キュレーターズノート

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京都市立芸術大学の版画専攻の卒業制作展より

[2018年04月01日号(中井康之)]

定点観測的に毎年開催される美術大学・芸術大学の卒業制作展を見ている者は少なくないだろう。私もその一人である。特に、このレポートでも何回か取り上げてきたように、関西圏に於いて京都市立芸術大学作品展は注視せざるを得ない質を維持し続けている。一時...

AOMORIトリエンナーレ2017

[2018年04月01日号(工藤健志)]

ローカル・テキスタイル 1「TO&FRO うすく、かるく」

[2018年03月15日号(鷲田めるろ)]

金沢21世紀美術館のデザインギャラリーで展覧会を企画することになった。開館後10年以上になるが、私がデザインギャラリーで企画を行なうのは初めてである。デザインギャラリーは無料ゾーンにある展示室で、開館当時は「学芸課」ではなく「交流課」の管轄...

「こんにちは! 港まち手芸部です。」展から見た風景

[2018年03月15日号(吉田有里)]

「アートそのものは、まちを変えるためには存在していません」。まちづくりと連動したアートプログラムとして挑発的な言葉をスローガンに掲げMAT, Nagoyaが活動を始めて約3年。アーティストがスタジオを構えたことをきっかけに、新たなコミュニテ...

隔たりを往き来する “Walk” by the deep rivers.

[2018年03月01日号(松本篤)]

経験の共有が困難な状況において イメージはどのように働くのか。 対岸の二人が残したそれぞれの記録を辿りながら モノと人を介したアーカイブのつくり方を探る。

第10回 恵比寿映像祭「インヴィジブル」/ビルディング・ロマンス

[2018年03月01日号(能勢陽子)]

10回目の開催となる恵比寿映像祭のタイトルは、「インヴィジブル」である。視覚芸術のなかでも、基本的に可視のものを対象にする写真や映像は、逆説的に見えないはずのもの、存在しないはずのものを照射し、視覚の限界やそこからこぼれ落ちるものに意識を向...

没後50年 中村研一展/モダンアート再訪-ダリ、ウォーホルから草間彌生まで 福岡市美術館コレクション展

[2018年02月15日号(正路佐知子)]

中村研一、という名前を聞いて思い浮かべる画家像、作品はどのようなものだろうか。《コタ・バル》を描いた画家、戦争画を描いた画家、だろうか。中村研一(1895-1967)は福岡県宗像郡(現・宗像市)生まれ。帝展・日展で活躍、日本近代アカデミズム...

「arthorymen 2005-2018」展

[2018年02月15日号(坂本顕子)]

熊本在住の「引きこもり系現代アーティスト」アートホーリーメン。熊本市現代美術館ギャラリーⅢでは、現在その個展を開催中である。2005年に「アートホーリーメン」としての活動を始めて以降の作品をほぼ網羅する、約230点を紹介している。

北海道の美術家レポート⑬菱野史彦

[2018年02月01日号(岩﨑直人)]

北海道に根を下ろして活動するアーティストを紹介する「北海道の美術家レポート」の13回目として、菱野史彦を取りあげる。

「コンニチハ技術トシテノ美術」展

[2018年02月01日号(伊藤匡)]

東北地方では、冬場には大規模な展覧会が企画されることは少ない。雪と寒さのため、人の動きが少なくなるからだ。あえてこの時期に自主企画展を開いているのが、せんだいメディアテークである。貸しギャラリー事業も行なっている同館では、自主事業を開催でき...

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