こんにちは。オードリーです。
今日は、パリで開催中、マックス・エルンストの展覧会の紹介です。
初めてアートの本を買ったのは、私が中学生のころで、それはマックス・エルンストについての本でした。そして今、彼の作り出すイメージが、私の物の見方にものすごく影響を与えているということに気がつきました。
9月13日まで、パリ、オルセー美術館ではマックス・エルンストのコラージュ作品のいくつかを見ることができます。「Une Semaine de Bonte(慈善週間)」と題された展覧会には、オリジナルのコラージュ作が184作品集められています。
The first art book I bought back in junior high, was one about Max Ersnt, I realize now that his imagery really influenced my perception of things.
Till September 13th, Orsay Museum shows some of his collage works. 'Une Semaine de Bonte' (A week of kindness) gathers 184 original collages.
エルンストは、かつてそれぞれに曜日の名前を付けたコラージュの本を5冊作りました。当初の彼のアイデアは、創世記(神は1週間で世界を創造した)と関係づけることでしたが、1934年に4冊を発行し終えたものの、たいして成功とは言えず、そこで彼は既に出版した4冊に1冊を加えてセットとしました。そしてその5冊のセットは、とても良くデザインされたブックレットになりました。
Ernst made 5 books of collages, named after the days of the week, his first idea was to relate them to the genesis ( God built the world in a week). But after he published 4 of them in 1934, the success wasn't there, and he decided to publish them in a very nice designed set of 5 booklets.
エルンストは、これらのコラージュを1933年のイタリアに滞在中に制作します。そして第一次世界大戦に参戦した後、当時の多くの男性と同じように、戦争の恐怖を目の当たりにし、戦争が終わるとまた社会へ復帰して、そこで自分の居場所を獲得しなければいけませんでした。エルンストの場合は、大量の暴力を表現することで当時の社会を描写します。コラージュのテーマは、拷問から火事、洪水、セックスにまで及びます。
Ernst made these collages while in Italy in 1933, after he took part in the first World war, like many men he had to experiment the horror of the war, then when it ended he had to get back in the society and find a place in it. Ernst does the portrait of this society, with a lot of violence. The theme of the collages, go from torture, to fire, flood, sex...
彼は自分の作品に絵本や暗黒小説を使いました。作業の緻密さゆえに、どこが切り貼り部分なのかわからないほどです。またモノクロであることが、いっそう、それをわからなくしています。
モンスターが繰り広げる、ロココ調のサロンでのSMセックスパーティ。。。この展覧会を見ている間、私はファッションデザイナー、高橋盾(Undercover)のことを考えずにはいられませんでした。彼のコラージュへの愛、そして彼の作り出すドールのことを。
展覧会はまもなく終焉を迎えますが、フランス文化ラジオの
ポッドキャストを聞くことができます。展覧会のキュレーターでありジャーナリストであるWerner Spiesさんの案内です(フランス語!)。
He used some illustrated books for the collages and he technically did such a so precise work that it's difficult to see where he cut and pasted. The monochrome of the images helps the trick.
Monsters are having SM sex parties in rococo salons.. I couldn't help thinking of Jun Takahashi while seeing the exhibition, his love for the collage and the dolls he makes.
This exhibition is about to finish but you can listen to
podcast, a visit of Werner Spies, the curator and a journalist on radio France Culture ( in French!)
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