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建築ビエンナーレ──新しい出発

[2010年02月01日号(太田佳代子)]

 ビエンナーレ、トリエンナーレと名のつく国際展は今、世界中に軽く100はあるらしい。そんななかにあって、建築版ビエンナーレは未だに地味な存在だ。2009年12月から2カ月にわたって開催された「深圳・香港 都市/建築ビエンナーレ」を通して、建...

アジアと建築ビエンナーレを考える

[2010年01月15日号(五十嵐太郎)]

 2010年は秋に第12回ヴェネツィア・ビエンナーレ建築展の開催が控えている。すでに総合ディレクターには妹島和世が就任しており、日本人初、そして女性初の起用として注目を集めている。筆者は今回、日本と台湾にてコミッショナーの審査員をつとめた。...

シグマー・ポルケ《グロスミュンスター大聖堂のステンドグラス》

[2010年01月15日号(木村浩之)]

 ボッティチェルリの「春」(1477)もニーチェによる神の死亡宣告(1885)も、精神生活・芸術と神を切離そうとする歴代の試みはどれも成功せず、それまでの長い歴史と同様に芸術と宗教は表裏一体の関係のままであり、芸術のなかで『神』は存在感を失...

死者を呼び出し、送り返すこと──シンポジウム「21世紀にボイスを召還せよ!」レポート

[2009年12月15日号(福住廉)]

 2009年11月15日、水戸芸術館コンサートホールATMで、国際シンポジウム「21世紀にボイスを召還せよ!」が開催された。同館現代美術ギャラリーで1月24日まで催されている「BEUYS IN JAPAN:ボイスがいた8日間」展の関連企画で...

Tokyo Art Directors Club Award 2009 2009ADC展 in ドイツ・フランクフルト

[2009年12月15日号(三好美恵子)]

 クリスマスの準備で賑わうドイツ・フランクフルト、マイン河畔の一角にあるフランクフルト市立応用芸術博物館で、11月26日から「Tokyo Art Directors Club Award 2009」が開催されている。この展覧会は、今年、夏か...

中国現代アートの歩みを総括

[2009年12月01日号(多田麻美)]

 今年の秋から初冬にかけての北京の現代アート・シーンには、どこか「総括」ムードが漂っていた。ひとまずここで一区切りつけ、もう一度仕切り直そう、といった雰囲気が伝わってきたのだ。798芸術工廠をはじめとする巨大芸術区が、じわじわと深みをます不...

「夢の時代」のデザイン

[2009年11月15日号(柏木博)]

 10月から11月にかけては、東京デザイナーズウィークなど、デザインに関する催し物が多く開催される。そうした催し物とはおそらく直接リンクしていないと思うのだが、東京オペラシティで「ヴェルナー・パントン展」が開催されている。

ハイブリッド・メディア、物質性、日常性

[2009年11月15日号(光岡寿郎)]

 1980年代以降、日進月歩で進むメディア・テクノロジーの発達は、私たちの日々の生活と映像の関係性を大きく変えてきた。展覧会を例にとれば、「現代の視覚芸術」をテーマとした展覧会が絵画と写真だけで構成されることには誰もが違和感を持つだろうし、...

NY芸術の秋の旬な展覧会

[2009年11月01日号(梁瀬薫)]

長い夏休みのあと、9月は学校もビジネスも一年の始月だ。不景気のなか、懸念されていた今シーズンのオープニングは予想以上に手ごたえのある画廊展が多かった。そんななかから、今秋注目の展覧会をいくつか紹介したい。

美術館のこれから──今秋以降のリニューアルについて

[2009年10月15日号(暮沢剛巳)]

 俗に「美術の秋」という。美術の制作や鑑賞は季節を問わず可能なはずなのに、なぜ秋が特権視されるのかは詳らかにはしないが、恐らく、暑い夏や寒い冬に比べて過ごしやすく制作にも鑑賞にも適しているとか、日展をはじめとする大型の団体展が秋に集中してい...

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