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ドバイは死なず
ミラノサローネに見るデザインの新しい動き
[2009年05月15日号(土田貴宏)]
今年の ミラノサローネ において際立っていたのは、有力家具ブランドの動向やインテリアのトレンドとは距離を置いて活動するデザイナーの個性豊かな表現だった。彼らの活躍は、デザインの新しい価値観を創出しつつある。
複数形の「ルーヴル」を描く試み
[2009年05月15日号(光岡寿郎)]
桜の季節はとうに過ぎてしまったけれども、新緑の季節を迎えた上野は依然として混雑している。その一因は、現在国立西洋美術館(東京・上野公園)で開かれている「 ルーヴル美術館展──17世紀ヨーロッパ絵画 」の影響かもしれない。日本では毎年のよう...
芸術とカネ──経済不況に立ち向かうアートフェア
MAC/VAL ヴァル=ド=マルヌ県現代美術館
[2009年05月01日号(ステファニー・エロー)]
2005年にオープンした、パリ郊外初の現代美術館「ヴァル=ド=マルヌ県現代美術館」。来館者担当部教育普及担当のステファニー・エロー氏に、美術館の展示や活動について紹介していただきました。
東京のアートフェアはどこへいく?
[2009年04月15日号(住吉智恵)]
世界的な経済不安のなか、東京で開催された大小2つのアートフェア。個々のギャラリーに話を聞いたわけではないし、売上の詳細も知らないので、これは個人的な印象に過ぎない。いずれの会場にも「どうなのいったいアートの行方は?」というシリアスさが隅々...
マレーシア発「KLDW 2009(クアラルンプール・デザイン・ウィーク)」
[2009年04月01日号(中西多香)]
マレーシアでは初のメガ・サイズの国際デザインイベントとなるKLDW。世界30カ国以上からデザイナーが集まり、コンファレンス、エキジビションなどに参加した。マレーシアのクリエイティブ・シーンの現在形と、これからの姿が、イベントを通して見えてく...
東京国立博物館 金子啓明氏に聞く:「国宝 阿修羅展」──古代彫刻から見る天平文化
[2009年03月15日号(倉方俊輔)]
2009年3月31日より興福寺創建1300年記念「国宝 阿修羅展」が開幕する。開催にさきがけ、本展のみどころやねらい、会場構成のコンセプトなどを東京国立博物館特任研究員/興福寺国宝館長 金子啓明氏に伺った。
2009 AICA USA AWARD ──国際美術評論家連盟米国 AICAアート・アワードにみるアメリカのアート・シーンが迎える転機
「北」を背負った写真家
[2009年02月15日号(小原真史)]
青森県立美術館で開催中の 小島一郎展 には「北を撮る」という副題が付されている。本展は青森を主な被写体とし、39歳で夭逝した写真家の大規模な回顧展である。タイトルにある「北」がどの地点からのものであり、それがなにを意味していたのかというこ...