インドネシア更紗のすべて──伝統と融合の芸術
「Batik(バティック)」は、蝋による防染を繰り返して複雑な文様を染め上げていく臈纈(ろうけつ)染めのことで、日本では「インドネシア更紗(さらさ)」と呼ばれて親しまれてきました。インドネシアでは、古くから、言語や社会、生活様式が異なる300以上の民族集団の独特な文化に外来文化が融合し、多様で豊かな文化が形成されてきました。そして、このような諸地域の文化的特色、生活とが密接に結びついて地域ごとに個性的なバティックをうみだしてきました。
本展は、アジア地域研究を専門とされる国士舘大学教授戸津正勝氏の30年に及ぶ膨大なコレクションによりバティックの歴史とその魅力を広く紹介するものです。[広報資料より]
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