー象徴派展
ジェームズ・アンソール展
奈良美智 From the Depth of My Drawer──弘前
安楽寺えみ「HMMT?」
Re-Olympic
宮永甲太郎
5/2-5/3
永島京子 リズム
ビヨルン・メルフス展 イースタン・ウェスタン・パーク
第6回スパイラル・インディペンデント・クリエーターズ・フェスティバル
思文閣大文化祭
紺泉 Interior 3
研究公演「珍しいキノコ舞踊団トーク&ライブ『LIFE ON DANCE? DANCE ON MARS?』」
タイムスリップ昭和展
5/4-5/5
レイモンド・サヴィニャック
ストリートペインティング完成イヴェント
ARKO 津上みゆき
会田誠 小沢剛 山口晃
八代亜紀絵画展
ブリコラージュ・アート・ナウ 日常の冒険者たち
シュテファン・バルケンホール
手塚愛子
5/6-5/7
大木裕之上映会+ワークショップ
曾我蕭白──無頼という愉悦
村上華岳展
宴の器 提重
The Road Not Taken 05・京都
言ノ葉ノかげ 二人の詩人の二つの美術
「篠原資明+佐倉密」展
宮本隆司 PALAST
5/8-5/9
ワークショップ 〈ブリコラージュな家具づくり〉
An experience of modern music
東義孝個展「嘘および秘密アリ地獄」絵画
SPACE WALKING開館10周年記念展
『アニメーションの最前線からのメッセージ』
──日本のアニメーションの最前線を担う
和田誠のグラフィックデザイン
5/10-5/11
伊藤誠展
PATH Sculpture & Drawing
岡崎和郎展
梅原龍三郎 晩年の造形と愛蔵品
松本春崇展
河井晴香展
5/13-5/14
塩田千春
岡美里
長島有里枝展 Her Projects
──memories of no one
宮本佳明展 巨大建築模型ミュージアム
MAMプロジェクト003: R.O.R.(レボリューションズ・オン・リクエスト)
小西真奈展
DREAM DAYS
子供時代の博物館
木村太陽
5/15-5/16
ジョルジュ・ド・ラ・トゥール展
アール・デコ展
資料は繋ぐ──名作と下絵・連作
岡倉天心展 日本文化と世界戦略
佐々木卓也展
田所美恵子・針穴写真展
青木克世展
池内晶子
青木野枝展
5/17-5/18
アサヒ・アート・フェスティバル2005
楢橋朝子
トム・サックス展
劉野(リィウ・イエ)
川原直人展 NU
写真はものの見方をどのように変えてきたか
5/20-5/22
志賀理江子個展「Lilly」
今村源
今村源展
沢居曜子
Line and Carbon Work 1976-79
数寄者達──琳派以後の方法No.6
北野吉彦、鈴木 隆、福田篤夫+小野田賢三、カール・ストーン
フランスの至宝 エミール・ガレ展
笑いの奇才 耳鳥斎
──近世大坂の戯画
ドレスデン国立美術館展
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