江戸と明治の華──皇室侍医ベルツ博士の眼
1884年にドイツのシュトゥットガルトに開設されたリンデン民族学博物館には、現在、1万6千点にもおよぶ多彩な日本の美術工芸品が収蔵されています。...その中核をなすのは、明治9年(1876)に来日し、足かけ30年にわたって日本に滞在したエルヴィン・フォン・ベルツ博士(1849-1913)による約6000点のコレクションです。 ベルツ博士は、...教師・医師・医学研究者としての職務のかたわら、よき伴侶である花夫人の協力を得ながら、江戸時代中後期から明治時代前半にかけての陶磁器・金工・漆芸・染織や絵画・素描など多岐にわたる日本美術工芸品の収集につとめました。
本展では、この知られざるベルツ・コレクションを中心に、リンデン民族学博物館所蔵品から選りすぐった日本美術工芸品、それにベルツ遺愛の品を加えて開催します。ドイツ人医師の眼が見出した、日本の美の精華、洗練された江戸と明治の粋を紹介するものです。[美術館サイトより]
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