ノイエ・フォトグラフィー 1920-30年代のドイツ写真
第一次大戦を経て、生活や社会の有り様が急激な変化の渦中にあった1920年代。当時世界で最も民主的と称えられたヴァイマール憲法のもと、敗戦からの再出発をはかったドイツでは、経済的な復興に呼応するかのように芸術領域でも大きな展開を遂げた。中でも世界を席巻するほどの大きな潮流となったのは「写真」であった。すなわち〈Neue Sachlichkeit(新即物主義)〉と〈Neue Sehen(新しい感覚)〉という20年代後半に興った2つの動向を中心とする
〈Neue Fotografie(ノイエ・フォトグラフィー)〉である。...
1920年代後半のドイツを震源として、かつてないほどの深度と規模を有し「写真」そのものを根底から揺さぶった〈ノイエ・フォトグラフィー〉。この時代を代表する写真家の作品約170点を展示する本展は、現代写真を遡り、その源流を浮かび上がらせようとするものなのだ。[広報資料より]
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