2018年09月15日号
次回10月1日更新予定

artscapeレビュー

artscape編集部のレビュー/プレビュー

カタログ&ブックス│2018年9月

展覧会カタログ、アートにまつわる近刊書籍をアートスケープ編集部が紹介します。

※hontoサイトで販売中の書籍は、紹介文末尾の[hontoウェブサイト]からhontoへリンクされます

富士屋ホテルの営繕さん─建築の守り人─

著者:山口由美、吉田鋼市
写真:白石ちえこ
編集:石黒知子+成相明子
発行:LIXIL出版
発行日:2018年9月
定価:1,800円(税抜)
サイズ:A4判変型、ソフトカバー、72ページ
ブックデザイン:川名潤

富士屋ホテルは、明治11年日本初の本格的リゾートホテルとして箱根に開業した。建築道楽だった歴代社長のアイデアと大工による和洋混交の独特な建物群で構成され、平成9年には文化財に指定された。この老舗ホテルには、「営繕さん」と親しみをもって呼ばれるスタッフが在任し、建築物の営造や修繕を行っている。最近では稀有な例であるため、知る人は少ないが、富士屋ホテルが今日もなお創業当時の趣を残している理由の一つは裏方である営繕さんの仕事にある。 本書は、2018年4月から改修のため2年間休業になった機会をねらい、富士屋ホテルの異色を放つ建築としての見どころを、ホテルの裏側となる営繕の仕事とともに紹介する。

闇の日本美術

著者:山本聡美
発行:筑摩書房
発行日:2018年9月5日
定価:880円(税抜)
サイズ:新書判、ソフトカバー、224ページ

こ、怖い…。思わず目を背けたくなる死、鬼、地獄、怪異、病、など闇が描かれた中世日本絵画の数々。その背景にある思想を数十点の図版とともに解説する。
日本の古代・中世絵画には苦しみ、恐れ、悲しみ、嫉妬、絶望など、世界の暗部をのぞき込むような主題が散見される。本書では絵巻や掛幅画に描かれた闇について、仏教思想や身体観、歴史的事件などを手がかりに「地獄」「鬼と怪異」「病」「死」「断罪」「悲しき女」の各テーマに分けて、よみといていく。日本人は生老病死をどうとらえ、どう描いてきたのか。暗闇からの日本美術入門。

ならず者たちのギャラリー
誰が「名画」をつくりだしたのか?

著者:フィリップ・フック
翻訳:中山ゆかり
発行:フィルムアート社
発行日:2018年8月25日
定価:3,000円(税抜)
サイズ:A5版、ソフトカバー、512ページ

サザビーズの競売人(オークショニア)が案内する、美術史と美術品の価値に影響を与えた魅力的な画商列伝。数量でははかることが難しく、美や質や稀少性といった概念によって左右される美術品の価値。画商が売りこんでいるもの、それは漠然とした、はかり知れない、だが無限の値打ちをもったもの。すなわち芸術家の天賦の才能である。

waterscape

著者:三澤遥
発行:エクスナレッジ
発行日:2018年9月
定価:2,300円(税込)
サイズ:26×20.8cm、ソフトカバー、144ページ

デリケートな構造物と水中の生き物が、絶妙なバランスで成り立っている「waterscape」。新進気鋭のデザイナー、三澤遥氏によって作り出されたこの作品は、不思議な仕掛けと、その中で泳ぐ生き物が織り成す未知の水中景観を生み出し、見る者に新鮮な驚きをもたらします。
水の中の温室。浮く島、沈む島。空気の綿毛……いわゆる「水槽」とは一味違うこれら全14作品の世界を、隅々まで堪能できる美しく緻密な写真で紹介。作品が完成形に至るまでの試行錯誤や、丹念に解説された設計プロセスも掲載。作品をより深く理解して、新たな可能性に満ちている水中作品に没頭できます。

MAM Documents 003
現代美術館は、新しい「学び」の場となり得るか? エデュケーションからラーニングへ

編集:内田伸一、(以下、森美術館)白木栄世、高島澄佳、熊倉晴子
デザイン:森大志郎+小池俊起
企画・発行:森美術館
発行日:2018年5月31日
定価:1,667円(税抜)
サイズ:A5判、ソフトカバー、392ページ

2017年2月に森美術館が開催した国際シンポジウムとさまざまなラーニング・プログラムを実施した「ラーニング・ウィーク」の記録集。国内外の専門家、アーティストが集い、議論を行いました。

丸善ジュンク堂書店 美術書カタログ2018
defrag2

企画・発行:株式会社丸善ジュンク堂書店
収録タイトル数:290
協力出版社数:99社
選書した書店員の人数:55店舗86名
配布開始日:2018年6月1日
定価:無料(全国の丸善ジュンク堂書店店頭で配布中/なくなり次第配布終了)
サイズ:A5判、ソフトカバー、80ページ

2018年6月1日より美術書カタログ「defrag2」を全国の丸善ジュンク堂書店の店舗(文具専門店を除く)にて無料配布いたします。この「defrag」は“書店員が本気で選んだ美術書カタログ”として2013年に刊行・無料配布され、美術やアートにかかわる多くの方に手に取っていただきました。この度、およそ5年ぶりに「defrag2」として、全国の丸善ジュンク堂書店の書店員86名が選んだ290タイトルを収録し刊行いたしました。




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2018/09/15(artscape編集部)

カタログ&ブックス│2018年8月

展覧会カタログ、アートにまつわる近刊書籍をアートスケープ編集部が紹介します。

ソーシャリー・エンゲイジド・アートの系譜・理論・実践
──芸術の社会的転回をめぐって

編集:アート&ソサイエティ研究センター SEA研究会
執筆:トム・フィンケルパール、カリィ・コンテ、グラント・ケスター、星野太、高山明、藤井光、ジャスティン・ジェスティ、アート&ソサイエティ研究センター SEA研究会[工藤安代/清水裕子/秋葉美知子]
発行:フィルムアート社
発行日:2018年7月26日
定価:2,600円(税抜)
サイズ:A5判、ソフトカバー、292ページ
装幀:小沼宏之(Gibbon)

「社会を動かすアート」は可能か?
対話、参加、協働、コミュニティの芸術実践としてのソーシャリー・エンゲイジド・アート──その系譜、〈社会的転回〉をめぐる理論と実践の諸問題、そして可能性を探る。
社会そして特定の人々に深く関わりながら、何らかの変革を生み出すことを志向するさまざまな芸術行為であるソーシャリー・エンゲイジド・アート(SEA)。それは一朝一夕に出現したものではない。SEAをかたちづくってきた歴史的背景や、近年ますます活発となった批評と議論、アーティストが独自のアプローチで取り組む実践を概観できる先駆的アンソロジー。

SD選書270
時のかたち 事物の歴史をめぐって

著者:ジョージ・クブラー
翻訳:中谷礼仁、田中伸幸
翻訳協力:加藤哲弘
発行:鹿島出版会
発行日:2018年8月3日
定価:2,400円(税抜)
サイズ:18.6×13cm、ソフトカバー、220ページ

芸術史のコペルニクス的転回。事物に従って生み出される、事物による事物の歴史。人のつくったすべての事物を芸術として扱うことで出現する単線的でも連続的でもなく、持続する様々な時のかたち。先史以前/以後の区分を廃棄。革命的書物、宿願の初邦訳。──岡﨑乾二郎

生誕100年「いわさきちひろ、絵描きです。」図録

企画・構成:成相肇(東京ステーションギャラリー)、上島史子(ちひろ美術館)
編集:成相肇、ちひろ美術館、日本経済新聞社 文化事業部
発行:日本経済新聞社
発行日:2018年7月13日
定価:2,130円(税抜)
サイズ:B5判、ソフトカバー、232ページ
デザイン:前田景

2018年、いわさきちひろ(1918-1974)は生誕100年を迎えます。にじむ色彩で描かれた子どもたち、花々、そして大きく空けられた余白。 絵本、挿絵、カレンダーなど様々なメディアを通じて、その絵は日本国中の隅々にまで浸透し、没後40年を超えてなお膨らみ続ける人気は今や世界に広がりつつあります。
一方で、その作品に関しては、「子ども、花、平和」などのモティーフ、あるいは「かわいい、やさしい、やわらかい」といった印象ばかりが注目されやすいようです。「いわさきちひろ、絵描きです。」──のちの伴侶と出会った際に自己紹介したちひろの言葉をタイトルに掲げる本展は、「絵描き」としてのちひろの技術や作品の背景を振り返る展覧会です。ちひろはどのような文化的座標に位置し、どのような技術を作品に凝らしたのか。新出の資料も交えた約200点の展示品を通じて作品の細部に迫り、童画家としてのちひろのイメージの刷新を挑みます。

「BENTO おべんとう展──食べる・集う・つながるデザイン」図録

編集・執筆・インタビュー:上条桂子、米津いつか、熊谷香寿美、稲庭彩和子
発行:東京都美術館
発行日:2018年7月20日(いただきます編)、2018年12月末(ごちそうさま編)
定価:1,667円(税抜/2冊セット+2冊をまとめるスリーブ付き)
サイズ:A5版、ソフトカバー、126ページ(いただきます編)

東京都美術館で開催中の「BENTO おべんとう展──食べる・集う・つながるデザイン」図録。
「1冊目の「いただきます編」には、最初の展示室で見られるユニークなお弁当箱の数々が掲載されています。この写真は《あゆみ食堂のお弁当》の写真を撮影した写真家の平野太呂さんによって新しく撮りおろされたものです。また、今回の展覧会に出品しているアーティストの方々のインタビューが収録されており、それぞれの「おべんとう」にまつわる考えや作品の背景がわかります。
2冊目の「ごちそうさま編」には、展示の様子やインスタレーション風景を収録する予定です。参加型の作品については展覧会会期中の変化の様子や、関連プログラムの実施の様子も含め編集し、皆様のお手元には2冊をまとめるスリーブと共に12月末にお届けできる予定です」。

[引用部分:展覧会ウェブサイトより]
過疎化する島を一変させた 「現代アートの挑戦」全記録 直島誕生

著者:秋元雄史
発行:ディスカヴァー・トゥエンティワン
発行日:2018年7月12日
定価:1,600円(税抜)
サイズ:四六判、ソフトカバー、400ページ

「僕は地面に杭を打ち込むように、吹けば飛ぶ芸術からどうやっても動かない聖地をつくろうとした。」“現代アートの聖地”はなぜ、どのようにして生まれたのか? 仕掛け人が明かす圧巻のドキュメンタリー

眼がスクリーンになるとき
ゼロから読むドゥルーズ『シネマ』

著者:福尾匠
発行:フィルムアート社
発行日:2018年7月25日
定価:2,200円(税抜)
サイズ:四六判、並製、304ページ
ブックデザイン:熊谷篤史 カバーイラスト:五月女哲平

ついに、『シネマ』がわかる! 思想界に颯爽と現れた26歳の新鋭、衝撃のデビュー作! 「たんに見る」ことの難しさと創造性をめぐって書かれた画期的なドゥルーズ『シネマ』入門。本書は、「見る」ことと「読む」ことの復権を同時に実現する。

生命に学ぶ建築

編集:一般社団法人 日本建築学会
編集協力:高木伸哉+山道雄太(フリックスタジオ)
発行:建築資料研究社
発行日:2018年7月30日
定価:2,800円(税込)
サイズ:A5判、ソフトカバー、208ページ
デザイン:岡本健+遠藤勇人(okamoto tsuyoshi+)

情報システム技術を含む諸技術および情報そのものを用いた、持続可能なサスティナブルな建築および施設デザインの在り方を探求する目的で設置された、情報システム技術委員会サスティナブル情報デザイン小委員会による研究成果をまとめた一冊。今後の建築の課題を持続可能性と見定め、環境の制御から環境への適応を説き、そのモデルを生命活動の仕組みに求める。また、この観点から「生命的」な建築事例を多数紹介する。

2018/08/15(artscape編集部)

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カタログ&ブックス│2018年7月

展覧会カタログ、アートにまつわる近刊書籍をアートスケープ編集部が紹介します。

会田誠展「GROUND NO PLAN」図録

制作・発行:公益財団法人 大林財団
編集:柴田直美
発行日:2018年7月
定価:非売品
サイズ:B5判、ソフトカバー、48ページ
デザイン:加藤賢策(LABORATORIES)

2018年2月に東京・青山通りの特設会場で開催された会田誠氏による個展「GROUND NO PLAN」の図録。本展は「都市のヴィジョン」というテーマのもと、会田氏による都市論や都市開発プランが示され、建築・都市論の専門家の間などでも大きな話題を呼んだ。その図録である本書では豊富な会場の記録写真とともに、作家のプレゼンテーションの模様を採録したテキストを収録。

関連記事

ビル地下に出現した「原っぱ」──会田誠展「GROUND NO PLAN」(2018年03月15日号フォーカス)| 村田真

彫刻1:空白の時代、戦時の彫刻/この国の彫刻のはじまりへ

著者:小田原のどか、平瀬礼太、田中修二、千葉慶、金子一夫、迫内祐司、髙橋幸次、青木野枝、椎名則明、白川昌生、金井直、小谷元彦、山田亮太
制作・発行:トポフィル
編集:小田原のどか
発行日:2018年6月30日
定価:2,700円(税抜)
サイズ:四六判、ハードカバー、544ページ

彫刻とは何か?── 「空白の時代、戦時の彫刻」と「この国の彫刻のはじまりへ」の2つの特集を柱に、8本の書き下ろし論考、2人の彫刻家へのインタビュー、鼎談、詩を収録。 この国が孤立主義と軍国主義に落ちこんでいった時代と併走し、国家権力の流れを映し出した「彫刻」に光を当てる。 彫刻をめぐる叢書「彫刻 SCULPTURE」創刊号(次刊は2019年夏、刊行予定)。

関連記事

彫刻を見よ——公共空間の女性裸体像をめぐって(2018年04月15日号フォーカス)| 小田原のどか

インスタグラムと現代視覚文化論 レフ・マノヴィッチのカルチュラル・アナリティクスをめぐって

著者:レフ・マノヴィッチ
共訳・編著:久保田晃弘、きりとりめでる
発行:ビー・エヌ・エヌ新社
発行日:2018年6月26日
定価:3,500円(税抜)
サイズ:A5判、ソフトカバー、376ページ
収録論文:レフ・マノヴィッチ、甲斐義明、芝尾幸一郎、筒井淳也、永田康祐、ばるぼら、前川修、増田展大
図書設計・組版:杉山峻輔、桑田亜由子

現代の文化において大きな影響力を持ちつつも、これまでは写真論の対象としてほとんど語られてこなかったインスタグラム。『ニューメディアの言語』を著し話題を呼んだメディア理論家のレフ・マノヴィッチは、2012年から2015年にかけてインスタグラムにアップロードされた約1500万枚もの画像をデータ分析にかけることで、新しい写真論を築き上げました。

ブラジル先住民の椅子

著者:中沢新一、樋田豊次郎
発行:美術出版社
発行日:2018年7月20日
定価:2,223円(税抜)
サイズ:16×22cm、168ページ

東京都庭園美術館開催の「ブラジル先住民の椅子」展図録を書籍化! (中略)
日本初公開! 先住民の『椅子』だけに絞ったコレクション
ベイ・コレクションは、ブラジル先住民の椅子のみに特化した、世界最大規模のコレクションといえます。2018年現在、27民族渡る、350点を超える数の椅子のコレクションを所有。本展は、ブラジル国外で公開される初めての機会となります。メイナクの人びと手がけた動物を象った椅子を中心に、選りすぐった17民族からなる椅子コレクションをご紹介します。

[引用部分:Amazonより]
中崎透×札幌×スキー「シュプールを追いかけて」記録集

編集:中崎透
発行:札幌国際芸術祭実行委員会、札幌市
発行日:2018年2月20日
定価:1,852円(税抜)
サイズ:B5判、ソフトカバー、132ページ
デザイン:乗田菜々美

札幌国際芸術祭2017にて開催された現代美術作家・中崎透の展覧会「シュプールを追いかけて」の記録集。
「中崎は、冬や雪を楽しむ北国の生活、都市の発展とオリンピックとの関係、 札幌におけるスキーの歴史の一側面に着目しました。
展覧会では、スキーや雪山、1972年の札幌オリンピック冬季大会にまつわる展示物、リサーチにより集めたスキー板をはじめとした冬の道具を、直線の展示空間を生かし、年代を追って並べつつ、それにまつわる関係者へのインタビューを掲示することで、その道具や作品の年代にあった生活や人、時代を想起させます。生活する上でやっかいな雪と共存し、冬と常に向き合いながら成長をしてきた札幌という都市が持つ人間の工夫や遊び心の軌跡を、雪景色に刻まれたシュプールをたどるように体験できる空間を創出します」。

[引用部分:展覧会詳細ページより]
菅 木志雄 広げられた自空 l 分けられた指空性

編集・発行:小山登美夫ギャラリー
発行日:2018年5月25日
定価:4,167円(税込)
サイズ:A4変形、ドイツ装、136ページ(うち、カラー88ページ)、日英バイリンガル
寄稿:片岡真実(森美術館チーフキュレーター)
デザイン:加藤賢策、大井香苗(LABORATORIES)

『菅 木志雄 広げられた自空 l 分けられた指空性』展覧会カタログを小山登美夫ギャラリーより刊行致します。本展の最新作、及び昨年2017年に開催した個展「分けられた指空性」の作品、展示風景画像を掲載。また本作品集の為に、森美術館チーフキュレーター片岡真実氏に寄稿頂きました。

感性は感動しない─美術の見方、批評の作法

著者:椹木野衣
発行:世界思想社
発行日:2018年7月31日
定価:1,700円(税抜)
サイズ:四六版、ソフトカバー、208ページ

子供の絵はなぜいいの?絵はどうやって見てどう評価すればいい?美術批評家・椹木野衣は、どのようにつくられ、どんなふうに仕事をして生きているのか?絵の見方と批評の作法を伝授し、批評の根となる人生を描く。著者初の書き下ろしエッセイ集。

2018/07/15(artscape編集部)

カタログ&ブックス│2018年6月

展覧会カタログ、アートにまつわる近刊書籍をアートスケープ編集部が紹介します。

Under 35 Architects exhibition 2018 OPERATION BOOK
35歳以下の若手建築家による建築の展覧会(2018)図録

発行:アートアンドアーキテクトフェスタ
発行日:2018年6月1日
定価:926円(税抜)
サイズ:A5判、ソフトカバー、164ページ
アートディレクション:平沼佐知子(平沼孝啓建築研究所)

今秋、うめきたシップホール(大阪)にて開催される「Under 35 Architects exhibition 35歳以下の若手建築家による建築の展覧会2018」の展覧会図録。
「これからの活躍が期待される 35歳以下の出展候補者を全国から募り、ひと世代上の建築家である「平田晃久」の厳正な審査を経て選出された建築作品の展覧会です。また、その出展作品の中から優秀な作品を選出し、Under 35 Architects exhibition 2018 Gold Medal賞 、Toyo Ito Prize(伊東賞)を授与します。本展は、これからの活躍が期待される若手建築家に発表の機会を与え、日本の建築の可能性を提示し、建築文化の今と未来を知る最高の舞台となるでしょう。」

[引用部分:展覧会ウェブサイトより]
YCAM BOOK

発行:山口情報芸術センター[YCAM]
発行日:2018年3月4日
定価:非売品(ウェブサイトより閲覧可能)
サイズ:A5判、ソフトカバー(紙製ケース入り)、48ページ
編集:桜井祐(TISSUE Inc.)+山口情報芸術センター[YCAM]
アートディレクション:大西隆介(direction Q)
イラストレーション:楢崎萌々恵

YCAMの活動を紹介する冊子「YCAM BOOK」が完成しました。この冊子は、YCAMの多岐に渡る活動をご紹介するものです。
冊子は、YCAMの概要を紹介する冊子と、2017年度ならびに2018年度の事業を紹介する冊子の2種類に分かれており、それらが組み合わされています。
編集は桜井祐さん+YCAM、アートディレクションは大西隆介さん、表紙などのイラストは楢崎萌々恵さんです。
僅かではありますが、館内で開催するイベントなどで配布する予定ですので、お見かけの際はぜひお手に取ってご覧ください。

シアターコモンズ・ラボ 2017-2018 レポートブック

発行:シアターコモンズ・ラボ事務局
発行日:2018年3月
定価:非売品(ウェブサイトよりPDFダウンロード可能)
サイズ:A5判、ソフトカバー、50ページ
執筆:シアターコモンズ・ラボ事務局(藤井さゆり、柴原聡子)、相馬千秋、濱野智史、小松理虔、カゲヤマ気象台、シアターコモンズ・ラボ参加者の皆さん(参加者の声)
編集:柴原聡子、藤井さゆり
アートディレクション&デザイン:加藤賢策(LABORATORIES)

2017年からスタートした新規人材育成事業「シアターコモンズ・ラボ─社会芸術アカデミー事業」。第1期(2017年度)のレポートブックが完成しました。1年間を通じて5つのラボとセミナーシリーズを開催、100名を超える受講者が演劇的発想を活用し、それぞれの問題意識をあらたな創作や企画に接続するワークショップに参加しました。その濃密な学びの時間を写真と文章で記録したレポートブック全50ページ。ぜひご覧ください。

ウェブサイトより]
トーキョーアーツアンドスペース アニュアル 2017

発行:公益財団法人東京都歴史文化財団東京都現代美術館トーキョーアーツアンドスペース事業課
発行日:2018年5月24日
定価:非売品(ウェブサイトよりPDFダウンロード可能)
サイズ:A5判、ソフトカバー、176ページ
編集:杉本勝彦、トーキョーアーツアンドスペース(伊藤まゆみ、市川亜木子、荻田果林、渡辺俊夫)
インタビュー:島貫泰介
表紙・インタビュー撮影:後藤武浩
デザイン:漆原悠一(tento)

トーキョーアーツアンドスペースの2017年度の活動をまとめた事業報告書。全国の美大や美術館のライブラリーなどでも閲覧可能。


HAPS事業報告書 2017年度

発行:東山 アーティスツ・プレイスメント・サービス(HAPS)実行委員会
発行日:2018年3月31日
サイズ:A4判、ソフトカバー、28ページ
編集:松永大地
デザイン:坂田佐武郎、桶川真由子
写真:成田舞、前谷開、松見拓也

京都在住の芸術家たちの居住・制作・発表を包括的に支援する、東山 アーティスツ・プレイスメント・サービス(HAPS)のアニュアルレポート。2017年度の活動報告だけでなく、HAPSの事業内容の詳細や支援アーティストの声なども紹介。


神戸スタディーズ#6「“KOBE”を語る GHQと神戸のまち」

制作・発行:デザイン・クリエイティブセンター神戸
発行日:2018年3月
定価:非売品(ウェブサイトより送料着払で送付申し込み可能/PDFダウンロード可能)
サイズ:B5判、ソフトカバー、48ページ
執筆・編集:村上しほり
アートディレクション:上田英司(シルシ)

「第二次世界大戦後の1945年9月からサンフランシスコ平和条約発効の1952年4月まで、GHQ(General Headquarters=連合国占領軍)に日本が占領されていたことをご存知ですか? 戦時下の神戸については、これまで長い時間をかけて少しずつ解明されてきました。しかし、戦後の神戸にGHQが駐留していたことや、その時期の暮らしに関する記憶は、十分には語り継がれておらず、いまだ知られていないことが多くあります。その主な理由は、神戸には当時の状況を記録した資料が限られてきたこと、そして、戦後の暮らしや“進駐軍”について語られる機会がなかったことにあるでしょう。」
神戸スタディーズ#6」として、デザイン・クリエイティブセンター神戸で行われたGHQ占領期の神戸のまちについてのレクチャーと、実際にそこに暮らした方々が語りあう公開ヒアリングのレポートブック。

[引用部分:発行元ウェブサイトより]
ARTEFACT 01 都市のカルチュラル・ナラティヴ/増上寺

発行:慶應義塾大学アート・センター
発行日:2018年3月12日
定価:無料(ウェブサイトより送料着払で送付申し込み可能/PDFダウンロード可能)
サイズ:B5判、86ページ
編集・企画:「都市のカルチュラル・ナラティヴ」プロジェクト(本間友、松谷芙美)
企画制作:Rhetorica(松本友也、太田知也、遠山啓一)
アートディレクション・デザイン:太田知也(Rhetorica)
協力:フランツ・ワクトメイスター(翻訳・アシスタント)、髙野明子(校閲)、田島遥(取材)

ARTEFACTは「都市のカルチュラル・ナラティヴ」のプロジェクト・マガジンです。
プロジェクトの活動を、レファレンスを追記した書き起こしやレポートなどによって記録するとともに、プロジェクトの活動に参加できなかった人でも、本誌を手にとることによって都市のカルチュラル・ナラティヴを知り、楽しむことができるような誌面作りを目指して、マガジンとしての企画記事も含めた構成をとっています。

海を渡ったニッポンの家具 豪華絢爛仰天手仕事 (LIXIL BOOKLET)

著者:菅靖子、門田園子、庄子晃子 発行:LIXIL出版
発行日:2018年6月20日
定価:1,800円(税抜)
サイズ:A4判変型、ソフトカバー、84ページ
写真:大西成明
アートディレクション:祖父江慎

明治時代、輸出用として作られた家具。欧州のジャポニスム流行の波に乗り、陶磁器や七宝、金工品などとともに日本の伝統的な美術工芸品の一つとしてもてはやされた。高度な手技と欧米向けにアレンジされた過剰な装飾でキッチュにも見えるデザインは、当時の輸出家具の特徴と言えよう。他の工芸品と比べ、国内に現存品が少ない中、本書では、珠玉の工芸家具を、寄木細工、芝山象嵌、青貝細工、彫刻家具、仙台箪笥の5つに分け、技法や背景、見どころと併せて紹介する。フォルムの面白さ、そして神業のような装飾などをたっぷりと堪能させてくれる写真家・大西成明による図版満載の一冊。

2018/06/15(artscape編集部)

カタログ&ブックス│2018年5月

展覧会カタログ、アートにまつわる近刊書籍をアートスケープ編集部が紹介します。

ローカルメディアの仕事術:人と地域をつなぐ8つのメソッド

編著者:影山裕樹
著者:幅允孝、山崎亮、多田智美、原田祐馬、原田一博、成田希、小松理虔
発行:学芸出版社
発行日:2018年4月27日
定価:2,000円(税抜)
サイズ:四六判、ソフトカバー、252ページ
装丁:UMA/design farm

地域に根付き、多様な人をつなぎながら、継続するための考え方とノウハウ。全体像からディテールまで1プロデュース2編集3チームづくり4デザイン5ウェブサイト運営6取材&インタビュー7文章の書き方8写真の撮り方を、エキスパート達が実例で解説する。初めてつくる人にも経験者にも、必ず気づきのある現場からの学び

アッセンブリッジ・ナゴヤ2017|ドキュメント

編集・発行:アッセンブリッジ・ナゴヤ実行委員会
発行日:2018年3月
定価:非売品(ウェブサイトより閲覧可能)
サイズ:A5判、ソフトカバー、96ページ
デザイン:中西要介、溝田尚子

たくさんの写真のほか、音楽企画については出演者と音楽プログラムディレクター・岩田彩子との対談を、アート企画については4つのレビューとディレクターエッセイも掲載。さまざまな視点からフェスティバルを振り返っています。
ドキュメントはウェブサイトの「アーカイブ」からご覧ください。

関連記事

2017年12月15日号キュレーターズノート「アッセンブリッジ・ナゴヤ 2017」(吉田有里)

KYOTOGRAPHIE 2018 Catalogue

発行:一般社団法人KYOTOGRAPHIE
発行日:2018年4月14日
定価:2,000円(税抜)
サイズ:A4判変形、ソフトカバー、184ページ
アートディレクション&デザイン:塩谷啓悟

京都で毎年春に開催され、今年で6年目を迎えた日本でも数少ない国際的な写真祭「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭」2018年度のカタログ。展示作家・作品を網羅的に紹介するだけでなく、京都の各所に点在する展示会場が持つ背景や、会場構成を務めたデザイナーのコメントなど、テキストも充実。

「トラベラー:まだ見ぬ地を踏むために」図録

発行:国立国際美術館
発行日:2018年1月21日
定価:2,500円(税抜)
サイズ:B5判変型、ソフトカバー、224+64ページ(2冊組)
デザイン:木村稔将

1977年に開館した国立国際美術館は40周年を迎えますが、これを記念する特別展を開催します。40組以上の国内外のアーティストにより、時間、歴史、記憶の中に集積されてきたものを多角的に切り取ることで私たちの社会の姿を浮かび上がらせるとともに、今後の美術館の可能性を探ります(※展覧会は終了済み)。


MATAZO meets creators

発行日:2018年4月11日
サイズ:A4判、ソフトカバー、72ページ
デザイン:中田卓志、鈴木カヨ(LUDWIGROOVER)

4月11日〜5月5日にEBiS303 イベントホール(東京・恵比寿)で開催されている「Re 又造 MATAZO KAYAMA」展(※展覧会は終了済み)において、デザイナー・写真家・詩人の3名のクリエイターによる、又造オマージュ作品の制作を「美術手帖」が企画。展覧会会場、公式ブック、特番「加山又造を巡る旅」(テレビ東京)にて連動した展開を行いました。今回、作品を制作したのは、デザイナー・井上嗣也、写真家・金川晋吾、詩人・水沢なおの3名。過去に会田誠や村上隆など多くの現代美術家に影響を与えてきた日本画家・加山又造を、別のジャンルのクリエイターがフォーカスすることで、どのように作品世界が広がるのか。展覧会会場と、公式ブック内で発表しました。


バベる!─自力でビルを建てる男

著者:岡啓輔
発行:筑摩書房
発行日:2018年4月18日
定価:2,200円(税抜)
サイズ:四六判、ソフトカバー、288ページ
ブックデザイン:佐藤亜沙美(サトウサンカイ)

2005年、着工。現在も建設中。200年もつコンクリートで、「蟻鱒鳶ル」をつくる男の意志と記録、そして未来。

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2018/05/15(artscape編集部)

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