キュレーターズノート

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「集団N39」展

[2009年12月01日号(伊藤匡)]

 岩手県花巻市の東和町では、今秋も「街かど美術館 アート@つちざわ」が開催されたが、今回のレポートでは、東和町の萬鉄五郎記念美術館で開催されている「集団N39」展をご紹介する。

Twist & Shout: Contemporary Art from Japan

[2009年12月01日号(能勢陽子)]

 11月のほぼ半分を展覧会準備のためバンコクで過ごし、そのほかにはほとんどなにも観ていないような状態なので、今回は学芸員レポートの拡大版として、バンコクでの展覧会の報告と初の海外展で考えたことなどについて書くことにする。

第4回福岡アジア美術トリエンナーレ/美術館をひろげる・ふかめる

[2009年11月15日号(山口洋三)]

 福岡の秋には、大小さまざまな現代美術関連の企画展やイベントが集中する。その核となったのは「第4回福岡アジア美術トリエンナーレ(FT4)」(福岡アジア美術館、2009年9月5日〜11月23日)だ。本来ならば2008年に行なわれるべきだった本...

ウィリアム・ケントリッジ──歩きながら歴史を考える/束芋:断面の世代/絵画の庭──ゼロ年代日本の地平から

[2009年11月15日号(植松由佳)]

 前回のレポートにも書いたが、今年はことのほか過ごしやすかった関西でも、大阪それも中之島エリアにおいては、現代美術に関係するイベントが目白押しで、文字通り暑い夏となった。やがて秋からそろそろ肌寒くもなり始めた11月をむかえ、すでに終了してし...

ベルギー・レポート Vol.2:S.M.A.K.でのキュレーション

[2009年11月01日号(鷲田めるろ)]

 ゲントにて、作家調査やゲント現代美術館(S.M.A.K.)の地域プロジェクトに関する調査★1と平行して、S.M.A.K.が主催する若手作家のグループ展「カミング・ピープル」のキュレーションを行なった。

風景に刻まれた記憶──マイケル・ケンナ写真展

[2009年11月01日号(鎌田享)]

 釧路市の北海道立釧路芸術館で、写真家マイケル・ケンナの作品展が開かれている。会場では、世界各地を巡って撮影した風景、日本に取材した作品、そして北海道を舞台にした2002年以降のシリーズ、あわせて130点余りが紹介されている。

アートイン木町プロジェクト『つなぐ』'09──山口盆地午前五時/「Moids 2.0 - acoustic emergence structure」展

[2009年10月15日号(阿部一直)]

 山口市で活動するNPO法人YICAが中心となって、市内にある木町ハウスにアーティスト・イン・レジデンスを行なった成果展示が、市内の菜香亭で行なわれた。YICAは、98年にNPOとしてスタートするが、その運営はその10年以上前から地道に行な...

チルドレンズ・アート・ミュージアムin大原美術館 コレクション/コネクション──福岡市美術館の30年 現代美術も楽勝よ。

[2009年10月15日号(坂本顕子)]

 九州でもようやく秋の足音が聞こえはじめたが、まだまだ夏の残り日のような強い日差しが続く。今年の夏休みは、各所で非常にレベルの高い、子どもや市民を巻き込むかたちでの教育プログラムを見ることができた。遅い夏休みの宿題として、印象深い3つの館の...

松島俊介《VOICE-PORTRAIT 〜self-introduction〜》/小泉明郎《僕の声はきっとあなたに届いている》

[2009年10月01日号(住友文彦)]

 最近、少しぞっとした経験をした。それは、自分がかつて行なったレクチャーのタイトルが手元のPCに残っていなかったので、もしかしたらネットに出ていないかと思って検索したところ、タイトルどころか動画まで残っていた。

相撲王国・十和田(青森)で出会う心技体の美──「SUMO AURA(相撲 オーラ)」展

[2009年10月01日号(日沼禎子)]

 日本の国技・相撲。青森県は数々の名力士を輩出してきた地域であり、そのなかでも十和田は大相撲の稽古が行なわれたり、また、世界一大きな屋外屋根付き相撲場を有し、高校・大学の選抜相撲全国大会が毎年開催されたりするなど、相撲の町とまでいわれている...

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