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台北ビエンナーレ 2014

[2014年11月01日号(岩切澪)]

 台北ビエンナーレ2014 (以下TB14) が開幕して一ヶ月余りが経った。筆者も数回足を運び、作品一つひとつの展示の機微は楽しんだが、正直、この展覧会をうまくレビューするのは難しいと感じている。それは、たいへん刺激的ではあるが、非常にスケ...

「遠く」は「ディスカバー」されたか(ディスカバー、ディスカバー・ジャパン 「遠く」へ行きたい DISCOVER, DISCOVER JAPAN展レビュー)

[2014年11月01日号(土屋誠一)]

「美術と印刷物 1960-1970年代を中心に」展

[2014年10月15日号(松岡新一郎)]

菱田春草の回顧展で賑わう国立近代美術館、常設展示の一隅で極めて興味深い企画展が開かれている。美術と印刷物というタイトルの下で展示されているのは、通常想像されるような、芸術家の手になる豪華本や挿絵本の類ではなく、近代美術館や国立新美術館が、他...

“HYBRIDATION” by Alexis Tricoire 展

[2014年10月01日号(栗栖智美)]

 夏のヴァカンスも終わり、新学期を迎えたパリではPARIS DESIGN WEEKと称して、パリ中の商業スペースやギャラリーなどで、優れたデザインの商品やインスタレーションを展示・販売している。  今回は、PARIS DESIGN WEEK...

短編アニメーションの現在――30周年を迎えた広島国際アニメーションフェスティバル

[2014年09月15日号(権藤俊司)]

 広島国際アニメーションフェスティバル(以下、広島)は1985年にスタートし、隔年ペースで開催されてきたアニメーション専門の映画祭だ。世界四大アニメーション映画祭の一つに数えられ、そのグランプリ受賞作は自動的に米アカデミー賞へのエントリー資...

「戦後日本住宅伝説──挑発する家・内省する家」トーク・セッション 五十嵐太郎+建畠晢

[2014年09月15日号(五十嵐太郎/建畠晢)]

2014年7月5日〜8月31日、埼玉県立近代美術館で開催の「戦後日本住宅伝説──挑­­発する家・内省する家」展をめぐる、五十嵐太郎・建畠晢のトークセッション。 討議される建築家とその作品=丹下健三《住居》、増沢洵《コアのあるH氏の住まい》、...

その建物に物申す!──レファレンダムとイニシアチヴの行使による都市建築計画への直接参加

[2014年09月01日号(木村浩之)]

 新国立競技場のコンペをきっかけに、日本の都市・建築行政に関しての議論が盛んに行なわれている。その文脈で、スイス・バーゼルで、ザハ・ハディド設計(コンペ1等)のコンサートホール改築案が住民投票により計画中止に追い込まれた例が注目を浴びている...

「忘却の海」に浮遊するこだわりの諸断片──「ヨコハマトリエンナーレ2014」レビュー

[2014年08月15日号(暮沢剛巳)]

 ここ数年で、日本でも随分と国際展が増えた。それぞれの国際展が、他との差別化を図るべく創意工夫を凝らしているが、その多くは市街地や公共空間にも作品を設置し、地域性を前面に押し出す傾向にある。地域振興や都市の再整備といった開催の目的を考えれば...

アートと空間の自由で多様な関係

[2014年08月01日号(多田麻美)]

 アートが常識を踏み越えるとき、その常識が目に見える「空間」であれば、その印象は鮮烈なものとなりやすい。「踏み越えること」そのものによって、その空間が祝祭的な意味合いを帯びることもある。  例えば、同一の空間で、来場者がそれぞれ好きな絵を描...

思考の結晶としての住宅(「戦後日本住宅伝説—挑発する家・内省する家」展レビュー)

[2014年07月15日号(南泰裕)]

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