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artscapeレビュー

artscape編集部のレビュー

カタログ&ブックス│2010年02月

展覧会カタログ、アートにまつわる近刊書籍をアートスケープ編集部が紹介します。

荷風と明治の都市景観

著者:南明日香
発行日:2009年12月30日
発行:三省堂
価格:2,800円(税別)
サイズ:B5判

赤レンガが嫌いだったという、永井荷風の都市景観に対する考えをたどった一冊。何がよい建築とするのか、そしてどのようにして美しく都市を形成していくのか。それを明治という東京の原点となる時代から考えることができる。


WINDSWEPT WOMEN:老少女劇団

著者:やなぎみわ
発行日:2009年11月01日
発行:青幻社
価格:2,940円(税込)
サイズ:A4判

2009年ヴェネチア・ビエンナーレ日本館出品作家に選出され、いま日本で最も注目されるアーティスト、やなぎみわ。本書ではヴェネチア・ビエンナーレでの内側を解説。撮影風景や、写真の額の作りや、搬入設営など細かな部分にも焦点を当てる。


乾隆帝の幻玉──老北京骨董異聞

著者:劉一達
翻訳:多田麻美
発行日:2010年01月25日
発行:中央公論新社
価格:3,360円
サイズ:B5判

北京の旧市街地を縦横に走る横町、「胡同」を歩いていると、その昔ながらの風景や人々の今の暮らしぶりが目に入ってくる。そこでかつて繰り広げられていた物語を生き生きと想像しようとすると、意外と手掛かりは少ない。本書では、かつての胡同の文化、北京っ子たちの暮らしぶり、そこで生まれた豊かなドラマにもう一度触れることができる。作者である劉一達氏が、膨大な数の人々を丁寧にインタビューし、実に豊かなディテールを表現している。


レベッカ・ホルン

著者:東京都現代美術館
発行日:2009年11月
発行:中央公論新社
価格:2,800円
サイズ:B5判

2009年10月31日(土)から2010年2月14日(日)まで東京都現代美術館で行なわれていたレベッカ・ホルン展のカタログ。日本での初の個展ということで、28歳で参加した「ドクメンタ5」の初期の作品から、最新作まで映像・絵画・彫刻・インスタレーションを含む主要作品約130点を紹介。

2010/02/15(artscape編集部)

カタログ&ブックス│2010年1月

展覧会カタログ、アートにまつわる近刊書籍をアートスケープ編集部が紹介します。

杉本博司 今児島──アート・建築・拾集

発行日:2009年11月27日
発行:大原美術館
価格:1,500円(税込)
サイズ:A5判

2009年4月25日から5月17日まで大原美術館で行なわれた「杉本博司 今児島──アート・建築・収集」展のカタログ。この展覧会では杉本博司の写真は勿論、自身の制作の思想の基となる拾い集めた物の展示を行なっている。カタログではそれらを杉本氏自身の撮影とキャプションで構成されていて、作品の内面性を感じることが出来る。


世界の、アーティスト・イン・レジデンスから

発行日:2009年12月
発行:ビー・エヌ・エヌ新社
価格:3,990円(税込)
サイズ:185×265mm
制作・デザイン:サムワンズガーデン

世界中から集まったクリエイターたちが制作や発表を行なう活動、アーティスト・イン・レジデンス。通称「AIR」。この本ではカタログのように、アーティストやAIRの活動紹介を行なっている。巻末には厳選された520件のAIRの連絡先が掲載されている。


THE JOY OF PORTRAITS/Keizo Kitajima

解説:倉石信乃
発行日:2009年
発行:RAT HOLE GALLERY & BOOKS
価格:21,000円(税込)
サイズ:220×285mm

2009年5月22日から7月5日までラットホールギャラリーにて開催された、北島敬三個展「PORTRAITS」を記念し発売された写真集。第1巻には1992年にはじめられ現在もつづくポートレートシリーズ「Portraits」が、第2巻には、「Tokyo 1979」「NewYork 1981-1982」「U.S.S.R. 1991」などが収められている。全2巻ケース入り、限定1,500部。


Any:建築と哲学をめぐるセッション 1991-2008

発行日:2010年1月30日
編集:磯崎新+浅田彰
発行:鹿島出版会
価格:3,150円(税込)
サイズ:A5判

20世紀最後の10年に開催された建築と哲学をめぐる国際会議Any Conference──日本語版議事録のみに収録された全討議を集成。磯崎新、浅田彰、柄谷行人による2008年の討議を新たに収録、建築─批評─哲学が直面する現在的課題に迫る[本書帯より]。


ビルディングの終わり、アーキテクチュアの始まり 10 years after Any

発行日:2010年1月30日
著者:磯崎新+浅田彰
発行:鹿島出版会
価格:3,150円(税込)
サイズ:A5判

本書に収録された磯崎新、浅田彰によるテキストは、1991年から2000年まで世界の諸都市で開催された、建築と哲学を討議する《Any Confernce》のために共同で執筆されたものである。巻頭に、現在の建築状況を解読する磯崎新の書き下ろし論考を収録[本書帯より]。

(artscape編集部)

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カタログ&ブックス│2009年12月

展覧会カタログ、アートにまつわる近刊書籍をアートスケープ編集部が紹介します。

木村伊兵衛とアンリ・カルティエ=ブレッソン

発行日:2009年
発行:東京都写真美術館
サイズ:B5変形

2009年11月28日から2月7日まで東京都写真美術館にて開催されている『木村伊兵衛とアンリ・カルティエ=ブレッソン 東洋と西洋のまなざし』展カタログ。同時代に生きた世界的な写真家が東洋的視点と西洋的視点を持ってそれぞれの写真表現を掲載。同じライカの視点を通した共通の表現が感じられる。


東京ゼンリツセンガン

著者:荒木経惟
発行日:2009年10月1日
発行:ワイズ出版
価格:3,990円(税込)
サイズ:A5判

『東京旅日記』『東京夏物語』『乳房、花なり』『今年』『東京エロス』『東京緊縛』『エローマ・モノクローマ』『空』『東京恋愛』アラーキー写真集シリーズの第10弾!! ガンから生還したアラーキーの目に写る東京風景とは!![ワイズ出版サイトより]


INAX BOOKLET 糸あやつりの万華鏡 結城座375年の人形芝居 A Kaleidoscope on Strings 375 Years of Edo Marionette Theatre YUKIZA

取材・撮影協力:江戸糸あやつり人形 結城座
発行日:2009年12月15日
発行:INAX出版
価格:1,575円(税込)
サイズ:約21×21cm

INAXギャラリーにおける「糸あやつりの万華鏡 結城座375年の人形芝居」展にあわせ刊行されたブックレット。七代目市川染五郎と唐十郎が「結城座考」を、演劇評論家の大笹吉雄が論考を執筆。


デザインの小さな哲学

著者:ヴィレム・フルッサー
訳者:瀧本雅志
発行日:2009年12月25日
発行:鹿島出版会
価格:2,520円(税込)
サイズ:B5判

デザイナーのみならず、今後の文化の行方を問う者にとって必読のデザイン論。稀代のメディア・コミュニケーション論者にして、哲学的エッセイの名手が、designという語の意味や、デザイナー倫理から、デザインと神、東洋と西洋のデザイン観、傘やタイプライターや潜水艦、都市計画までを縦横に論じた。あらゆる領域でデザインが注目されるいま、デザインとは何であり、何でありうるか? 小さな一冊に、感性や思考への触発スイッチが多数仕掛けられた刺激的良書の待望の邦訳。[本書背表紙より]


超域 文化科学紀要 第14号 2009

編集委員:内野儀、高橋宗五、佐藤光、徳盛誠、渡邊日日
発行日:2009年11月30日
発行:東京大学大学院総合文化研究科 超域文化科学専攻
サイズ:約25×16cm

東京大学大学院総合文化研究科超域文化科学専攻の発行する、毎年一回刊行の査読付研究雑誌。

2009/12/15(artscape編集部)

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カタログ&ブックス│2009年11月

展覧会カタログ、アートにまつわる近刊書籍をアートスケープ編集部が紹介します。

DEEP IMAGES──映像は生きるために必要か

発行日:2009年11月16日
発行:フィルムア─ト社
価格:1,890円(税込)
サイズ:B5判変

CREAM ヨコハマ国際映像祭の公式カタログ。映像が氾濫し、単に鑑賞することだけでなく、大衆が映像を利用する側へと変わりつつある現代で、表面的に捉えるのではなく、より深い意味での映像を再構築するため、映像作家や、さまざまな地域の気鋭の論考を紹介。


Studies in Organic Kengo Kuma & Associates

著者:隈研吾建築都市設計事務所
ブックデザイン:中島秀樹 発行日:2009年10月
発行:TOTO出版
価格:1,680円(税込)
サイズ:B6

GALLERY間での展覧会に合わせて出版された書籍。隈研吾の最新プロジェクトからコンペ案、初期の代表作まで36作品を「有機的」という観点から編集されている。


日本写真集史 1956-1986

著者:金子隆一、アイヴァン・ヴァルタニアン、和田京子
発行日:2009年10月
発行:赤々舎
価格:3,990円(税込)
サイズ:A4

60年代から70年代にかけての写真黄金期につくられた歴史的に重要な写真集から、希少本や私家版など含め、多種多様な60作に及ぶ写真集を、写真誌の研究者でもあり、写真コレクターでもある金子隆一が紹介。いまではほとんど見ることが不可能な写真集の画像やそれに関するエピソ─ドも掲載されている。


YCAM WORKSHOPS

発行日:2009年
発行:山口情報芸術センター
企画協力:江渡浩一郎/クワクボリョウタ/産業技術総合研究所/dNA(bouble Nagative Architecture)/鳴川肇
サイズ:約18x18cm

山口情報芸術センターでの展覧会の関連企画や教育的な観点から行なわれたワークショップのカタログ。合計6冊のカラフルな冊子で構成され、それぞれにワークショップの構想、会場構成、ワークショップ修了の分析やコメントなどがまとめられている。

(artscape編集部)

カタログ&ブックス│2009年10月

展覧会カタログ、アートにまつわる近刊書籍をアートスケープ編集部が紹介します。

マーティン・クリード

発行日:2009月7月
発行:広島市現代美術館
価格:1,800円(税込)
サイズ:A4変形

2009年5月23日から7月20日まで広島市現代美術館で行なわれた「マーティン・グリード」展カタログ。ターナー賞を受賞した際に展示された作品《作品番号227:ライトが点いたり消えたり》や今回の国際巡回展のために作曲された《作品番号955》など、マーティン・クリードのさまざまなメディアを使った表現を掲載。


shelter×survival

発行日:2008年
発行:広島市現代美術館
価格:2,000円(税込)
サイズ:B5

2008年2月16日から4月13日まで広島市現代美術館で行なわれた「シェルター×サバイバル」展カタログ。国籍やジャンルの違うデザイナーやアーティストたちが「シェルター」「サバイバル」というキーワードを通してもうひとつの家、生き方を表現する。カタログ自体も作品によって紙を変えるなど、不揃いのデザインとなっており、作品とカタログが融合したような一冊。


透明ランナーは走りつづける

発行日:2009年
発行:広島市現代美術館
価格:1,500円(税込)
サイズ:B5

2009年8月1日から9月27日まで広島市現代美術館で行なわれた小沢剛「透明ランナーは走りつづける」展のカタログ。展示された初期の作品から新作までを掲載。その他、食材を用いて銃を作成したのち、それを料理し、その土地の人々と食す「ベジタブル・ウェポン」シリーズの料理ブックや、作者と関係を築いてきた人々の質問に答えるなど、作品以外のページ充実。


アトリエ・ワン 空間の響き

著者:アトリエ・ワン(塚本由晴+貝島桃代)
発行日:2009年10月10日
発行:INAX出版
価格:1,890円(税込)
サイズ:A5

1992年の設立以来、建築はもとより、都市リサーチ、フィールド・ワーク、ワークショップ、展覧会、教育などのさまざまな場面で創造の手法を展開してきたアトリエ・ワン。かれらはそうした横断的取り組みによって豊かなヴォキャブラリーと思考を紡ぎ出し、建築・都市を捉え、実践するためのフレームを培ってきた。本書では、そのようなフレームの根底にある思考やそこから生まれる仮説を拾い集める。いきいきとした空間をつくりあげるための、アトリエ・ワンの思考のスクラップ・ブック。[INAX出版サイトより]


20XXの建築原理へ

著者:伊東豊雄+藤本壮介+平田晃久+佐藤淳
発行日:2009年9月30日
発行:INAX出版
価格:2,205円(税込)
サイズ:A5変形

「建築のちから」は伊東豊雄、山本理顕、藤森照信がそれぞれ1冊ずつ監修を担当する、計3冊のシリーズ。日本建築界のトップランナーである3人が、それぞれが注目する若手建築家と対話すること、架空のプロジェクトをつくることから、建築の問題や状況をあきらかにしながら、この先の可能性を考えていく。シリーズ第2弾となる本書では、伊東豊雄が選んだ若手建築家と構造家、藤本壮介、平田晃久、佐藤淳が、東京都心部の青山病院跡地に、住宅、オフィス、商業等の混在した施設を構想するという架空のプロジェクトを追う。そのプロセスで浮かび上がる都市と建築をめぐる課題に3人はどう答えていくのか。また伊東はそれをどのようにナビゲーションをしてゆくのか。カラー頁で青山病院跡地プロジェクト・プレゼンテーションを展開し、山本理顕、藤森照信も参加した講評会と座談会も収録。若手建築家たちは何を考え、どこへ向かうのか。そして、建築家たちが提案する東京再開発モデルの理想像と、21世紀の新しい建築原理とは。[INAX出版サイトより]


肉体の叛乱──舞踏1968/存在のセミオロジー

発行日:2009年3月31日
発行:慶應義塾大学
価格:1,000円(税込)
サイズ:B5変型

2008年7月12日から25日まで慶應義塾大学アート・センターでアート・アーカイブ資料展として行なわれた、土方巽の展覧会カタログ。展示では1968年に行なわれた舞踏公演『土方巽と日本人〜肉体の叛乱』をクローズアップしており、本書には公演に関する資料が収められており、それに沿って肉体の叛乱をめぐる考察や解説を掲載。

(artscape編集部)

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