今、蘇るローマ開催・日本美術展
1930年(昭和5年)、ローマ市中心部の大美術館パラッツオ・デルラ・エスポジツィオーネにおいて、イタリア政府主催による「日本美術展覧会(通称ローマ展)」が開催されました。当時の日本画壇を代表する日本画家たち総勢80名が制作した大正末期から昭和初期の日本画168件が出品され、会場の内装には、日本から同行した宮大工らの手により、大小さまざまな床の間を備えた日本的建築空間が再現されました。...そのため、ローマ展に出陳された主要作品の多くが、現在は大倉集古館に所蔵されています。
本展では横山大観が日本を象徴するテーマとして取り組んだ畢生の作、「夜桜」をはじめ、大倉集古館所蔵の約40件を中心に、諸機関に分蔵される作品を加えて展観し、当時の日本美の粋を集めた豪奢な展覧会の様をご紹介します。[広報資料より]
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