2017年09月15日号
次回10月2日更新予定

artscapeレビュー

artscape編集部のレビュー/プレビュー

カタログ&ブックス|2017年9月

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展覧会カタログ、アートにまつわる近刊書籍をアートスケープ編集部が紹介します。

芸術公社アニュアル 2016-2017


発行:特定非営利活動法人芸術公社
発行日:2017年7月31日
サイズ:A5判、55ページ

芸術公社の立ち上げから丸2年。2016年4月から2017年3月末までの1年間、芸術公社が日本、アジア各地で行なった作品創作、ワークショップ、教育プログラム、リサーチなど多岐にわたる活動を総括した報告書。

芸術公社ウェブサイトよりPDF版を無料でダウンロード可
サンシャワー:東南アジアの現代美術展 1980年代から現在まで


企画・編集:佐々木瞳、湯原公浩、水野良美、関口秀紀
アートディレクション:尾原史和(SOUP DESIGN)
デザイン:高室湧人、加納大輔(SOUP DESIGN)
発行:国立新美術館、森美術館、国際交流基金アジアセンター
制作:平凡社
発行日:2017年8月10日
価格:3,600円(税別)
サイズ:A4変判、328ページ

ASEAN(東南アジア諸国連合)設立50周年を記念して国立新美術館、森美術館、国際交流基金アジアセンターが共同主催する国内過去最大規模の東南アジア現代美術展の展覧会図録。

都市は人なり──「Sukurappu ando Birudoプロジェクト」全記録


著者:Chim↑Pom
発行:LIXIL出版
ブックデザイン:吉岡秀典(セプテンバーカウボーイ)
発行日:2017年8月20日
定価:2,800円(税別)
サイズ:20×22cm、228ページ

本書は、歌舞伎町の取り壊し直前の振興組合ビルで行われた展覧会+イベント「また明日も観てくれるかな?」から、高円寺のキタコレビルの地下に歌舞伎町のビルの瓦礫を埋め、建築家・周防貴之との協働により、そのうえに道(公共圏)を通すまでの一連の活動「Sukurappu ando Birudoプロジェクト」の全記録である。都市を舞台に活動してきたChim↑Pomが、その活動によって都市の姿を更新していく過程を、膨大な記録写真と関係者の証言で克明に写し取る。しかしこのプロジェクトは本書で完結していない。その最終形は、東京の再開発にゆだねられているのである。


建築学生ワークショップ比叡山 2017


制作・編集:特定非営利活動法人アートアンドアーキテクトフェスタ
発行:特定非営利活動法人アートアンドアーキテクトフェスタ
発行日:2017年8月30日
定価:1,852円(税別)
サイズ:A4判、80ページ

全国の大学生を中心とした、地域滞在型建築ワークショップの全記録。2017年度の開催地は、比叡山。全国から集まった50名の大学生が、国内外で活躍中の講師の指導のもと、ちいさな建築作品を具現化させる。各作品のコンセプトから総評までを、豊富な図版とともに収録したドキュメントブック。


「Robert Frank: Books and Films, 1947-2017」展カタログ


構成:ゲルハルト・シュタイデル、ナディーン・レーゼ、林寿美
デザイン、編集:株式会社神戸新聞総合印刷
発行:「Robert Frank: Books and Films, 1947-2017」展実行委員会
発行日:2017年9月2日
サイズ:40 x 54.5cm、12ページ

9月22日(金)までデザイン・クリエイティブセンター神戸(KIITO)で開催中の同展のカタログ。開催各地で発行されている新聞形式のカタログの翻訳版も好評を得ている。


ヴァナキュラー・モダニズムとしての映像文化


著者:長谷正人
発行:東京大学出版会
発行日:2017年9月12日
定価:3,500円(税別)
サイズ:四六判、288ページ

写真やジオラマ、映画、テレビなどといった複製技術による映像文化が切り開く「自由な活動の空間」の可能性を、高踏的なモダニズムではなく、ヴァナキュラー・モダニズム──日常生活の身体感覚に根差した──の視点から探究する、横断的映像文化論の試み。


織物以前 タパとフェルト


アートディレクション:祖父江慎
発行:LIXIL 出版
発行日:2017年9月15日
定価:1,800円(税別)
サイズ:A4変判、76ページ

本書では、貴重な古写真から原初の布の風景を巻頭グラビアに、タパ研究の第一人者、福本繁樹氏による南太平洋のタパ紀行と東西アジアでフィールド調査を行った長野五郎氏によるフェルト紀行を図版展開。布の技術の広がりや機への発展なども考察しながら、装飾や衣文化の原点に立ち返る。


2017/09/14(木)(artscape編集部)

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カタログ&ブックス|2017年8月

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展覧会カタログ、アートにまつわる近刊書籍をアートスケープ編集部が紹介します。

MA VIE A PARIS「私のパリ生活」


著者:ブノワ・アスティエ・ド・ヴィラット、イヴァン・ペリコリ、ヴィクトール・ルイ
発行:丸善出版
発行日:2017年6月
定価:8,000円(税別)
サイズ:18.2×13.4cm、392ページ

イヴァン・ペリコリ氏とブノワ・アスティエ・ド・ヴィラット氏が、パリのお薦めの場所を紹介するガイドブックです。鍼灸師や水道管工事、歯医者といった日常生活に役立つ実用的な場所から、レストランやカフェ、ホテルといった観光客も知りたい場所まで、300箇所以上が収められています。アスティエ・ド・ヴィラット独自のセンスで切り取ったパリの日常が垣間見える内容となっています。 背表紙部分以外の本の裁断面全てに金箔が施された“三方金”仕様となっており、フランス語原書同様の活版工法にて印刷されています。 アスティエ・ド・ヴィラットは日本でも人気の高い陶器ブランドで、両氏が1996年に創業しました。2015年にパリ唯一の活版印刷工房を手に入れ、2016年1月に出版社「エディション アスティエ・ド・ヴィラット」を設立しました。最初の出版物として、本書のフランス語版を活版印刷で発行いたしました。



音楽と建築


著者:ヤニス・クセナキス
翻訳:高橋悠治
発行:河出書房新社
発行日:2017年7月26日
定価:2,800円(税別)
サイズ:四六判、184ページ

伝説の名著、ついに新訳で復活。高度な数学的知識を用いて論じられる音楽と建築のテクノロジカルな創造的関係性──コンピュータを用いた現代の表現、そのすべての始原がここに。



図鑑 デザイン全史


監修:柏木博
翻訳:橋本優子、井上雅人、天内大樹
発行:東京書籍
発行日:2017年7月5日
定価:5,800円(税別)
サイズ:30.4×25.8cm、400ページ

決定的図鑑─19世紀から21世紀まで、デザインの流れを一望する初めてのヴィジュアル大図鑑。編年的な構成―アーツ・アンド・クラフツ運動から、アール・ヌーヴォー、アール・デコ、モダニズム、ミッドセンチュリー・モダン、文化革命、ポストモダン、そして現在まで、時代や動向ごとにデザイナーと作品を紹介。ジャンルを網羅―グラフィック、タイポグラフィ、食品、ジュエリー、家具、照明器具、自動車、建築などなど、幅広いデザインのジャンルを豊富な作品写真で丁寧に解説。進化─自転車の進化、カメラの進化、電話機の進化、ギターの進化など、個別のジャンルの変遷が一目でわかる特設ページも多数収録。

[書籍紹介より]



洋裁文化と日本のファッション


著者:井上雅人
発行:青弓社
発行日:2017年6月
サイズ:A5判、272ページ

ファッション史や大衆史からこぼれ落ちる洋裁文化の実態を、デザイナー、ミシン、洋裁学校、スタイルブック、ファッションショーなどの事例から立体的に描き出す。そして戦後の洋裁文化を、「民主化の実践」「消費社会の促進」という視点から再評価する。




フラッター・エコー 音の中に生きる


著者:デイヴィッド・トゥープ
発行:DU BOOKS
発行日:2017年6月
定価:3,000円(税込)
サイズ:四六判、320ページ

ブライアン・イーノらとともにアンビエント・ミュージックのシーンを作りあげ、ヒップホップ、テクノなどの発展にも貢献した、英国のミュージシャン/音楽評論家、デイヴィッド・トゥープが、自身のキャリア、自身の作品、音楽のパートナーについて振り返る、決定的な一冊。トゥープの広範囲にわたる活動記録の集大成であると同時に、英国における、現代音楽〜フリージャズ~テクノ/アンビエントの地下水脈を辿る年代記でもある。




ブックデザイナー鈴木一誌の生活と意見


著者:鈴木一誌
発行:誠文堂新光社
発行日:2017年7月1日
定価:2,500円(税別)
サイズ:四六判、376ページ

生活者そして知識人としてのデザイナー12年間のクロニクル。
長年にわたりブックデザイナーとして活動し、デザイン、写真、映像についての批評でも知られる著者が、2005年から2016年までの12年間にわたって日常や社会の諸相に巡らせた思索の軌跡。『at』『atプラス』『市民の意見』『十勝毎日新聞』という三つの媒体に寄稿した連載エッセイと読書アンケートを中心に収録する。経済や情報のグローバル化を背景に、人々の価値観や公共性の枠組みが大きく変容していった時期に書かれたこれらのエッセイは、出版にかかわるデザイナーならではの同時代批評であり、デザインについて語らないデザイン論でもある。市場経済のデザイン言語から離れ、私たちの足下から立ち上がる思考の地平。



2017/07/31(月)(artscape編集部)

カタログ&ブックス|2017年7月

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展覧会カタログ、アートにまつわる近刊書籍をアートスケープ編集部が紹介します。

Drawing Tube vol.01 Archive


著者:華雪、鈴木ヒラク、髙橋憲人
翻訳:金井哲夫
発行:Drawing Tube
発行日:2017年7月14日
定価:2,500円(税別)
サイズ:27.2cm×40.6cm、80ページ

2016年9月に“山形ビエンナーレ”にて行われた、ドローイングの領域を拡張し続けるアーティスト 鈴木ヒラクと、日本を代表する全身詩 人 吉増剛造のセッション、あるいは交信の記録。神宮巨樹による記録写真に加え、気鋭の書家 華雪によるテキスト「ことばがうまれる間 際」、サウンドスケープ研究者の髙橋憲人と鈴木ヒラクの電話対談をバイリンガルで収録。 ドローイングの実験室“Drawing Tube”による初の出版物。


建築の条件──「建築」なきあとの建築


著者:坂牛卓
発行:LIXIL出版
発行日:2017年6月
定価:2,300円(税別)
サイズ:A5判、288ページ

建築はいつの時代も「建築家」と「クライアント」と「社会」の関係のうえに成り立ちますが、21世紀の建築は特に「社会」の比重が大きいと言われます。建築は社会がつくる。
建築は、応答せざるをえない他者からの直接的な要求だけではなく、間接的あるいは無意識的なレベルの条件に規定されていると坂牛は考え、現在に至る歴史を、人間に内在する問題系──「男女性」「視覚性」「主体性」「倫理性」──と、人間に外在する問題系──「消費性」「階級性」「グローバリゼーション」「アート」「ソーシャル」──から成る9つのテーマについて分析的に思考します。
また、社会的枠組み(ハビトゥス)をどのように「違反」して次の建築を生み出すか、建築家・坂本一成氏との対談も収録しています。


ISOTYPE[アイソタイプ]


著者:オットー・ノイラート
監訳:永原康史
発行:ビー・エヌ・エヌ新社
発行日:2017年6月23日
定価:3,200円(税別)
サイズ:四六判、320ページ

事象と意味をつなぐ視覚化(=絵文字化)のシステム、ISOTYPE[アイソタイプ]。開発者であるオットー・ノイラートの多面的な活動とともに、あらゆる分野におけるビジュアル・コミュニケーションの発展に影響を与え、インフォグラフィックスのはしりとしてデザイン史に名を残すも、その志を著した出版物がこれまで邦訳されることはなかった。大戦の狭間、移民やナショナリズムを背景とし、国際化社会に向けた絵による教育・掲示の体系化と普及に勤しんだノイラート。彼が夢見た、国家を超える〈普遍的〉世界において、“個人のために”科学が、デザインが、果たすべき役割とは何であったのか。80年の時を経て、今なお問われているグローバリズムの課題、取り組まれているユニバーサルなコミュニケーションツールに通じる、その基礎的で壮大な取り組みに光を当てる。


All about Saul Leiter ソール・ライターのすべて


著者:ソール・ライター
発行:青幻舎
発行日:2017年5月16日
定価:2,500円(税別)
サイズ:A5判、312ページ

映画「急がない人生で見つけた13のこと」で話題を呼んだソール・ライター。我々日本人を引きつけてやまない、人生観、情緒的表現、浮世絵の影響を感じされる構図、色彩など、その深遠なる魅力の謎に迫る。初期のストリートフォトから広告写真、プライベートヌード、ペインティングなど約200点とともに、アトリエ写真、愛用品などの資料も収録。


T_ADS TEXTS 02 もがく建築家、理論を考える


著者:東京大学建築学専攻 Advanced Design Studies
発行:東京大学出版会
発行日:2017年6月
定価:1,500円(税別)
サイズ:新書判、304ページ

ふたつの東京オリンピックのはざまで、時代の大きなうねりのなか形作られた現代日本建築の多様性を「理論」「技術」「都市」「人間」という四相から見直すシリーズの第1弾、「理論編」。日本を代表する建築家自身による作品解説とインタビューによる現代日本建築入門。

2017/07/14(金)(artscape編集部)

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カタログ&ブックス|2017年6月

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展覧会カタログ、アートにまつわる近刊書籍をアートスケープ編集部が紹介します。

彫刻の問題


著者:白川昌生、金井直、小田原のどか
翻訳:ペンギン翻訳
発行:トポフィル
発行日:2017年3月7日
定価:2,200円(税別)
サイズ:21.5×13cm、172ページ

爆心地・長崎から彫刻を問う──
長崎市の原爆落下中心地に建てられたモニュメントに焦点を当て、その意味を問い直す「彫刻の問題」展が2016年秋、開催されました。本書は、同展の企画者、金井直と、出品作家の白川昌生、小田原のどかによる公共彫刻の問題点に焦点を当てた論考を収録。彫刻との関わりがとくに深い、爆心地・長崎から、戦後日本の彫刻を再検証するための論集です。



マイクロシェルター──自分で作れる快適な小屋、ツリーハウス、トレーラーハウス


著者:Derek Diedricksen
翻訳:金井哲夫
発行:オライリージャパン
発行日:2017年5月26日
定価:2,600円(税別)
サイズ:A5判変形、260ページ

狭小建築プロジェクトは、材料も少なくて済み(捨てられた材料の再利用も可能)、失敗にも寛容という特徴を持っています。本書『マイクロシェルター』は、これまで机上に乗る作品を作ってきた読者を「自分の居場所を自分で作る」という、まったく新しい世界へと誘う書籍です。実際に生活できる小さな家(タイニーハウス)、世の中のわずらわしいことから逃れるための一時的な隠れ家、ツリーハウス、移動式の家(トレーラーハウス)など、狭いスペースを有効に使うための驚くようなアイデアが盛り込まれた50を超えるプロジェクトをフルカラーで紹介し、読者の想像力と独立心を刺激します。狭小建築に最適な工具の選び方や低コストの部屋の飾り方など、実践的な情報も紹介しています。



アルスエレクトロニカの挑戦──なぜオーストリアの地方都市で行われるアートフェスティバルに、世界中から人々が集まるのか


著者:鷲尾和彦
発行:学芸出版社
発行日:2017年5月1日
定価:2,000円(税別)
サイズ:18.8×12.8cm、256ページ

人口20万人の町リンツは、市民を巻き込みながら最先端のメディアアート・フェスティバルや国際コンペを開催、教育拠点のミュージアムや産業創出拠点のラボを設立、衰退した工業都市を創造都市へ変貌させた。市民を主体に約40年をかけた町のイノベーションに、都市政策・ブランディングに必要なクリエイティブメソッドを学ぶ。



ライアン・ガンダー──この翼は飛ぶためのものではない
ライアン・ガンダーによる所蔵作品展─かつてない素晴らしい物語


著者:Ryan Gander、中西博之
発行:国立国際美術館
発行日:2017年4月
サイズ:24.5×18cm、140ページ

国立国際美術館で開催している展覧会「ライアン・ガンダー─この翼は飛ぶためのものではない」展および「ライアン・ガンダーによる所蔵作品展─かつてない素晴らしい物語」のカタログ。ライアン・ガンダーのテキストと本展を企画した学芸員、中西博之氏の論考を収録。


六本木開館10周年記念展 神の宝の玉手箱


編集:佐々木康之、柴橋大典、安河内幸絵(サントリー美術館)
発行:サントリー美術館
発行日:2017年5月31日
定価:2,408円(税別)
サイズ:A4判変型、196ページ

六本木開館10周年記念展 第二弾『神の宝の玉手箱』。本展は修理後初公開となる国宝《浮線綾螺鈿蒔絵手箱》を基点に現存する手箱の名品と関連作品を集め、手箱の神宝としての姿を中心にご紹介します。
本図録は、全展示作品のカラー図版と解説を掲載しており、巻頭には修理後の《浮線綾螺鈿蒔絵手箱》の全方向から撮影した画像を掲載しています。

[書籍紹介より]



U‐35 Under 35 Architects exhibition──35歳以下の若手建築家による建築の展覧会


著者:齋藤隆太郎、酒井亮憲、千種成顕、野中あつみ+三谷裕樹、前嶋章太郎、三井嶺、安田智紀ほか
発行:アートアンドアーキテクトフェスタ
発行日:2017年6月1日
定価:926円(税別)
サイズ:A5判、130ページ

「Under 35 Architects exhibition 2017 OPERATION BOOK──35歳以下の若手建築家による建築の展覧会」の図録。 2017年の公募審査には、五十嵐太郎氏が選考。各建築家のプロジェクト紹介のほか、五十嵐淳氏へのインタビューを収録。


超絶記録!西山夘三のすまい採集帖


企画:LIXILギャラリー企画委員会
デザイン:祖父江慎+鯉沼恵一(cozfish)
発行:LIXIL出版
発行日:2017年6月15日
定価:1,800円(税別)
サイズ:A4判変型、112ページ

建築学者・建築家の西山夘三(うぞう)(1911-1994)は、すまいを科学的に研究したパイオニアであり、「食寝分離論」の提言者、そして戦後のDK型間取りの生みの親である。1940〜60年代に実施した住宅の徹底調査は日本のすまいが劇的に変化した時期の記録だ。入念なフィールドワークで採集した膨大な調査票、図版や写真類からは、夘三が漫画家志望だったことや驚異的な記録魔であったことが手に取るように分かる。その夘三らしさを存分にフューチャーした西山すまい学が本書である。夘三が採集した町家、国民住宅、電車住宅など当時のすまい26項目や、自らを実験台にした西山家のすまい方の変遷を夘三の図版満載・絵解き式で展開する。漫画作品や極小文字で綴られた日記帳など夘三の多才さにも触れる一冊。

出版社サイトより]


HAPS事業報告書 2016年度


企画・編集:HAPS実行委員会事務局
発行:東山アーティスツ・プレイスメント・サービス実行委員会(HAPSx
発行日:2017年3月31日
定価:非売品
サイズ:A4判、36ページ

東山アーティスツ・プレイスメント・サービス実行委員会(HAPS)の2016年度の活動報告書。森美術館チーフ・キュレーターの片岡真実氏、京都芸術センター館長の建畠晢氏、HAPS実行委員長の遠藤水城氏による鼎談「HAPSの働きとこれからの京都アートシーン」を収録。


岐阜美術館 アートまるケットレポート 2015→2016


監修:日比野克彦
発行:岐阜県美術館
定価:非売品
サイズ:A5判、76ページ

岐阜美術館の館長、日比野克彦氏のディレクションにより2015年に開始した「アートまるケット」の報告記録。


トーキョーワンダーサイト アニュアル2016


発行:公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都現代美術館 育成支援課
発行日:2017年6月1日
定価:非売品
サイズ:A5判、168ページ

東京を拠点に、公募展、レジデンス事業、若手クリエーターの発掘事業などを手がけるトーキョーワンダーサイト。本書はその2016年度の活動記録集。1年間に行なわれた全事業の詳細や参加アーティストのプロフィール、公募展の審査員レビューのほか、青木真莉子、山田健二、児玉北斗のアーティスト・インタビューを収録。

2017/06/14(木)(artscape編集部)

カタログ&ブックス|2017年5月

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展覧会カタログ、アートにまつわる近刊書籍をアートスケープ編集部が紹介します。

いかに戦争は描かれたか


著者:大谷省吾、林洋子、河田明久、木下直之
編集:村田真
デザイン:BARBARA DARLINg
出版社:BankART1929
発行日:2017年4月26日
定価:1,200円(税別)
サイズ:A5判、224ページ

本書は、2015年にBankARTスクールで開かれた連続講座「戦争と美術」の講義内容をまとめたものです。「戦争画とはなにか」にはじまり、藤田嗣治の戦争画、明治以降の日本における戦争表象の変遷、モニュメントやスペクタクルの視点から見た戦争など、第2次大戦の戦争画に限らず多角的に「戦争の表象」に迫ります。

[広報資料より]



ムンタダス アジアン・プロトコル ラウンドテーブル記録集


編集:関ひろ子、NASPLE&ASAKURA(浅倉協子)、大久保玲子
発行:アーツ千代田3331
発行日:2016年12月
定価:非売品
サイズ:B5判変形、112ページ

3331 Arts Chiyodaではスペイン人アーティスト、アントニ・ムンタダスをアーティスト・イン・レジデンス・プログラムに招聘し、その成果として日本における20年ぶりの個展「Muntadas展 Asian Protocols」を2016年3月に開催しました。本書は関連プログラム「ラウンドテーブル」全3回の記録集。日本・中国・韓国をめぐる3つのテーマについて多彩な識者たちが斬新な視点を提供します。

YCAM YEARBOOK 2017-18


発行:山口情報芸術センター[YCAM]
発行日:2017年4月
定価:非売品
サイズ:B5判、128ページ

本書は、YCAMの多岐に渡る活動をご紹介するとともに、YCAMがある山口県の観光地・宿泊・飲食店の情報をご案内するものです。
巻頭には女優・橋本愛さんと行くYCAMガイドが掲載されているほか、ゲストとYCAMのスタッフとの対談、専門家による2016年度事業のレポートなど盛りだくさんの128ページです。



科学者の網膜 身体をめぐる映像技術論


著者:増田展大
出版社:青弓社
発行日:2017年3月31日
定価:4,600円(税別)
サイズ:A5判、338ページ

19世紀末から20世紀初頭のフランスで、名もなき人々の身体を測定するために写真を中心とする映像技術を駆使した5人の科学者たち。彼らの荒唐無稽にも見える映像実践から、多様な映像環境に組み込まれた私たちの感性の変容をも照らし出す視覚文化論の成果。

出版社サイトより]



無くならない──アートとデザインの間


著者:佐藤直樹
出版社:晶文社
発行日:2017年4月
定価:2,500円(税別)
サイズ:四六判、336ページ

人気アートディレクター・佐藤直樹が語る、これからの芸術!?
佐藤さんはコンピュータを使ったデザインの黎明期に、『WIRED』日本版などを手掛け、20年以上一線で活躍してきた。しかし、ある日突然、木炭画を描き始めた。絵を描くのが止まらなくて、その絵はなんと100メートルに! デザインするのをやめてしまうの? というわけではなさそうだけれど、いったん立ち止まって、アートやデザインについて考えてみました。

出版社サイトより]



加藤アキラ[孤高のブリコルール]


著者:加藤アキラ
出版社:現代企画室
発行日:2017年4月
定価:2,000円(税別)
サイズ:B5判、134ページ

加藤アキラは、1960年代に前橋を舞台に活動した「群馬NOMOグループ」のアーティストとして活躍しました。加藤は、身の回りで廃棄されていく日用品や自然の素材を寄せ集め、それらに僅かな細工を施す[ブリコラージュ]によって作品へと昇華させます。リノベーションやオーバーホールなどかつての物を再生させ、新たな価値観を付与することが求められる時代、日常に埋もれて行く産業製品などに息吹を与える加藤の作品は、多くの示唆に富んでいます。
2017年3月、群馬を代表する現代美術家のひとりとして加藤アキラの活動を総覧する初の展覧会が開かれ、本書はその展覧会図録として制作されました。

出版社サイトより]



2017/05/12(金)(artscape編集部)

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