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ル・コルビュジエの現代性 生誕125周年記念イベント巡り

[2012年12月01日号(木村浩之)]

 1887年。明治20年。125年前。日本では、ヤマハがオルガン製作会社として創立。東京藝術大学創立。日本帝国憲法発布(1888年)。欧米では、エッフェル塔の建設開始(1889年完成)、狂犬病ワクチン等で知られるパスツール研究所開設、「グラ...

横尾忠則の〈反復〉とは何か? 横尾忠則現代美術館開館記念展1「反反復復反復」──二度ある美は、三度ある。

[2012年11月15日号(市原研太郎)]

 11月初旬、横尾忠則現代美術館が開館した。横尾の出身県である兵庫県の県立美術館王子分館の西館をリニューアルして、彼の名前を冠した現代美術館にしたのである。リニューアル後の美術館の内部は、1階がオープンスタジオを兼ねたエントランスホール(ミ...

「知らないこと」を起点に──竹田信平のマルチメディア・プロジェクト ALPHA DECAY α崩壊7

[2012年11月01日号(多田麻美)]

 当然ながら、アート作品とは、「時、場所、観衆」によって、その効果や影響、ひいては使命を大きく異にする。このたび、メキシコのティファナから訪れた日本人アーティスト、竹田信平さんが、「2012年9月」というタイミングに、「北京」という場所で、...

問われる建築家像──ヴェネツィア・ビエンナーレ国際建築展のアジェンダ

[2012年10月15日号(吉村靖孝)]

 ヴェネツィア・ビエンナーレが2年に一度開かれているとお思いの御仁はご注意願いたい。1895年に美術分野の国際美術展が開催されて以降、1930年に音楽祭、1932年に映画祭、1934年に演劇祭、そして1975年に建築展が加わり、1999年に...

グローバリズムのなかのアメリカ現代美術のいま──出発はウォーホルから

[2012年10月01日号(梁瀬薫)]

 今年も9月第一週からニューヨーク市内・外の各美術館やギャラリー展が次々とオープンし、街はアートで華やいでいる。今年はベテラン作家の新作個展や、大統領選の年に多い、政治社会をテーマにした展覧会は影をひそめ、よりアメリカ人作家やアメリカを拠点...

「現代美術用語事典」のあゆみ──Ver.2、1,500語達成のお祝いにかえて

[2012年09月15日号(暮沢剛巳)]

 artscapeの現代美術用語事典Ver.2β版、1,500語達成、おめでとうございます。数年前にこのβ版の話が持ち上がった際、1,500語が目標と聞いてそんなことが可能なのか半信半疑だったのですが、実際に達成したというのだから凄いことで...

日本ファッションをめぐる、時代的-世代的な乖離と捻れ──「FUTURE BEAUTY 日本ファッションの未来性」展レビュー

[2012年09月15日号(井上雅人)]

 1970年代後半から、日本のファッションは世界に誇れるものだという自負が、徐々に芽生えはじめた。最初はケンゾーひとりだったパリで活躍するデザイナーも、80年代の半ばには両手では数えきれないほどになっていた。その頃からファッションは、建築や...

ロンドン・オリンピックと英国デザインの過去・現在・未来

[2012年09月01日号(竹内有子)]

 2012年夏の英国では、大きなイベントが目白押しだった。エリザベス女王即位60周年祝賀式典「ダイヤモンド・ジュビリー」に続き、オリンピックにパラリンピック。特にこの五輪開催を記念し、興味深いデザイン展覧会がロンドンで開かれたので、そのなか...

新たな段階に入った?──「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2012」

[2012年08月15日号(村田真)]

先月末からスタートした越後妻有アートトリエンナーレ2012のレビューをお届けします。2000年から3年ごとに開催し、第5回目にして到達した「新たな段階」とは?

躊躇う時間 / Time of Hesitation

[2012年08月01日号(松原慈)]

 第10回 ダカール・ビエンナーレ・レビュー

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