勉強したい人向け情報
藤さんからコメントバックが入った。ちょっと私信レス風になってしまうけど、「いや〜、藤さんも凄い。場所を変えながら、さまざまな切り口で日常を対象化し、そこにある違和感をすくい上げていく。脱帽。」(本当は、コメントのコメントバックすればいいのだろうけど、気分としては今日の冒頭のトピックス。嬉しいです。こんどたぶんあの日に行きます。でも、まだ未確定です)
確かに意識的につれづれながらも毎日書いている。その日に、なにを話題にすることになるのか自分でも、その瞬間まで分からない。「これかな」と思いついた時に知る。強いて言えば、自分にとっての予期せぬニュースとか、ハプニングが、ネタになるケースが多い。
例えて言えば、昨日の「本」の続きとか、遅れている「海洋堂のポスター」のこととかあるけど、どれも新鮮みに欠ける。
で、今日のネタは朝届いた郵便物の中にあった。どさっと届いた(この時点でネタにするつもりなら写真で押さえていたんだけどな)案内冊子があった。それを真面目に読んだらタメになった。案内パンフレットを読むだけでタメ(つまり情報を得ることができた)になったのだから、お金をはらいスクーリーングすれば、もっとタメになるんだろうなと単純に思うわけです。というわけでMADに関するお知らせ。
パンフレットの冒頭が“WHAT IS MAD?”となっているくらいだから、イッタイナンダ!?と未見であることを恥じる必要はまったくない。掻い摘んで言えば、NPO法人アーツイニシアティヴトウキョウ[AIT/エイト]が運営する、独自の講義と現場の議論を重視したコンテンポラリー・アートの新しい教育の場の総称。つまり、キュレーションについて学べるところ。2001年からスタートしていたことは知っていたけど、いまや充実の7つのコースを開講中らしい。ゼーマンの軌跡なんて講義あったりして。
ふ〜ん、こんな勉強ができるんだ〜、と感心。で、改めてスタッフのプロフィールを読む。コース・ディレクターのロジャー・マクドナルド。彼の記述中のウエッブログのURLに目がとまる。これが僕の得た情報。早速、アクセス。良いね〜。お気に入りに入れないと。
そして恥ずかしながら僕は、ハロルド・ゼーマン(Harald Szeeman)が亡くなったことを、今日、知った。伝説のキュレーターは2月18日死去、71歳だった。
写真は彼が第49回ヴェニス・ビエンナーレの総合コミッショナーを務めたときのもの。水戸芸術館逢坂芸術監督が日本館コミッショナーを務めた報告書「日本館記録集2001」DVDから。