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第5回福岡アジア美術トリエンナーレ2014

2014年12月15日号

会期:2014/09/06~2014/11/30

福岡アジア美術館全館、周辺地域[福岡県]

福岡アジア美術トリエンナーレ2014を見る。紹介するアーティストのエリアを特化したことと、5回継続してきた厚みを感じる内容だった。全体としては、純粋な視覚系よりも、社会と関係する作品が多い。日本の現代美術やサブカルチャーが、アジアに影響を与えている作品も少なくないように感じた。また今年から始めた特別部門「モンゴル画の新時代」が想像以上に興味深い。これが、この10年の動向なら、確かに大きな変化である。


左: ルー・ヤン《子宮戦士》  右:ガンボルディン・ゲレルフー《欲望》(モンゴル画)

2014/11/24(月)(五十嵐太郎)

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