2022年07月01日号
次回7月15日更新予定

キュレーターズノート

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「コレクション」を考える(3)──個人コレクションの「再パッケージ」化

[2022年04月15日号(志田康宏)]

ミュージアムは個人コレクターからコレクションをまとめて譲り受けることも少なくないが、広い展示室を持つ大型館では、よほどの作品数がない限り個人のコレクターとそのコレクションを顕彰する展示を行なうことには困難が伴う。広い展示室をまるまる埋めるほ...

美術館は道を育てられるのか?──「Chim↑Pom展:ハッピースプリング」と「ルール?展」

[2022年04月01日号(田中みゆき)]

一度つくったら終わりではなく、常に変化する動的な展覧会はどのように可能なのか。その実現には企画及び運営においてどのようなことが必要なのか。「ルール?展」での試行錯誤と反省を経て、展覧会だから可能なことを再考している最中に「Chim&uarr...

2つの民衆版画運動と戦争の傷跡、平和運動──「彫刻刀が刻む戦後日本展」出品作から

[2022年04月01日号(町村悠香)]

2月末にウクライナで戦闘が始まり、世界情勢が大きく変わるただなかにあるいま、筆者は現在「彫刻刀が刻む戦後日本 2つの民衆版画運動展 工場で、田んぼで、教室で みんな、かつては版画家だった」を準備している。この展覧会では、戦後日本で展開した2...

故郷での展示から始まる新たな探求──塔本シスコ展 シスコ・パラダイス かかずにはいられない! 人生絵日記

[2022年04月01日号(坂本顕子)]

世田谷美術館で昨年秋に立ち上がり、今年2月5日から当館でスタートした 塔本シスコ展 も、間もなく4月10日で会期が終了し、岐阜県美術館、滋賀県立美術館へと巡回する。熊本はシスコの生まれ故郷であることから、会期中も地元を中心にさまざまな情報が...

また会いましょう、どこかも知らず、いつかもわからないけれど──とある学芸員のよしなしごと

[2022年03月15日号(工藤健志)]

この10年あまり、パンデミックや災害を契機に刻々と社会が変わっていくなかで、美術館や美術展も例外ではなく変化を迫られてきた。そのたびに本連載で、展覧会を企画していくことを通しての葛藤や喜びなど、さまざまな思いの丈をその都度綴ってくださってい...

家族と芸術、社会の「合流点」──佐々木健「合流点」

[2022年03月01日号(能勢陽子)]

家は、よほど近しい間柄でない限り、家族以外の者には閉ざされた空間である。しかし、佐々木健が祖母の家で自閉症の兄を主題に開催した「 合流点 」では、門扉を開けて玄関を上がると、家族のなか、そして芸術のなかに封じ込められていたはずの「閉ざされ」...

田部光子をひとりの美術家として語り直すために──田部光子展「希望を捨てるわけにはいかない」

[2022年03月01日号(正路佐知子)]

福岡市美術館では現在、福岡拠点の美術家・田部光子(1933年生まれ)の初期から現在までの作品と活動を紹介する展覧会、 田部光子展「希望を捨てるわけにはいかない」 を開催している(2022年3月21日まで)。 開幕以降、さまざまな反応・反響が...

10年目を終える今、災害伝承展示のあり方を考える

[2022年03月01日号(山内宏泰)]

東日本大震災発生10年、そして11年目を迎えようとする被災地、宮城県気仙沼市。2013年4月に公開が開始されたリアス・アーク美術館常設展示『東日本大震災の記録と津波の災害史』の続編ともいえる特別展「東日本大震災発生10年特別企画『あの時、現...

「コレクション」を考える(2)──「私的コレクション」を「公立美術館」にすること

[2022年02月15日号(志田康宏)]

「コレクション」は変化するものである。内容や規模の変化はもちろんだが、所有者の変移などにより、コレクションの性質そのものが変化することもある。今回は「私的な個人コレクション」がほぼそのまま「公立美術館」になった栃木県内の美術館を紹介し、コレ...

「コロナ禍によって失われつつある大切なことをアートは甦らせてくれる」か?──奥能登国際芸術祭2020+

[2022年02月15日号(赤井あずみ)]

新型コロナウイルスの蔓延による大きな変化のうちのひとつに、移動の制限があることはいうまでもない。一年の暦を展覧会スケジュールで刻んでいる者たちにとっては、この2年間は針を失った時計のような曖昧な時間を過ごしたのではないだろうか。第2波、第3...

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