2021年10月15日号
次回11月1日更新予定

キュレーターズノート

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所蔵品展からの問いかけ──コレクションと展示のジェンダーバランスを問い直す

[2021年07月15日号(正路佐知子)]

2021年3月に発行した 『福岡市美術館研究紀要』第9号 に、「美術館とフェミニズム──福岡市美術館の現状について」と題した文章を寄せた。フェミニズム美術史の功績を紹介し、そのうえで現在までの福岡市美術館におけるジェンダーバランスを、職員構...

風間サチコ作品が俯瞰する2010年代──現在進行形のディストピアでできること

[2021年07月15日号(町村悠香)]

「Tokyo Contemporary Art Award 2019-2021受賞記念展」は、東京都とトーキョーアーツアンドスペース(TOKAS)が主催する現代美術の賞「Tokyo Contemporary Art Award(TCAA )...

他者に開かれた浸透性──「ボイス+パレルモ」におけるパレルモ

[2021年07月01日号(能勢陽子)]

豊田市美術館には、2点のパレルモの作品がある。黒く塗られたものと鏡面による二つの小さな逆三角形と、白い布が縫い合わされた作品 [図1・左] である。強く存在を主張するわけではなく、とてもささやかなのに、二つの三角形は場に焦点を与えて緊張感を...

小さな循環と生命のエネルギー ──三原聡一郎《土をつくる》

[2021年07月01日号(勝冶真美)]

コロナ下での生活も一年を超え、天気予報以上に感染者数や死亡者数のニュースが流れる日常に、良くも悪くも慣れつつある自覚がある。どこからかやってくる死が日常の中に少しずつ入り込んでくるこの感覚は、私たちの何かを鈍感にし、どこかを知覚過敏にしてい...

個と公の狭間での実践と、終わらない問い──展示と本を通して見せる「村上慧 移住を生活する」

[2021年06月15日号(野中祐美子)]

2020年10月17日から2021年3月7日まで、金沢21世紀美術館において展覧会「 村上慧 移住を生活する 」を開催した。村上にとっては過去最大規模の個展であり、「移住を生活する」を大々的に紹介した初めての機会でもあった。 展覧会タイトル...

マイクロなアート活動とゆるやかなネットワーク、そして鳥取県立美術館のオープンに向けて

[2021年06月15日号(赤井あずみ)]

今号から「キュレーターズノート」の執筆陣に加わっていただく鳥取県立博物館の赤井あずみ氏は、学芸員としての勤務のほか、 「HOSPITALE PROJECT」 というレジデンスやギャラリーなどのインディペンデントな活動もされている。2025年...

「Swing! Swing!! 大島よしふみ彫刻展」──50年の軌跡をたどる

[2021年06月01日号(橘美貴)]

この春、彫刻家・大島よしふみの個展「 Swing! Swing!! 大島よしふみ彫刻展 」が高松市塩江美術館で開催された。 大島は1954年香川県生まれの彫刻家で、県内では駅前などに彼の彫刻作品が設置され、日常風景の一部になっているところも...

護るべきもの、手段としての秩序──「野口哲哉展─THIS IS NOT A SAMURAI」、「ホー・ツーニェン ヴォイス・オブ・ヴォイド─虚無の声」

[2021年06月01日号(会田大也)]

山口市内で見ることができる2つの展覧会についてのレポートをお送りする。「野口哲哉展—THIS IS NOT A SAMURAI」(山口県立美術館)と、「ホー・ツーニェン ヴォイス・オブ・ヴォイド—虚無の声」(山口情報芸術センター[YCAM]...

「富野由悠季の世界」展を終えて──青森会場担当学芸員の問わず語り

[2021年05月15日号(工藤健志)]

2015年11月1日、六本木ヒルズクラブで千載一遇のチャンスを得て、福岡市美術館の山口洋三さんとともに初対面の富野監督にいきなり「展覧会やらせてください!」と直談判し、その場では断られたものの、その後しつこく何度も企画書を送り続け、根負けし...

移動や輸送のない、2都市間のレジデンス/未来への鑑賞者に向けてアーカイブを残す

[2021年04月15日号(吉田有里)]

港まちではこれまで数多くのアーティストが滞在し、まちとの関わりをもって制作や発表を行なってきた。新型コロナウイルス感染症により人々の往来が困難となった状況下で、新たなプロジェクトとして、アーティストとのオンラインによる共同制作がスタートした...

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