毎月1日、15日号発行の美術館・アート情報をお伝えするWebマガジン(次回2月1日更新予定)

artscapeレビュー

建築に関するレビュー/プレビュー

妹島和世《すみだ北斎美術館》

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[東京都]

竣工:2016年

妹島和世による《すみだ北斎美術館》へ。子どもが遊ぶ公園の横という妹島的に理想的な立地に加え、反対側はむしろ高架や電柱電線を背景にしながらも、アルミ外装の建築が引き立つという興味深い環境である。浮世絵なので、さすがに展示室内は閉じた箱だが、それ以外は通り抜け、吹抜け、裂け目を設け、開放的な空間を生む。特に壁に食い込むガラスのスリットに光が溜まり、室内に鋭い影を落とすのが美しい。

2016/12/22(木)(五十嵐太郎)

「新しい建築の楽しさ2016」展

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会期:2016/11/08~2017/03/04

AGC studio 1階エントランスギャラリー[東京都]

バンバタカユキの会場デザインが軽やかに模型が宙に浮くような雰囲気、そして外の風景も混ざっていくような効果を巧みに生み出す。今回は6組の若手建築家が出品しているが、リノベーションの多さに時代を感じる。山岸綾によるあいちトリエンナーレ2016の豊橋会場、神本豊秋の品川ビル再生計画などである。

写真:上から、バンバタカユキの会場デザイン、山岸綾によるあいちトリエンナーレ2016の豊橋会場、神本豊秋の品川ビル再生計画

2016/12/21(水)(五十嵐太郎)

マギーズ東京

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[東京都]

オープンしたばかりのマギーズ東京へ。建築批評家のチャールズ・ジェンクスの妻ががんを体験したことから始まった精神ケアの施設で、建築にこだわり、ジェンクス、ザハ・ハディド、OMA、フランク・ゲーリー、黒川紀章らもイギリスでデザインを手がけたものが、日本で初登場した。阿部勤がコーディネイトした本館と、日建設計の勝矢武之らによる実験的な木造ギャラリーも新木場から移設して、連結させる。現場で知ったのだが、家らしさをもつマギーズ東京は豊洲市場の真向かいだった。なるほど、完成したこの巨大施設を使わないとしたら、究極のもったいない、である。TBSの豊洲新劇場は自業自得の感はあるが、もし風評被害でマギーズ東京の活動にも悪影響が出るなら、ひど過ぎる。

写真:左列=マギーズ東京 右列=豊洲市場

2016/12/18(日)(五十嵐太郎)

第2回南相馬ワークショップ

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会期:2016/12/16~2016/12/16

南相馬市集会所[宮城県]

塔と壁画のある集会所の南相馬の仮設住宅地にて、ワークショップを開催した。巨大な壁画を描いた彦坂尚嘉を迎え、その思いを語ってもらう。またあらかじめ住民に使い捨てカメラ「写ルンです」を配布し、暮らしの風景を撮影してもらい、糸崎公朗によるフォトモのワークショップを行なう。それぞれの風景が立体化され、住民の記憶に刻まれた。なお、ここはすでに前の週に自治組織の解散式を終えたが、まだ暮らす人は残り、建物は使われる。

2016/12/16(金)(五十嵐太郎)

中目黒高架下

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[東京都]

オープンして間もない中目黒高架下へ。駅を挟んで、新しいお店の連なりが住宅街まで延々と続く。ただ一番端になると、オフィスだったり、まだ空き物件で募集中だったから、これで完成ではなく、これからも成長するのだろう。かつてのガード下の飲み屋のイメージとはまるで違う、こじゃれた美味しい飲食店がいろいろと並び、多くの人が集まっていた。

2016/12/03(土)(五十嵐太郎)

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2017年01月15日号