展覧会レビュー 04年12月

artscape

村田真／原久子

11/13-11/16

すぎなみアートNPO展
11/13～14　セシオン杉並展示室［東京］

芸術資源開発機構ARDAも出しているのでのぞいてみたら、杉並ローカルの学芸会だった。杉並区長や横浜市長の出るパネルディスカッションもあったのだが、これは違うと感じてそそくさと帰ってきた。ちょっと空気を読みまちがえた。
［11月13日（土）　村田真］



	佐伯祐三展 10/9～12/12　大阪市立近代美術館準備室［大阪］


	いつまでたっても名称に準備室と付いたままの大阪市立近代美術館の仮の展示室が大阪のど真ん中に開設された。もと出光美術館が使っていたスペースを用いている。佐伯の作品より、美術館ができるかどうかのほうが気になった。［11月13日（土）　原久子］



	名和晃平個展「Catalyst」 11/13～12/11　ノマル・プロジェクトスペース［大阪］


	最近めきめき頭角をあらわしてきた名和晃平。よくこれだけ新作を発表し続けることができるな、と驚いてしまう。そして、絶対に手を抜かないところにも感心する。平面作品が多かったが、それぞれがまた立体につながってゆきそうな期待をさせる。見た目は透明感があるものなのに、視覚にズシンと残る。次の展覧会は12月11日からはじまる「“Have We Met?――見知らぬ君へ”展」（国際交流基金フォーラム・東京）。きっと新作をいまごろ作っているんだろうな。［11月13日（土）　原久子］



	松尾藤代 11/1～13　CUBIC GALLERY［大阪］


	ずっと窓からもれる光を描いてきた作家だが。新しい展開へと向かっているようだ。［11月13日（土）　原久子］



	金氏徹平「小動物と大洪水」 11/13～12/25　Kodama Gallery［大阪］


	コラージュ、ドローイング、立体、映像。欲張り過ぎ？そうじゃなくて、全部がやりたいことで、日頃からどれも作っている金氏徹平。個展で初めて発表する映像作品が、流れる水の行く先を想像させたり、しばしば起こる小さな出来事の集積をみせるなどして、特に今回はよかった。［11月13日（土）　原久子］



	Remember 3rd Monday 11/15　remo［大阪］


	毎月1回、第3月曜日に開かれるRemember 3rd Monday。この日は、見せたい自作を持参してremoで上映できる。オーディエンスからの質問に答えたり、作品について語り合うプログラム。今夜の参加者は2名でしたが、また次回を楽しみに。［11月15日（月）　原久子］



	小川信治展 11/12～11/26　コウイチファイン・アーツ［大阪］


	絵画の名作や、名画といわれる映画の一場面から、一部の要素を抜き取って描いた「without you」というシリーズで知られる小川信治。今回は人の顔の輪郭、髪の毛を抜き取って、顔の真ん中だけを描いた新作の個展。［11月16日（火）　原久子］

　

Index

10/22-10/27

映像で見るマレーシア

宇治野宗輝

モノつくりの逆襲

蓮杖＆金幣

横濱写真館

10/29

滝波重人展

佐藤万絵子展

WORM HOLE　松場昭典

小粥丈晴「泉への道の上で」

Soi Music Festival

法貴信也「スリップ・ノット」

10/30-11/1

失楽園　風景表現の近代1870～1945

スー・グリアソン展《Slice》

11/2

佐伯祐三展

アトリエ・ワン「街の使い方」展

谷山恭子展

画廊の視点gallerism 2004

「これはデュシャンではない」、ですか。藤本由紀夫・森村泰昌二人展

高柳恵里展

マルセル・デュシャンと20世紀美術

浅田暢夫展

［オーストラリアの映像作品の現状］

11/3

CAPARTY vol.20 10 parties

武谷大介　こどもの絵

第19回平行芸術展

「かにのこうら煮干かに」岩井知子個展

Noism04 新作　"black ice"

11/6

速水御舟展

第2回東山魁夷記念日経日本画大賞展

Sound Fields of WrK　視覚的聴覚と聴覚的視覚の世界

フジタマ　「くばるひと」

「ホルスト・アンテスとカチーナ　現代ドイツの巨匠とホピ族の精霊たち」展

ジャック！＋GalleryにのっとられたCAS、さえも

stay with art　～境界線～

11/7-11/8

森万里子
縄文──光の化石　トランスサークル展

西洋が伝えた日本／日本が描いた異国

北村公写真展

神戸アートアニュアル 2004

小西真奈展

隅田あい夏展

富田有紀子展

小瀬村真美「四季草花図―春秋―」

北村奈津子展

西島直紀展

11/9-11/12

INDEXLESS
──ノブのないドアー

長崎県美術館　新館見学

三嶋りつ惠　「光の縁側」

タイトル：イングリット・ヴェーバー「ファルブミッテル」

木村伊兵衛展

中山ダイスケ

アントニー・ゴームリー「アジアン・フィールド」

アントニー・ゴームリーによるアーティスト・トーク

11/13-11/16

すぎなみアートNPO展

佐伯祐三展

名和晃平個展「Catalyst」

金氏徹平「小動物と大洪水」

Remember 3rd Monday

小川信治展

11/17-11/23

関西邦画展覧会

日本近代洋画への道

絵をかく人々の集い展2

宇佐美圭司展「アテネの学堂」より歩み出す

フィレンツェ
──芸術都市の誕生展

横尾忠則
──in the bath

京都造形芸術大学国際藝術研究センター開設記念シンポジウム

取手アートプロジェクト2004

代官山アートフェア2004

オージーレポート

サスティナブル・アートプロジェクト2004　言の問い

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